操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

講習はじめ 2018

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

12月31日(日)は、大晦日でしたが、「塾SOTAI」でした。

 

午前中は、4月30日の「2018年春季東京操体フォーラム」に向けての打合せ、その流れで「塾」に入ったという次第です。

 

三浦先生は、年末から三が日を過ぎても毎日患者様を診ていたとのことでした。

 

私自身は元旦から仕事という状態でしたが、お呼びがかかって往療などで、出歩いておりました。年末年始は意外とぎっくり腰とかどこぞを痛めたとか、故郷から親御さんが出てきたから診てくれとか、色々あるもんです。

 

というわけで操体の仕事もありましたが、年明けのため「今年の年運を知りたい」という方もいらっしゃり、筮竹ならぬ八面体サイコロを振ったりもしていました。

 

そして今日は講習始めです。

午前中は「足趾の操法®集中講座」。

午後は三浦寛先生の定例講習です。

 

f:id:lovecats:20180107143918j:plain

★「操体臨床の基礎の基礎、膝窩ヒカガミの触診」 

 

今年も実りある勉強をしたいと思います。

塾SOTAI 2017年12月

2017年の大晦日を迎えました。

東京操体フォーラム実行委員会は午前中は、来年のフォーラムに向けての打合せ、午後は今年最後の「塾SOTAI」です。

 

年の最後に色々と興味深い「たのしい課題」がぽんぽん出てきました。

 

操体は来年もますます進化していくようです。

 

「ラクな法に動かして瞬間的に抜く」のが、21世紀の臨床としては少し大雑把なのは当然として、「楽な動きと快適感覚の違い」「皮膚へのアプローチ」も我々の間では「当然」になってきています。

 

春のフォーラムのテーマは「スポーツ障害と操体(仮)」です。

 

今年もお世話になりました。

来年もよろしくお願い致します。

 

畠山裕美拝

 

f:id:lovecats:20171231151404j:image

「美しくなる判断がどんな時でもできる」

http://www.nomorerules.net/pickup/eye_silhouette_marker.html

これ、KATEのアイライナーですが、この広告「クッション埋め」を見たとき、

「あ、長井かおりさんの『アイライナーは打つ』をヒントにしてるな」と思いました。

アイライナーを引くのではなく、打つようにしてまつげの隙間を埋めるテクを紹介していたのが前作です。

前作

 

周囲がざわつく自分になる 必要なのはコスメではなくテクニック

周囲がざわつく自分になる 必要なのはコスメではなくテクニック

 

 は、驚愕の内容でした。もともとファンデは塗らず派ではありましたが、目からウロコの内容でした。

 

スキンケアから眉毛まで、はたまた「一度覚えれば一生使える」メイクの仕方。著者は、崩れないメークを提唱し、フルマラソンでも落ちないメイクとか、いざとなったらアイメイクを残して後は拭き取って、一晩寝ても大丈夫だったとか、自身の顔を実験台にして色々やっています。

 

「愛され顔」とか「モテメイク」ではありませんが、一度覚えれば一生役に立ちます。

 

何度かプロにメイクしてもらったことがありますが、「こんなに眉毛太く描くか?」とか(眉毛を太く描かれすぎてほぼ別人状態)「こんなに塗るか?」みたいな。

(あ、写真撮影用なので、厚塗りは当然なんです)

 

これは「普段汎用」の万能メイクです。

 

というわけで、本屋をぶらぶらしていて第2弾を発見!

 っていうか出たの8月?(気がつかなかった)

こんなことでよかったの! ? 96のメイクテクニック 美しくなる判断がどんな時もできる

こんなことでよかったの! ? 96のメイクテクニック 美しくなる判断がどんな時もできる

 

前作は大反響だったようです(いろんな年齢の人に読んで欲しいと思います)。

そこから得た疑問質問をベースにして書かれたのがこの2作目。

今回は、リクエストにもお応えして、「男ウケメイク」「女子ウケメイク」。

 

私は早速頭皮ケア用にパドルブラシを買うことにしました。

 

読書日誌12月

12月21日は、今年最後の断易の授業でした。

そこで紹介していただいた本を早速購入。

 

完全詳解 密教占星術奥義 破門殺

完全詳解 密教占星術奥義 破門殺

 

密教占星術の本です。なんと経本と命盤がついて、すごいボリュームです。

破門殺というのは、大凶運の時期なのですが、その時期をどう乗り切るかという説明が詳細に書かれています。 

 

 そして、「修証義」関係を読んでいます。年明けにレポート書くし。

「そのままのあなた」からはじめる『修証義』入門 生死の問いを31節に学ぶ

「そのままのあなた」からはじめる『修証義』入門 生死の問いを31節に学ぶ

 

 

修証義十二か月 (曹洞宗宗務庁)

修証義十二か月 (曹洞宗宗務庁)

 

 

 

 

 

カンフー ヨガ

KK適塾の後、六本木に移動し、香妃園で鶏煮込みそばを食べて、次は

ジャッキー・チェンの新作です。

公開初日に観に行っちゃいました。

kungfuyoga.jp

 

f:id:lovecats:20171225112921j:plain

六本木ヒルズからみる東京タワー。思った程(笑)カップルはおらず。

 

f:id:lovecats:20171225113011j:plain

f:id:lovecats:20171225113011j:plain

色々なものがアリアリのポスターです。

 

 

ジャッキー演じるカンフーの達人@考古学者と、ヨガの達人@実はインドのプリンセスが、マガダ王国(仏教好きなら知ってるマガダです)の秘宝を探すというお話。

 

この秘宝が、インドと中国の仏教の行き来にも関係しているわけです。

 

ジャッキー(考古学者)が「 ボク、インディ・ジョーンズ」とボケをかましたり、ドバイでのド派手なカーチェイス(何故かライオンも出てくる)など、「ワハハ」と面白がっているうちに、ついに秘宝の在処がわかるわけですが、その秘宝とは(ネタバレなので書きません)。。

 

そして最後は、まさかのインド映画風エンディング。敵役のインドのイケメンも混ざっての大団円のダンスで終わりました。

 

踊るジャッキーもなかなかよいです。

 

お正月らしい、目出度い映画です。

KK適塾

12月22日は一昨年から参加している、大阪大学川崎和男先生が音頭をとっている、KK適塾に参加してきました。

KK適塾 2017

 

毎回興味深い講義なのですが、今回は医師で作家で阪大医学部の招へい教授である

久坂部羊先生が講師でした。

http://kazuokawasaki.jp/kk_school2017/

何冊か著著は読んだ事が有ります。NHKのドラマになった本もありますね。

 

川崎和男先生の講義(相変わらずオープニングの映像がかっこよく、今年度は音楽が変わっていました。何でも柳宗理先生が好きだったアフリカの音楽だそうです)では、改めて今までの川崎先生の仕事を振り返ったり、心臓の映像が出たり、興味深いお話を聞くことができました。三途の川を3回渡りかけたという話には、つい二日前に見た「Destiny 鎌倉ものがたり」を思い出したりして。

 

f:id:lovecats:20171225103837j:plain

 

先月末から鶴見大学生涯学習センターでの「死生学入門」受講や、東京国際仏教塾での勉強、先の映画(鎌倉ものがたり)は、黄泉の国に妻の魂を取り戻しに行く話だったりして、そして月末27日は父と愛猫の命日でもあり、何だかこの世とあの世にご縁がある月のようです。

 

久坂部先生の講義はまさに「生と死」について。ざっくり言うと「良い死に方」とは?

ということでしょうか。海外に行っておられた先生曰く、日本と海外とでは、死に対するスタンスが違うということ。日本では「すごくいやなもの,見たくもないし、触れたくもないもの」で、隠しておきたいもの、来るんだけど、正視しないで来るまで見て見ぬフリをするようなもの(畠山意訳)という印象があったそうです。

 

私はご存知のとおり、東京国際仏教塾で仏教を学んでいます(キャッチフレーズが、「生と死を超える道を求める」)。

 

 

www.tibs.jp

 ★来年度(31期)受講生絶賛募集中。すごくよい学びの場です。
色々な宗派の違いなどをしっかり学べます。先生方も素晴らしい方ばかりです。

 

おまけに来年の5月までは「サイクル7」なので、やはり「内面修行の時期」なのだろうと、納得しています。

 

 

話はもとに戻りますが、ドクターに「どんな死に方をしたいか」というアンケートを取った時、一位が「がん」だったんだそうです。

突然に亡くなるというのは、確かに本人はラクかもしれませんが、先生曰く、例えば心臓の発作が起こってから亡くなるまでは数分あるわけです。その間の事を考えると、その数分間の恐怖は耐えられないかも、ということでした。私も父親を心筋梗塞で亡くしているので、これは「なるほど」と思いました。突然だと確かに家族も大変なんですよ(経験者は語る)。

 

がんは、身辺整理や親しい人への挨拶など、ある程度猶予があるからなのだそうです。

 

そして、今の医療ですが、昔は「命は地球より重い」と言われていたのですが、現在は「命の費用対効果」ということを考えるのだそうです。

 

例をあげると、高齢者のがんは、治療をしないという方針があるそうですが、同様に、高齢者の誤嚥性肺炎は治療しない(何故なら、繰り返すから)

というようになってきたそうです。

 

治るものは治療するが、治らないものは治療しないというハラの括り方も必要になってくるかもしれません。

 

久坂部先生のお父樣(やはりドクター)は、若い頃から血糖値が高く、いわゆる糖尿病になって、足先が壊死してきたんだそうです。普通は敗血症にならないよう切断します。ところが、久坂部先生のお父樣は切断せず(ドクターですから)ご自身でインシュリンを打っていたそうですが、壊死した指先がだんだんキレイになってきて、最後は黒い皮がぽろっとむけて、下からキレイな皮膚が出てきたんだそうです。

また、80歳のとき、前立腺がんを宣告されたそうですが「やった!」と言ったのだそうです。理由は「80歳までは生きようと思っていたけれど、それ以降家族に迷惑をかけるのはいやだから」と仰ったとか、なかなか凄い話です。

 

そして、考えさせられたのは、道が二つあったら、どちらを選んでも後々には「あっちを選んでもよかったのかもしれない」と思う時があるということ。

 

もしかすると、検査法やテクニックが進化しすぎて、知らなくていいことまで知ってしまうのかもしれません。

 

というわけで、今のワタシにとってもオンタイムな講義でした。

 

さて、よい死に方とは

「あるがままに」ということ。

 

なお、KK適塾は、五反田のDNP大日本印刷)で開催されていたのですが、道すがらに「学研」があります。

学研と言えば「ムー」ですよね。歩きながら撮ったので、少しブレてますが、玄関先にピラミッドらしきものがありました。

 

f:id:lovecats:20171225104022j:plain

「学研」のビル前。ピラミッドか??

 

 

 

 

 

 

本〆會

というのは、編集工学研究所

www.eel.co.jp

の、いわゆる、忘年会のようなものです。

12月20日、師匠三浦寛先生と東京操体フォーラムの寺本君と三人で行ってきました。

世田谷線山下駅小田急豪徳寺駅)からの道すがら、久しぶりのYさんとばったり会い、4人でぶらぶらと会場に向かいました。

 

まだそれほど混んでいなかったので、まずは久々に会った方々にご挨拶をしたり、松岡正剛先生にご挨拶(写真も撮った)したり、東京操体フォーラム相談役の川崎隆章氏とご令嬢にもお会いして、三味線の本條秀太郎先生にも久々にお目にかかりました。九州のN女史はじめ、年末を締めくくる、濃厚な一夜でした。

今年もお世話になりました!

 

f:id:lovecats:20171224222935j:plain

ISISどら焼き。