操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体は「いろんな治療法のいいとこ取り」ではない。

先のフォーラムで、半蔵賢人が「操体概論」で「いいとこ取り」という話を出した。

 

★半蔵氏のは「橋本敬三先生の、自然法則のいいとこ取り」のことだ。

 

また、先日ある人が「操体はいろんな治療法のいいとこ取り」と言っていたことを思い出した。

 

ちなみに「当事者」つまり、操体実践者が「操体って、自然法則のいいとこ取りなんですよ」という場合と、

操体をちょっと知ってるような人」が「操体って、いろんな治療法のいいとこ取りですよね」という場合、

 

★当事者(操体の専門家)に向かっては、いささか失礼ではないかと思う。

 

これは師匠も「全くだ」と言っていたが、操体のことをよく解っていないし、例えば「整体と操体のちがい」なども知らないのだろうと思う。

 

 

いいとこ取り、ということを考えると、

例えば「歯の数と食べ物の種類」というのも、橋本敬三オリジナルではない。また、80歳を過ぎるまで、橋本敬三先生は色々なことを試されていたのも事実であるが、

 

  • 「からだの動きは8つしかない」
  • 「ボディの歪みを正すことによって症状疾患を二次的に改善する」
  • 「きもちのよさで良くなる」
  • 「動かして感覚を確認する」

というのは、操体独自のものである。

 

また、80歳を越えてからは「やはり自分のやっていたことは間違っていなかった」と、「操体臨床オンリー」になるのである。

 

★三浦先生が若い頃など、橋本敬三先生は、例えば子どものおねしょなどには、骨盤の矯正(すごい音がしたらしい)もしていたそうだが、臨床家が、経験や時を経るに従って、やることが洗練されてくるのは当然のことだ。

 

「いいとこ取り」というのは、自然法則のいいとこ取り」なのである。

 

「いろんな治療法のいいとこ取り」というのとは、違う。

 

例えば、我々は「操体は、操体」として接しており、「○○操体」という言い方はしていない。それは「様々な分析法はあるが、操体操体である」という認識だから。

 

さて「○○操体」というのは何故生まれるのか?

 

それは「操体だけ(主に第一分析)では効果が出ない」場合、あるいは「○○操体」という名称でオリジナリティをうたっているのだろう。

 

私の知っている人でも「野口整体操体をミックス」という人がいるが、そもそも野口整体操体は、セオリーが違う。ミックスすると齟齬が発生する。

ここでは何故「ミックスすると齟齬」が生じるのかは書かないが、知りたい人は私のベーシック講習にでも来て下されば、お伝えする。

 

私は野口晴哉師を尊敬しているので、敢えて野口整体には首を突っ込まないのである。昭和時代は、整体協会から紹介された患者さんを、橋本敬三先生が見たという話も聞いた。これは私のクライアントの体験だ。昭和の時代はそんなこともあったのだ。

 

また、先日も書いたが、「色々な操体を体験したい」という人がいた。

色々な操体、というのは「操体だけでは効果があがらないので、何か別の手技療法を取り入れている」ことだ。

 

「色々な操体」(操体だけでは成り立たないので何かをプラスしている場合)をショッピングするよりも、

 

「本当に操体専門」でやっているところで、ホンモノを受けて頂きたいと思う。

 

再度書くけれど、美術品や芸術などは「最初にホンモノ」を見て体験することだ。
そうしないと審美眼やセンスは磨かれない。

 

最初からバチモンに接していると、どれがホンモノでどれがニセモノかわからなくなってくる。それは、美術に限らない。

 

そして「楽」をいくら集めても「快」にはならない。言葉だけで「きもちよさ」と言っても、感覚が伴わない「きもちよさ」はニセモノだ。

 

これは本当に最近痛感するのだが「操体のやり方」だけ習って、橋本敬三という名前を知らないとか「般若身経」を知らないという人もいる。

 

そして色々聞いてみると、習ったのは、それこそ「操体の中のいいとこ取り」で、とても薄っぺらいのである。

 

しかし、世の中とは不思議なもので「ホンモノ」を目の前にしているのに、安易さや価格で「ニセモノ」に走るケースもある。

 

これは致し方ないが、このブログを読んでいるあなたには、チャンスはある。

 

 

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最近の読書と芸術鑑賞。

さて、4月末から5月二週くらいまで、非常にバタバタしておりました。

その間に読んだ本とか芸術鑑賞をご報告しましょう。

 

 

 

般若心経―テクスト・思想・文化

般若心経―テクスト・思想・文化

 

 このあたりは思いっきり「仏教塾」のテキストです。

 

 

日本仏教史―思想史としてのアプローチ (新潮文庫)

日本仏教史―思想史としてのアプローチ (新潮文庫)

 

 これもそうです。

 

 そして、とても解りやすかったのがこれ。Kindle版で移動中に読んでいました。

日本の仏教の変遷や、上座部と大乗の違いがよくわかります。

 

一冊でまるごとわかる日本の13大仏教 (だいわ文庫)

一冊でまるごとわかる日本の13大仏教 (だいわ文庫)

 

 出ました!「まるごとわかる」的なヤツ。で、これもわかりやすいです。なによりもKindleで移動中に本を抱えて歩かなくても読めるという幸せ。宗派ごとの違いなども一層理解が深まります。

 

そして、行ってきました。

sesson2017.jp

 

フォーラム実行委員の「香」(こう)さんの実家の近く(三春)で晩年を過ごした絵師です。確かに「奇想天外」。

 

www.mucha2017.jp

 

そして、大好きなミュシャ。今回は、初公開の「スラブ叙情詩」(とても大きい)が目玉です。とにかく離れて観ないと。また、スラブの歴史をもっと勉強しておけばよかったなと思いました。すごい迫力です。「ヒヤシンス姫」などの名作も出ていました。

 

raku2016-17.jp

 

とにかく、これだけの規模で「茶碗」を観たのは初めてです。
樂家の代々の作品を一度に観ることができる素晴らしい展示でした。

お茶碗のネーミングなども愉しめました。

 

treasures2017.jp

 

★これは「見とけ!」という感じです。

始祖鳥の完璧近い化石には釘付け。

また「呪いのサファイア」とか古代エジプトの猫のミイラとか(猫は神様扱いされていたのです)。

凄いのは、始祖鳥、魚竜(魚竜とイルカの泳ぎ方の違いなどもわかります)、ドードーなどの動きを再現したCGが凄すぎ。

 

また、この博物館は、私が大好きなパディントン(今度パート2をやるらしい)の舞台になったところなんですな。

(ガチャポンでパディントンのバッジを買いました)

 

そして、私は「音声ガイド」が大好きなんですが、この展示の音声ガイドは、山田孝之。”It's my pleasure."ならぬ "It's my treasure." という台詞が決まってます。

(どうしても「鴨川ホルモー」とか缶コーヒー)

 

これは見て下さい!

 

映画『帝一の國』公式サイト

 

そして「帝一の國」。これはまさかの面白さ!若いイケメン君達に、目の保養です。。「銀魂」の実写版も観てしまいそうです(笑)。

 

www.momat.go.jp

そして、動物をモチーフにした工芸展。

猫モノが多くて素敵でした。

 

 

というわけで、駆け足で鑑賞したわけですが、まだあります。

 

それはまたあとで。

 

 

「どの操法を選べばいいのか?」

先日(本来、第2分析は操体法東京研究会以外では学べないハズなのですが、それはさておき)、あるところで操体を勉強なさった方が

 

「第2分析ではどの操法を選べばいいのか」という質問をなさいました。

 

この質問を分解してみましょう。

 

まず「どの操法」という言い方ですが、これ、正確には「どの動診を選べばいいのか」ということです。

第2分析においては「きもちのよさがききわけられたら」そこからが「操法」なので、第2分析で「操法」に入ったら「きもちのよさに委ね味わう」ことになりますから、タコ踊りしようがブレイクダンスしようが構わないわけです。

 

操体では、診断分析があって、その後に操法があります

★なので「きもちよく好きに動いて」とか「自由に動いて」とか「きもちよさを探してうごいて」と、最初から指導することはありません。もし最初から「きもちよさを探して」と言っているとしたら、「診断分析」をすっ飛ばして、いきなり「操法(治療)」にすすんでいることになります。つまり、操体のセオリーから外れているということです。

 

★ここで「色々な人がいるから色々なやり方があってもいい」ということを言う方がいらっしゃいますが、私が言っているのは「セオリー的に、診断分析に続き、操法(治療)があるのが操体」ということであり、橋本敬三先生の意思を無視し、操体のセオリーを無視して好き勝手にやっているわけではないことと、実際に「臨床的な実り」が得られるかどうかということです。

 

★効果がないとか実感できないとか、満足感がないとか、操者が一方的に「きもちいいでしょ」の押し売りをしているとか、そういうものではありません。

 

 

これは正確に言うと「第2分析では、どの動診を選べばいいのか」ということになります。

 

第2分析では、二者択一の比較対照分析ではありません。
逆に第1分析の場合は、対になった動きを比較対照するので、ポジションは、仰臥、伏臥、正座位、立位、腰掛け位くらいしかありません。

特に側臥位の場合などは、体幹(骨盤)の比較対照ができません。

 

しかし、第2分析は、動きを比較対照しないので、動診の数が第1分析の二倍あり、なおかつ、どんなポジションでも分析可能ということになります。

 

また、右手関節の動きだけでも考えてみると8つあります。左も8つあります。両手を使った場合も考えると右と左が同じ動きで8つ、右と左の反対の動きで8つ(例えば右手は外旋、左は内旋とか)手だけでも34通りあります。足も34通りあります。

さらに、ポジションは無限です。

もの凄い数の「診断分析法」があるのが、第2分析です。

 

 

さて、そこからどの動診を選ぶのか、というのは、操体法東京研究会の受講生からもよく出てくる質問です。

 

それを学ぶのが「操体法東京研究会」の定例講習なのです。

 

www.sotai-miura.com

 

私は「操体の勉強は99パーセントくらいは『診断分析法』の勉強」と言っています。そうすると、殆どの方は驚きます。大抵は「操法の勉強(つまりやり方)」だと思っているから。

 

その、診断分析法には「本人にしかわからない感覚を分析する」ということが含まれているので、時間がかかって当然です。

 

例えば「やり方」だけを教える操体の講習は、肝心の「診断分析法」を学ぶ事ができません。なので、短期間や単発の講習で済むのです。

 

★診断分析法には「楽(な動き)と快(適感覚)」の違いを明確にするという重要なポイントがあります。

これがキモです。

 

これを理解することによって

 

現在の操体界で流れている

「指導者が、楽と快の違いを理解しないまま、言葉の違いだけで操体を教えている」

という致命的なミスを回避することができます。

 

★この「楽と快の違いを理解していない」指導者の診断分析を「迷走分析」と言います。

例を挙げると

  • 楽なほうにきもちよく動いて
  • きもちよさを探して(色々動いて)
  • どちらがきもちいいですか

(これらは全てペケです)

 

などの問いかけです。

 

★診断分析法を知らないとどうなるかというと、

クライアント(被験者)に、知っている操法をありったけおこなって、疲れさせてしまうとか「操体ってよくわかんない」と思われてしまうのです。

 

しかし「診断分析法」を学ぶには、ある程度時間がかかります。

 

操法(やり方)」だけをいくつ習っても、「診断分析法」にはなりません。

 

なお、第3分析(渦状波®)でも「どこに触れればいいのかわからない」という声を聞きます。大抵は操体法東京研究会の受講生ではなく、本などで渦状波について知ったという方々です。

 

これも「操法だけ知っているけれど、診断分析法を知らない」ということです。

第3分析においても「どこに触れるのか」という「診断分析法」を、学ばないと、使うことはできません。

 

第3分析においては、皮膚に対して「刺激にならない接触」を用いますが、世間では「ずらす」「ねじる」「引っ張る」「絞る」などの刺激を「皮膚操体」と言っているケースがありますが、「刺激」と「接触」では雲泥の差がありますし、神経の伝達回路が違います。

★殆どは、三浦先生の「渦状波®」のパクリで、「皮膚への刺激」にとどまっています。何故なら「診断分析法」を学んでいないので、「刺激」しかやりようがないからです。

 

このあたりは、勉強していくとわかりますが、「意識関与」と「無意識への関与」の違いです。

 

第2分析、皮膚へのアプローチ(第3分析、渦状波®)の創案者は三浦寛です。

(本当は他では学べないハズなんですが・・・)

 

習い実践するならば、創案者から直接操体を学んでみませんか?

 

私がなんでこういうことを言うかというと、このブログを読んでくださっているアナタには、遠回りとか、ヘンなものをつかんで欲しくないから。

 

講習は、私も指導者として、先輩として参加します。

 

 

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スリーカウントで脱力?「たわめの間」は必要です。

「たわめの間」って聞いたことがありますか?

 

操体(特に第一分析)では、とても重要なことです。

 

★私はバリバリの第1分析はやりませんが、限りなく第2分析に近い第一分析(最近D2'と命名)はやることがあります。

 

★というのは、第1分析はできますし、第2分析もできるし、第3も、第4も第5もできるのですが、クライアント(被験者)によって、使い分けたりするからです。

 

 

 

何年か前、アメリカで「操体を習った」という日本人(アメリカで鍼灸師の資格を取っている)と、アメリカで指圧をやっているというアメリカの治療家に会いました。

 

その時聞いたのは、操体で、瞬間急速脱力に導く際(第一分析ですね)、動かしやすいほうに動かしてから、そのポジジョンをキープして、スリーカウントで脱力すると聞きました。

 

脱力の方法も「ラグドール」(ぬいぐるみ、という意味。猫の種類でも「ラグドール」というのがありますが、抱っこするとでれっとか、ぐにゃっとするような感じ)のように、と習ったと聞きました。

 

第一分析を行う(二者択一の瞬間急速脱力を行う)場合、「たわめの間」ということを重要視します。

 

「たわめる」というのは、青竹を曲げてしならせているような状態です。

しなっているということは、「抵抗」に対して「しなっている」ということです。
なので、瞬間急速脱力すると、その「しなり」が「整復」「骨格矯正」に繋がってくるわけです。

 

瞬間脱力には「たわめ」が必要なのです。

 

なお、被験者のからだの具合や、年齢や要因によって、瞬間急速脱力が不可能な場合があります。また、我々が持っている橋本敬三医先生の講義の動画では、橋本敬三先生が、瞬間的に抜いてくれない被験者の中年男性に一瞬「キレキレ」っぽくなるのがありますが、瞬間脱力できない人もいます。

 

そのような場合「たわめの間」を獲得することにより、動診操法を上手く運ぶことができます。

 

しかし「動きをとめて」「3カウントしてから脱力」だと、この「たわめ」の「しなり」がないのがおわかりでしょうか?

 

「動きを止めて」ではなく「たわめて」なのです。

 

日本国内でも、「3カウントしてから脱力」と、やっているところもありますが、これは、指導者が「たわめる」「たわめの間」ということを、受講者や被験者に伝えられず、3カウントという形で簡略化したものだと想像できます。

 

第一分析においても、「たわめ」を創造するには、操者自身が被験者の「動きのベクトル」を読まなければならないからです。

 

「動きのベクトル」が読めない場合は「動きを止めて」「3つ数えたら脱力して」というしかありません。

 

第一分析(楽か辛いかの、比較対照の動診を行い、辛い方から楽な方へ動かして、二~三秒のたわめの間の後、瞬間急速脱力に導く)で、効果を出すには「たわめの間」の獲得が必要なのです。

 

いいですか?

 

「3つ数えて脱力」では、操体で、何故「瞬間的に脱力させるのか」という、大事なことが抜けてしまうのです。

 

★勿論、我々は「第一分析」において、瞬間急速脱力させなくても、ボディの歪みを正す、という手立てを知っています。

 

そして「操体臨床家への登竜門」、今年設立40周年を迎える「操体法東京研究会」の定例講習が9月に開講いたします。

「瞬間的に脱力できない場合は?」「動けない場合は?」「快適感覚がわからな場合は?」など、操体実践者がぶつかる悩みの解決糸口、あるいは、全くの初心者でも(むしろ、妙な前知識が入っていないほうがいいかもしれません)操体臨床家へのステップを歩むことができます。

 

www.sotai-miura.com

 

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眉ティント最前線。

私は眉毛が薄いモノで、昔から色々悩み工夫をしてきました。

 

眉毛があれば、ノーメイクでもどうにかなるものです(笑)

 

 

周囲がざわつく自分になる 必要なのはコスメではなくテクニック

周囲がざわつく自分になる 必要なのはコスメではなくテクニック

 

★この本は本当にオススメです。流行の色とかスタイルは勿論ありますが(すでに涙袋とか、目の下をぴかぴかさせるのはちょっと古いかな、みたいな)、ファッションよりもメイクの流行のほうが緩やかです。

★なお、この本の著者は、スポーツをしていたので、フルマラソンをしても落ちないメイク法などもしています。さらに、基本的にメイク直し(せいぜいリップくらい)がいらないくらい崩れにくいので、

「ベース作りでこんなにかわるんかい!」と驚きました。なおこの本は電子本もあるので、何度も見て練習するといいと思います。

メイクはどうしても若い頃のクセとか自己流になりがちなのですが、やはり一度しっかり勉強しましょう。

 

★この本のメイクは「ナチュラルなんだけど、なんだかキレイ」を狙っています。

さて、眉毛です。

17年前には、眉毛とアイラインにアートメイクをしましたが、さすがに眉毛は落ちました。途中数回お直ししましたが、昨年「アートメイクのやり直しをこのお店でしたほうがいいか」と、あるお店について、断易のクラスで占ってみたところ「やめたほうがいい」というのが出たので、アートメイクはやめとくか。。。ということになりました。

 

しばらくは「落ちないアイブロウ」を使っていました。

 

これも割といいです。しかし、減るのが早く、一本で一ヶ月持ちません。。

★温泉旅行などには絶大な効果あり!

 

他にも試しましたが、コレが一番でした。

 

そして昨年「眉ティント」なるものが出ました。

眉毛にリキッドを塗って、数時間から一晩おいて、ぺりぺりっと剥がすと、自然な眉毛になっているというヤツです。

私はこれも殆どの種類試してみました。韓国コスメから国産品、10種類くらいためしたかな。

 

これもいいのですが、眉ティントを塗っていると「イモトのような顔」になるので、人様に見せられません(笑)。つまり、旅行とかお泊まりとかそういうイベントには向かないし、なによりもしょっちゅう「イモト顔」を見なければなりません。

また、配偶者やパートナーや彼がいる場合「イモト顔」をさらすことになりますので、ロマンティックというよりも、お笑いになること請け合いです・・。

 

これはどうにかならないか??と思っていたところ、

 

最高のモノを見つけました

 

ピメルテット ティントデュアルアイブロウ 【ナチュラルブラウン】

ピメルテット ティントデュアルアイブロウ 【ナチュラルブラウン】

 

これです。

私の悩みを解決してくれたのがこれ。

 

まず、寝る前(洗顔後)に、リキッドのアイブロウで眉毛を描きます。わりとしっかりつきますが、「イモト顔」にはなりません(大事)。

 

また、朝起きると、リキッドで書いたアイブロウが丁度よく馴染んでいます。

そして、この製品には、眉マスカラがついているのですが、翌朝は、メイクの「眉」の時に、眉マスカラを塗るだけです。眉マスカラはちょっと色が明るいかなと思いますが、昨夜描いたベースの眉毛とマッチしているので、色もバッチリです。

 

 そうそう。

 

アンチエイジングには、毛細血管をのはたらきをアップして血行をよくする(そして不調も改善)足趾の操法をどうぞ。

美肌、冷えの改善は元より、安眠、そして「幸せな気分」に。

http://www.teizan.com

 

 

 

足趾の操法®集中講座(改めて新規開講)

 足趾の操法®集中講座のご案内

5月19日に、島地勝彦先生の新著が発売になります。

 

神々にえこひいきされた男たち (講談社+α文庫)

神々にえこひいきされた男たち (講談社+α文庫)

 

 これは、メールマガジンを編集したモノですが、ここには、三浦先生が登場します。

また、私も「高弟」という性別不明の役柄でちらっと出ていました。

操体とシマジ先生の出会いが記されています。

 

さて、シマジ先生は三浦寛先生の操体治療で、頸椎捻挫が治り、その後はメンテナンスのため、定期的に操体を受けていらっしゃいます。

 

シマジ先生が特に大好きなのが、この「足趾の操法」なのです。

 

なお、この足趾の操法は、橋本敬三先生が、三浦寛先生に伝えたもので、三浦先生経由で、渡辺栄三先生(故)から、西本直先生に伝わりました。西本先生の「朝3分の寝たまま操体法」には、「指モミ」として、渡辺先生が誰から習ったか解らないと書いてありますが、渡辺先生に「指モミ」を伝授したのは、三浦先生です。これは、西本先生にお会いした際に伝えてあります。

 

また、今昭宏先生は「ゆらし」ということを書かれていますし、今先生のお弟子さんが「ゆらし」「足ゆびモミ」などのように紹介していますが、今先生も、三浦先生の「操体法東京研究会」の私の先輩であります。

 

こうやって、30年以上前に三浦先生のところで操体を習った方々は、当時「指モミ」とか「ゆらし」「落とし」という名称でなさっていたようです。

 

そして、それからしばらく経って、三浦先生は「指モミ」などに、「納め」という独特のものを取り入れました。

 

この「納め」があるのが、足趾の操法®です。

 

★「納め」があるのは、足趾の操法®のみです。

「納め」が一番キモチイイという方も多く、

「脳天から足元まで突き抜けるような快感」という方もいらっしゃいます。

 

また「足指モミ」を、リラクゼーションの一貫としてやっているところもあるようですが、足趾の操法®は、診断・分析も含んでいる、立派な臨床です。

(まあ、そもそも操体はリラクゼーションではありません)

 

  • ボディの歪みが正される
  • 血中酸素濃度があがり、毛細血管が活性化する。つまり、アンチエイジング、冷え症の改善、毛細血管は全身を巡っているので、脳の活性化
  • 膝の痛みが軽減
  • 不眠の解消
  • むくみの解消

など、継続的に受けていると、気になる症状が改善していきます。

 

そして、もう一つ。

被験者のきもちよさが、操者にも伝播するということです。

つまり、操者も「きもちのよさで良くなる」ということ。

 

そして、この講習では、長時間行っても疲れない方法(からだの使い方、動かし方、操者のポジショニング、呼吸の通し方などの作法)も伝授致します。

 

そうそう。

もうお気づきだと思いますが「足趾の操法®」は、一般社団法人日本操体指導者協会の登録商標です。

 

きちんと手順を踏んで操体や足趾の操法を学んだ方は、きちんとバックアップします。

 

「足趾の操法®」に興味がありましたら、

TEI-ZAN操体医科学研究所 へ、どうぞ。

私、畠山(足趾の操法®集中講座 責任者兼講師)が施術致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

仏教と私(2)

仏教塾」から「入塾許可」の連絡が来たのは、3月末のことだった。

書類が大きな封筒に入っていた。母親に「仏教塾というものに参加する」と伝えると、最初に返って来たのが

 

「あんた、なんかへんな宗教にはまったんじゃないでしょうね」

という答えであった。

 

母は、昔から「目に見えないもの」「スピリチュアルなモノ」は嫌いなのである。
今、仏壇に毎日お花をご飯をお茶を供えているのも、仏教というよりも、父にお供えしているのだろう。

 

私は「超宗派の勉強会で、4月末には、千葉の夷隅郡にある日蓮宗系のお寺に修行に行く」ということを告げた。

 

我が家の近所にあるお寺は日蓮宗のお寺である(もともとは両親の実家とも曹洞宗だが、東京は最近宗派問わずのお寺が多いのである)。

 

その辺りを話して、やっと「怪しいカルト」とかにハマっているのではないことがわかったようだが

「あんた、仏教なんか好きだったの?変わってるね」と言われた。

 

へ??

 

今まで「あんた、仏像とか好きなんて変わってるね」とか言ってなかったか?

というか私の仏像とか仏教好きって知らなかったのか??

というか、まあ、私のことは「操体操体もなんだかよくわかんないものだと思われている)とか仏教とか好きな変わったヤツ」だと思っていて、さほど興味がないのだろう。まあ、これは仕方ない。

うちの母と妹は、基本的に私が好きなものが嫌いである。というか、私の好きなものを嫌っているという感じがする。なんだか「あいつが好きなものを好きになったら負け」みたいな感じがするが、それはどうでもいい。私は変わってるヤツでいいのである。

 

そして木曜に慌てて髪の毛を切りに行った。私としては記録的な長さまで伸びたのだが、これだけ長いと修行に差し障りそうであるし、乾かないのも困る。バッサリとショートボブにした。

 

そして、5月のスクーリングに向けてテキストを購入したり、軍手を買ったり(作務用に必要)、色々準備をしているうちに、4月22日になった。

 

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★入塾式の様子。4月21日。本郷の東京大学仏教青年会の会館にて。

 

22日は、お昼を準備しておかなければならないとのことで、東京駅の「祭」で駅弁を買った。ここは駅弁の種類が豊富で、新幹線に乗るときはいつもここで買う。

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★「鮭はらこ飯」と「いかめし」。心配?なので駅の売店でキャラメルとか飴とか買う(笑)。

 

総武本線の快速に乗り、千葉を過ぎて五井に着いた。

 

五井と言えば、小湊線の養老渓谷である。
養老渓谷は、小学生の頃家族でピクニックに来た記憶がある。
なんだか長いこと電車に乗って、川があるところでご飯を食べた。その時乗ったのが、小湊鐵道だ。となると、40年以上ぶりに乗ることになる。

 

友人のK氏が「五井の駅は小湊線に乗り換える陸橋で、おばちゃんが弁当とかオカズを売ってる」という話を教えてくれたが、その通りだった。

 

また、小湊線は、Pasmoが使えない。さらにこの日は何かのイベントがあるようで、切符売り場が異様に混んでいた(余裕をもって電車一本前でよかった)。

 

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★小湊線の電車

 

やっとのことで自販機で切符を買って、領収書をもらおうと、駅員さんに聞くと、ホームの事務所でもらってくださいとのこと。領収書をもらって、早速電車に乗り込む。

 

最近は「ローカル線の旅」が流行っているらしく、マップやカタログを持っている人が多い。また、どうやらアートイベントもやっているようだ。

 

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途中の駅で「トロッコ列車」とすれ違う。線路は単線なので、すれ違う時は少し待つのだが、待っている間に、駅のホームの出店で買い物ができる。また、電車の中には「焼き芋売り」のオジサンが出現していた。

 

私の前には若い女子が二人座っていたが、横に座っていたじいちゃんが、この若い二人に色々一生懸命話しかけていて、ついには写真を一緒に撮るところまで持っていき、さらにそれをTwitterで投稿するという一連の流れを観ていた。

 

そうしているうちに、終点の上総中野駅に着いた。

ここからバスで妙巌寺に向かうのである。

 

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上総中野駅。なんだか可愛らしい駅である。

 

駅前にはチャーターしたバスが止まっていた。

それに乗り込んで、出発。

 

修行のはじまりはじまり。