操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

美の宴 操体フォーラム芸術部。

さて「うらめしや」の次は「美の宴」。

www.hotelokura.co.jp

 です。

ホテルオークラ東京の本館は、建て替えのため8月末でクローズします。

その前の、最後の大イベントなのです。

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★「テラスレストラン」にはお世話になりました。




操体の創始者、橋本敬三先生のご子息のお一人は、
ホテルオークラ東京に勤めていらっしゃいました。

橋本保雄さんと言って、伝説のホテルマンと言われていた人です。
保雄氏が引退後、「橋本保雄が引退してから、オークラのサービスの
質が下がった」とどなたかが本に書いていました。

 

★なお、保雄氏が東京の宮城県人会の会長をしていたという話を
聞いたことがあります。
保雄さんは昭和9年、私の父は昭和10年生まれなのですが、
私の父も東京の宮城県人会の役職だったそうなので、
二人とも生前知り合いだったかも、と思うと面白い限りです。


三浦先生から、
保雄氏が、全国大会(全国操体バランス運動研究会)の席で

「君達は、自分達が勉強したことを、こんなに安売りしていいのか」
という話をなさったことを聞きました。

 

操体を「健康体操」だと思っている方々
例えば私は実際「操体って安いもんだと思ってました」(今も思ってるでしょう)
という言葉を関西の操体指導者から聞いています。

 

まあ、健康体操とかラジオ体操習うのに、
わざわざ東京行ったり、高い受講料払うことはないでしょう。

 

だから「操体って安い」とか、操体のイベントの
参加費用が2000円とか3000円とか、
驚くような安さなんだと思います。

逆に「操体は臨床として素晴らしい価値があるし、
からだが満足してくれる」という信念があれば、
それなりのお代はいただくのは当然です。

 

★健康保険が効くとか、
もっと安いほうがいいという方は、そちらに行けばいいのです。

例えば一回1000円の保険治療に20日間かかるのと、
10000円の治療に2回かかる場合。

そういう選択の自由もあるのです。

 

橋本敬三先生も「頂ける人からは、しっかりいただきなさい」
と、おっしゃっているのです。

 

操体」が、ホテルオークラのヘルスクラブで
長年提供されつづけているという、質が高いものなのだ、
ということを、私は誇りに思っています。

 

なので「操体って安いものだ」とは思っていません。

まあ「体操みたいなもんだし、安いもんだ」と
思って提供指導しているのと

「素晴らしい価値がある日本医学だ」という
信念で提供指導しているのとでは、
違って来るのは当然です。

 

 

と、話が少し逸れましたが、

橋本保雄氏はホテルオークラに、
日本で初めてのヘルスクラブを作り、
三浦先生はそこでずっと顧問(つまり、
ヘルスクラブの会員さんに、操体の治療を提供している)
を担当しているのです。

 

また、敬三先生が上京した際は、
泊まるのはオークラで、
遠藤周作氏と対談したのもオークラの和室です。

 

そして、橋本先生は、
今回の「美の宴」の展示会場(平安の間)で、何度か操体
セミナーをなさっています。

 

 そういえば松岡校長もここでセミナーなさってましたね。

 

というわけで、前置きが長いですが「美の宴」に
行って参りました。

平安の間というのは、本当に絢爛豪華な部屋なんですが、
その豪華さと選りすぐりの名作がマッチしているんです。

 

入り口付近には、上村松園の作品が何作か展示されていました。

知ってはいるものの、もしかして実物は初めてというもの
ばかりでした。

展示はまさに「美の宴」。
金屏風の前で何かお目出度い宴がひらかれているようでした。

暗い絵や、ネガティブなイメージの絵は敢えて
今回は展示されておらず、
ひたすら美しく、お目出度く、
うっとりとするようなものばかり。

 

見終えてから、エレベータでオークラ本館の正面玄関に
上がりました。

展示は20日まで、オークラ本館は31日までです。

 

是非どうぞ。

 

 

 

うらめしや〜 冥土のみやげ展 操体アート部。

東京操体フォーラム実行委員会」には、
自主的サークルとして「芸術部」があります。

 

これは、創始者橋本敬三先生が「医家藝術」という
同人誌に参加していたりということもありますが、

 

臨床もアートである(手を使うし)とかね。

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というわけで、以前から前売り券を買っておいた

東京新聞:うらめしや〜 冥途のみやげ展

に行ってきました。

東京・谷中の全生庵には怪談を得意とした明治の噺家三遊亭圓朝天保10<1839>-明治33<1900>年)ゆかりの幽霊画50幅が所蔵されています。本展は、この圓朝コレクションを中心として、日本美術史における「うらみ」の表現をたどります。

幽霊には、妖怪と違って、もともと人間でありながら成仏できずに現世に現れるという特徴があります。この展覧会では幽霊画に見られる「怨念」や「心残り」といった人間の底知れぬ感情に注目し、さらに錦絵や近代日本画、能面などに「うらみ」の表現を探っていきます。(以上サイトより)

 

東京藝術大学美術館は、千代田線根津駅から10分程歩きます。
途中、池之端、大黒様がある護国院を経由していきます。

 

今回、9月1日から展示の、上村松園の「焔(ほむら)」
を見に行こうと思ったのですが、

円山応挙画(伝)の、幽霊画が今週末までということで
「やっぱり前半も行こう」と思い立ちました。

 

★HPのトップに出てくる画。源氏物語六条御息所
(ろくじょうみやすどころ)を描いたもの。

 

私はコドモの頃から、
たまに「妙」なことに遭遇するんですが、
実際にいわゆる「ゆうれいさん」には遭ったことはありません。

しかし、東京の朝のラッシュの地下鉄とか、
たまに「生きてない人」が乗ってたりします。

そういえば、江口寿さんのマンガで、
ずっと東西線に乗り続けている女子高生の霊の話とかありましたね。
東西線ユーザーなもので)

 

なお、自分の父が亡くなってから、
「生きてる人のほうが怖いかも!」と思ったりもします。

 

面白いのは、明治以前、江戸時代には
幽霊は「いる」ものだったんですね。

だから江戸時代には妖怪画とか
幽霊画が結構たくさん出てくるし、
歌舞伎などでも幽霊モノは結構あります。

四谷怪談とか牡丹灯籠とか。


ところが、開国して西洋医学が
広まってくると、幽霊というのは
「神経」の病であるということになり、

幽霊を見るのは「神経」のビョーキだということに
なったんだそうです。

 

幽霊は着物を着ており、
髪の毛はボサボサ、
やせこけていて、イメージ的には
「餓鬼」のようです。

ところが、そのうち、幽霊と美しさの融合も
登場してきます。


無念さと情念と恨みと愛が複雑に絡み合っているようです。

 

今でも「彼からメールがこない」とか
「彼から連絡がこなくてつらい」というのは
女子の悩みのベスト3に入るものですが、

 

昔は待って待って待ち続けて
ついには相手を恨んで呪いをかけたとか
ついには自害したとか、そういう話もあったりします。

 

女子を弄んで捨てたりすると(はい、例え話です)
後が怖いのは

いつの世も同じみたいです。

 

 

「脳の誤動作」と操体。

私はテレビを自主的には観ない。

誰かが観ていればついでに観る、程度である。

 

先日「アタマをハンガーで挟む」「脳の誤動作がおさまり、肩凝りが治る」という単語をちらっと聴いた。

 

ちょっと気になってみたので調べてみると、

検査というのが、何と横線が入ったボードの前に立つ、というもの。

これは私達が普段やっている視診(からだのアンバランスをチェックする)と同じだ。

昔のインドの名医が、棒を一本持って患者のアンバランスを診ていたのと同じである。

 

で「脳の誤動作」が起こると、アタマが左右どちらかに傾いたり、肩が上がったり下がったりするのだそうだ。

 

何故肩凝りが起こるかというと、説明が書いてあった

 

・脳の誤作動による肩こりのカギを握るのは神経伝達物質ドーパミン

ドーパミンには様々な役割があるが、最も重要なのが筋肉を動かす指令を出すという働きで、例えば腕を挙げるなど私達が筋肉を動かす場合先ず脳からドーパミンが分泌すると、それが引き金となって信号が送られ筋肉が収縮し、その結果腕を挙げることができる

 

・ところが日常の悪い癖などが原因で脳の誤作動が起こると、必要がないのに常にドーパミンが分泌され、筋肉の収縮を命じる信号が肩や首の筋肉に送られっぱなしとなり収縮緊張状態が続くことになり、その結果からだが傾き慢性的な肩こりになると考えられている

 

そしてその原因というのが、普段の生活のクセなんだそうである。

そして、ここではハンガーをアタマに被ってストレッチをするのだそうだが、

 

操体で結果が出るというのは「快」を味わうことによって、
ドーパミンとか、脳内物質の分泌が正常化するのではないだろうかと思う。

「脳の誤動作」をリセットするには、それこそ手段はたくさんあるに違いない。
その中の一つが、操体なのだ。

 

クライアント本人は「簡単に、痛くてもいいから早く治ればいい」とか
「良くなるなら痛くても仕方ない」と思っていることがある。

手段はたくさんある、と書いたが、痛みを伴わず、
「きもちよく治りたい」という「からだの要求」を満たすものと言えば、
やはり操体である。

 

からだに刺激を与えず、つまり最小限のエネルギーで、
最大限の効果をもたらすと言えば、

渦状波®(かじょうは)だろう。

 

皮膚に触れることを「皮膚操体」とか言っている方もいる。
大抵は「ずらす」「捻る」「絞る」などの刺激である。

私達がやっているのは、刺激にならない、接触である。

 

刺激というのは快不快がすぐわかるが、
刺激にならない接触というのは、快不快が即座にはわからない。
それが一番のポイントなのである。


また、刺激と接触は神経の伝達回路が違うことも分かっている。

 

動画などで激しく動いているのがアップされているが、
あれは「映像としてのセンセーション」を考えてもいるので
全ての人があんな風になるとは限らない。

 

感覚的には、
即座にきもちいい、とは言いがたい。
快でもなく不快でもなく、一体どっち?
という感じが続き、その後、

捻ったとか絞ったとかずらしたとか
そういう感じのきもちよさとは、
全く次元が違ってくる。

 

快というのは、非常に個人的、パーソナルな
感覚なので、人によって違うのだと思う。

 

 

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これはダイナミックな「動」の部分。操体は「動」と「静」の使い分けでもあるのだ。

足趾の操法®(そくしのそうほう)の習得法。

足趾の操法®を受けたい」「勉強したい」という問い合わせが
結構多いので、今日は「習得法」について書いてみましょう。

 

足趾の操法®は、正座が基本です。
勿論ベッドでもできますが、操体自体「操者正座位」というのが基本です。

なので、膝が不調で正座ができないという方は大変ですが(実際、操体実践者で正座ができないというのは問題でもありますし、正座ができるのが操者の必須条件でもあります)、

 

しか〜し

 

不思議な事に、操体を勉強、あるいは足趾の操法を勉強していると
膝が良くなってきて正座ができるようになるケースが多いのです。

 

これは何人もみているので「面白いな~」と思います。

 

通常の手技療法は自分のカラダをぶっ壊して習得すると言いますが
(壊して一人前、とかっていいますよね)
操体はやっているとカラダが良くなってくるのです。

 

操体法東京研究会の講習の中で、私が「足趾の操法集中講座」の責任者として
指導にあたっています。


元々「指モミ」とか「ゆらし」と言っていた(オリジナルのゆらし、落とし、もみ、がそれぞれ色々一人歩きしたらしい)ものを、三浦寛先生が最高に「きもちいい」「納め」を加え、畠山が20数年前に習い、ずっと研究してきたこれまた別の波動で「きもちいい」趾廻し(ゆびまわし)を加え、最近では「横足根洞(おうそくこんどう)」へのアプローチ、ごくごく最近グレゴリー・ローゼン氏(足趾の操法インストラクター)発案の「指尖十字」、手指(しゅし)へのアプローチなど、

ますます進化を続けています。

 

島地勝彦先生が三浦先生にいつも受けているのがこの「足趾の操法®」なのです。

最近しつこく書いてますが、「足指の操体」とか「足指の操体法」とか似通った名称をつけてやっているところがありますが、きちんと修めた方では
ありません。

 

操体は、武術のようなものですから、途中で学びを放棄し、

指導者の教えを破って

自己流でやるとからだを壊すことになります。

 

指導者もこの「コツ」は、相手の人格をみて
「この人なら大丈夫」という方に「秘伝」を伝えるのです。

 

不真面目とか途中放棄とかそういう場合は「秘伝」は教えませんので
自己流で、からだを壊すことになります。

 

あ、しつこいですね(笑)。でも事実です。

 

どうせなら、一般社団法人日本操体指導者協会が認定した
「足趾の操法アドバイザー」「足趾の操法インストラクター」
操体プラクティショナー」「師範代」、もしくは
指導総責任者の畠山(私)のところか、
私の師匠、三浦寛先生に受けて下さい(笑)。

 

シマジ先生も書いていらっしゃいますが、
一度「最高のモノ」を味わったら、ランクを下げることができなくなります。

 

まあ、それでもいいという方は
多分このブログは読んでいないと思いますので(笑)
ホンモノを味わっていただきたいと思っています。


さて、私の経験から言うと、講習(集中講座)を受けながら、
なおかつ私の「足趾の操法」を受けるというのが一番効率がいいようです。

集中講座では、色々な方の足指や、
先輩の意見などを聞くことができますが、
私自身が一人一人にぴったりくっついて
受けていただくとか、細かく指導するには限界があります。

 

足趾の操法アドバイザーの中でも
「足趾のソムリエ」の異名をとるSさんは、
元々私のクライアントでしたが、
足趾の操法を学ぶとともに、
家族を私のところへ連れてきて、
私の「足趾の操法」を受けさせ、
自宅でご家族に「畠山とどう違うか」
というのをじっくり評価してもらったそうです。

この「お手本とどう違うか」
「どこが違うのか」ということがわかると、
飛躍的に上達します。

また、家族とか知り合いだけで練習するよりも、
誰かそれ以外の方の「はじめての足」で練習することも大切です。

 

そうそう。集中講座のすごい?ところですが、
最後の時間あたりになると、
三浦先生が登場します。

操体法東京研究会の定例講習受講者以外は、
三浦先生の指導を直接受ける
というチャンスはありませんが、これがチャンスなのです。

「空気感を学ぶ」。

それを是非ご自身の感性の研磨に活かして欲しいのです。

 

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操体発祥の地、仙台といえば七夕と?

お暑うございます。

さてさて、仙台の七夕祭りが始まりました(8月6日~8日)。
日本一の七夕です。

伊達政宗公が「女子の技芸の上達」のために始めたとか色々な説があります。

 

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★大通りのガス灯をみると、10本に一本くらいの割合で、かわいらしい小さな「政宗公騎馬像」が乗っかっています。仙台の観光バス「る~ぷる」の運転手さんに教わったのだ。

 

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私は仙台好きなモノで、ふらっとよく行くのですが、いつも気になるのが
仙台駅四階の「すし・牛たんロード」で、新幹線が出る前に(?)牛たんを食べて行こうと並んでいる皆様方。

 

いつも混んでますよね。

 

私はいつもここでは「気仙沼あさひ鮨 仙台駅店」に行きます。
元祖フカひれのお鮨はここです。
ここで「男山 蒼天伝」(気仙沼のお酒です)なわけです。

 

というわけで、私がいつも行くお店をご紹介しましょう。


国分町にある「旨味太助」というお店です。
宮城県 仙台市青葉区 国分町 2-11-11 千松島ビル 1F


「味太助」とか「喜助」とか色々似たようなお店がありますが、
ここが一番好きです。

仙台牛タン焼きの始まりは昭和23年、「太助」初代の(故)佐野啓四郎さんが仙台市内の中心部に牛タン焼き専門店を開いたのが最初とされています。

 

焼いた牛タンに麦飯、野菜の浅漬けにナンバンの味噌漬けに
ネギがたっぷり入ったテールスープとういスタイルはここが発祥だとか。
また、牛タンは塩焼きのみです。定食1,300円で写真は二人前。

 

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国分町でお腹いっぱいになったら、腹ごなしにぶらぶら歩きます。

 

途中にあるのが「金蛇水神社」。
分祠ですが、夫婦の蛇の石があります。結構好きな神社です。

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そして、アーケードの「クリスロード」の途中にあるのが

三瀧山不動院」。仙台の福の神として知られる、仙台四郎が安置されています。

さて牛タン、

 

あともう一つのおすすめは、牛タンをお洒落に食べたいとか、女子ひとりでカウンターで、という時。

仙台駅ビルエスパル地下、東京寄り?のエレベータの下にある「青葉亭」。

 

ここで牛タン定食を頼むと、色々なソースを試すことができます。

こりゃいける!と思ったのが、ゴルゴンゾーラのソース。

最初「牛タンにゴルゴンゾーラ??」と思いましたが思ったよりあっさりしており、
濃厚を濃厚で制す(?)みたいな感じ。海藻が入ったソースや、ワサビで食べるのもなかなか新鮮でした。

一人でカウンターで食事している方が多く、一人でゆっくり食べたいという場合にはお勧めです。

いわゆる「牛タン定食」を制覇してから行くといいかも。

 

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仙台初めて!久しぶり!という方が訪れるのは、やはり瑞鳳殿(政宗公霊廟)でしょう。
写真は瑞鳳殿の門ですが、行くなら開場の9時を狙って、タクシーかるーぷる(仙台の観光ルートバス)で行くといいでしょう。あと、坂を登って階段を登るので、登る元気?がない方は、途中までタクシーで行くのが無難です。

 

そして、次に行くのが仙台城址ですが、私は最近あまり行きません。
誰か仙台初めてとか、行ってみたいという人がいればご一緒しますよ。

 

コースとして、るーぷるに乗って瑞鳳殿、そこから仙台市博物館、そこからずずっと大崎八幡、ループルを途中、温古堂近辺のメディアテーク前で降り、そこから地下鉄(南北線勾当台公園)に乗って北仙台。そこから歩いて青葉神社というルートを回るからです。

 

青葉神社は、政宗公ファンと家臣ファンの聖地です。瑞鳳殿とか大崎八幡よりも地味ですが、宮司さんは代々伊達の重臣、片倉家の方がなさっているそうです。

f:id:lovecats:20150625071958j:plain★猫に「小十郎景綱」という名前をつけている次第。でも「こじゅくん」とか「ちびちゃん」と呼ばれています。勿論、片倉小十郎景綱から拝命。

 

そして仙台といえば見逃せないのが
駅前、今はPARCOができるので工事している裏にある「仙台朝市」。
ここは戦後からあるそうです。
よく行っていた「市場の香り」がする、おばちゃん二人でやっていた定食屋は
去年あたりに閉店してしまって残念。ごはん処やカフェもありますが、観光客相手っぽい。途中にあるコロッケ屋さんでコロッケ買うか、お団子屋さんでお団子買うほうが好きです。

私がここで買うのはマグロとか干物ですが、野菜とか果物とかお団子とか梅干しとか、
「実用的土産」がたくさん手にはいります。

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★夏はホヤの季節。これは「仙台朝市」で撮影。

 

こればっかりは好き嫌いがあるようですが、私はホヤ大好きです。

 

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これはですね、蒸しホヤの殻です。ホヤを蒸すと赤い色が鮮やかになります。
生のホヤはダメだ!という方もこれなら大丈夫か?

 

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これはホヤ刺。ホヤ酢もいいけどワサビもいいです。

ホヤって滋養強壮効果があるそうです。


ああ、ホヤ食べたい。

 

結局それですね。

 

納涼@艶漫画本

お暑うございます。

気温が39度を超えたとか、とんでもない暑さですね。

 

以前にも書いた記憶がありますが「甘酒」て、
俳句の季語でいうと、夏のものなのだそうです。

 

江戸時代、冬の寒さより、夏の暑さで
亡くなる人が多かったそうで、
甘酒は栄養ドリンク的に飲まれていたんだそうです。

 

江戸といえば、
今年はついに「太田記念美術館」(浮世絵専門店)の
年間パスポートを入手しまして、エンジョイしております。

そして、先日は河鍋暁斎展「

画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル|三菱一号館美術館

」にも行ってきました。

 

浮世絵好きにとってはなかなかいい展覧会が続きます。

 

仙台では

ukiyo-e-mmt.tv

これは見逃せないですな。

 

そして、

www.eiseibunko.com

大英博物館で大好評だった「SHUNGA展」が、細川の殿様の男気で、ついに開催されることになりました。

「画鬼暁斎」展でも暁斎春画が何点か出ていましたが、
そもそも「わじるし」とか言って、皆で観て「あははは、こんなことあるわけないじゃん~」とか、豆本を持ち歩いて「オレ、こんなの持ってるんだぜ」と互いに見せ合ったり、お武家様でもお姫様のヨメ入り道具だったり、とっても日常的はものだったんですね。

 

まあ、開国後、混浴禁止とか色々タブーが持ち込まれたわけですが、江戸時代のおこちゃまは、相当ませていたといいます。

これも鎖国のお陰といえば鎖国のお陰??

 

というわけで、今日は私がよりすぐった、Kindleで読める(笑)、江戸時代モノの「艶っぽい漫画」をご紹介したいと思います。

 

好色一代男異聞 鷲羽屋みだれ帖: (1) (ぶんか社コミックス)

好色一代男異聞 鷲羽屋みだれ帖: (1) (ぶんか社コミックス)

 

 これは井原西鶴のデビュー作ですが、作者の葉月つや子氏(私は色々な意味から、葉月氏はオトコではないかと思っております。どうなんだろう)曰く、原作の「好色一代男」を読んでも「あまり面白くない」ので、原作にはないキャラやストーリーを加えたそうです。

濡れ場はかなりしつこい(笑)。
でも、世の中の殿方にとっては勉強になると思います(笑)

主人公の世之介って、確か最後は船にのって「女護島」に旅立つんだっけか。

好色一代男異聞 鷲羽屋みだれ帖: (2) (ぶんか社コミックス)

好色一代男異聞 鷲羽屋みだれ帖: (2) (ぶんか社コミックス)

 

 

これは「乱」とか「乱ツインズ」に連載されているものですが、
江戸時代の庶民からお武家様まで、色々な文化を艶っぽく紹介しているもの。
絵柄が可愛く、ハッピーエンドが多いので安心?して読めます。

浮世艶草子 1巻

浮世艶草子 1巻

 

 

 

うらめしや : 20 (ジュールコミックス)

うらめしや : 20 (ジュールコミックス)

 

 レディコミの女王、魔木子先生の「うらめしや」。

ホラーとセクシーメインなのですが、ストーリー展開が面白いのと、
最後は人情でしめるという面白さ。

 

妖 八犬伝: (一) (まんがグリム童話)

妖 八犬伝: (一) (まんがグリム童話)

 

 これは江戸時代よりもちょっと前、室町時代のお話ですが、
南総里見八犬伝」を大胆に解釈したもの。
犬塚信乃はオトコとして育てられた女子なのですが、玉梓の呪いで、オトコと交わることにより、相手の精を吸いつくして殺してしまうという因果な身。

しかし、同じ玉を持ち、からだにボタンのアザを持つ犬士だったらエッチをしても大丈夫(笑)という設定です。

魔木子先生のラブシーンは品があって美しいのです。

 

 

廓源氏: (1) (まんがグリム童話)

廓源氏: (1) (まんがグリム童話)

 

 これは隠れた名作。

新吉原を闊歩する「源氏屋」(お女郎さんをプロフェッショナルに仕込むお仕事)と、彼をめぐる花魁達の話。勿論「源氏物語」がベースなので、「葵」「六条」とか、源典侍(げんのないしのすけ:色好みの高級女官。本作では間夫が昔100人いたという元花魁の遣り手さん)とか、末摘花とか色々出てきます。

 

廓源氏: (3) (まんがグリム童話)

廓源氏: (3) (まんがグリム童話)

 

 このシリーズは3巻ありますが、本編以外の短編で面白いのが「女枕絵師 春狐堂」というヤツ。これは江戸時代というよりは明治2年とか、まだまだ江戸の香りは残っていても、文明開化が近寄ってくるお江戸の話。枕絵師というのは春画つまり枕絵を描く絵師。個人的には北斎の娘、葛飾応為を思い出したりもしなくはないです。

 

 

お江戸くノ一 変化のお梛事件帖: (1) (まんがグリム童話)
 

 再び魔木子先生登場。くノ一のお梛(なぎ)と、将軍のご落胤、京也のお話。
大奥とかエロ坊主とか、時代劇にはこれだろ!というネタ満載。美人がたくさんでてくるので目の保養。お梛はくノ一の「色の道」をしっかり叩き込まれております。

 

江戸恋暦 (あおばコミックス)

江戸恋暦 (あおばコミックス)

 

 短編集ではありますが、いわゆる「江戸の悪女」を描いたもの。
何で私達は悪女とか悪者になんとなく惹かれてしまうところがあるんですかね。

 

というわけで、色々時代劇コミックをご紹介してみました。

 

なお、番外編ですが、私が毎年8月に思い出すのが

 

ダークネス: (1) (ぶんか社コミック文庫)

ダークネス: (1) (ぶんか社コミック文庫)

 

 「ダークネス」です。

敗戦直後、米兵から日本の婦女子を守るためと「性の防波堤」として
組織されたRAA(特殊慰安施設協会)から、焼け跡にクラブを作り、
日本の裏社会を操った1人の女性の話。

戦争というのは裏に略奪とか強姦とか、勝った国の兵士の性欲処理とか
そういうこともあるということ。

戦争反対。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足趾の操法®の細かいルール。

今日は「足趾の操法®」の集中講座です。

 

操体や、足趾の操法®って、
操体の)「やり方」を学ぶのではなく、
操体臨床家としての)「あり方」を学ぶのです。

 

操体が習得にある程度時間がかかり、
独習がなかなか難しいのは
(臨床家で通じる実力が得られるレベルまでということです)

「やり方」を学ぶのではなく「あり方」を学ぶから。

 

例えば、ポジショニングとか。

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★足趾の操法®のポジション。操者の膝は被験者の踵より外に。
写真では扇子を置いてあります

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★「ダメな例」。操者の膝が被験者の膝の間に入ってしまっている。
このポジションだと波動が上手く伝わらず、操者が疲れる。

 

こういう細かいことから勉強します。
ほんの0.5ミリ触れる場所が違っても、被験者の感じるきもちよさが
全然違うのです。