操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

「快からのメッセージ」増刷のお知らせ

お待たせ致しました。

品切れになっていた「快からのメッセージ」が増刷になりました。

「皮膚へのアプローチ」を詳しく学びたい方は是非。
私は自分の受講生には「絶対読め。わからなければ100回読め」と言っています。
「楽と快の違い」がわかり、皮膚へのアプローチの理解が深まります。

快からのメッセージ―哲学する操体

快からのメッセージ―哲学する操体

 

 ★たにぐち書店さんに頼んだほうが早いと思います。

ここ最近、「皮膚」に対する興味が、
操体関係者の中でも高まっているようです。

先にも書きましたが、皮膚という概念がなかった時に
師匠、三浦寛が「皮膚への接触」を発表した際、

多くの操体関係者は

何言ってんだ?

みたいな反応をしました。
私は目の当たりにしております。

ところが、近年は「何言ってんだ?」と言っていた
方々から「皮膚操体」という言葉を聞きます。

 

私は、五年前に「五年後、今まで皮膚を無視していた
操体関係者が『操体って皮膚よね』と言い出すよ」という
予言をした話を書きましたが、まさにその通りになっている
という次第。


「快」の時もそうですが、「皮膚」についても
操体ってみんなのものだから、自由に使っても
いいじゃ~ん」というに違いありません。

まあ、そこが結構ずるいといえばずるいと思います。

 

それはさておき、

 

★浦自身は最近「皮膚操体」という言葉は使わず
皮膚へのアプローチ、渦状波と言っています。

「皮膚操体マッサージ」
操体的マッサージ」など、

(注:そもそも、マッサージという言葉は、
資格所有者以外は使ってはいけないものです)

皮膚を引っ張ったり揉んだりつまんだり捻ったりという
刺激がメインのようです。

「楽な動き」をやっていた先生方が、
「言葉だけの快」に移行した時のように、
(言葉では快、といっているが、やっていることは
楽か辛いかの比較対照なので、診断分析が混乱している)

皮膚に触れれば「皮膚操体」みたいな
安易な感じも見受けられます。


★三浦が唱えている「皮膚へのアプローチ」は、
刺激にならない接触です。

これを「渦状波®」と言います。

面の渦状波、点の渦状波というものがあります。

これらは、刺激にならない、皮膚への接触です。

そこが違うのです。

 

それってセクハラ??

視診触診の講座をやっています。

「触れる」というのは、私の生涯のテーマの一つでもあります。

「触れる」というのは日常的でありながら、デリケートな問題です。

 

昨日、まつげのエクステのメンテをしながら
アイリストのIさんとお話したところ、スポーツ整体で、予想もせず
裸にされてオイルマッサージされて、胸を揉まれたとか、
(これはセクハラですよね)

整体院で腰をもまれながら、
先生に「オレ、最近彼女いないんだよね」と言われたという話を
聞きました。勿論「ちょっと不快」だったそうで。

女子のクライアントが
「最近彼が冷たくって。私の寝技が未熟なんでしょうか云々」という
相談をもちかけるならわかりますけどね(笑)

先に「ベッドに仰向けに寝た時、男性の先生にまたがられて肩を揉まれた」
というのもありました。

私は背中をストレッチしますと言って後ろから手を掴まれて、
後屈状態にされ、男性の先生の局部を
臀部と背中にこすりつけられたことがあります(笑)。

痴漢と同じで、その時は「やめて~」とかなかなか言えないわけですね。
それで後から
「うげ~、きもちわるい」「やめときゃよかった」とか思うということは、
結構あります。私の周囲でも結構いるので、
詳細に調査するとかなりの女性が不快感を感じたりしているのではないかと。

 

かといって、世の中には全然不快感なし!
さわやかで女子にモテモテ(ホントです)という男性の先生もいます。
うちのフォーラムの○○先生とか。

個人的には、陰陽があるので、男性は女性、女性は男性が診たほうがいいような気もします。

実際、私は男性のクライアントのほうが多いんです。

というのは、昔ずっとエステのお世話になっていたのですが、
エネルギーの流れがやっぱり違うんですね。


というわけで、私は操体の臨床をやってるときは「中性」になって
やっております。
「お前の場合はオヤジだ」と言われてしまいそうですが(笑)

いわば、相手によって自分の「性相」をコントロールしているような感じです。

その点、というと何ですが、操体をやっていると「性相」が消えてきて「施術中は中性的」という感じになってくるんですねこれが。