操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

施療の期間と回数

『どれくらいのペースで受ければいいですか?』

『回数的には?』



人間が病気になったり、不調になったりするのには順番がある。



http://www.teizan.com/sotaiho.html

操体について:3.病気になる順序と治る順序 参照』



「息食動想」と「環境」のバランスが崩れた時に、ボディに歪みが生ずる。ここらへんではまだ『何となくおかしい』。これを『微症状』あるいは『感覚異常』という。これをAとする。

さらにボディの歪みが進むと、『機能異常』(どこかが動かないとか、胃の調子がヘンだとか)。これはA'+B

さらに症状が進むと『器質異常』(胃潰瘍、とか病名診断が下される)A"+B'+C



どういう事かというと、ある日突然、悪くなる、病気になるということは(余程の外的暴力などはのぞく)なく、順番を追って悪くなるということだ。



逆に、良くなる時は、歪みがとれる→器質異常が解消される(進行度が進んでいる場合、治らない事もある)→機能医用が解消される→感覚異常が解消される、のように逆の順番で改善されていく。



つまり、症状が重ければ重いほど、良くなるのにも時間がかかるということになる。



ある程度重い場合は、回数を重ねる必要があると思う。

時間をかけて壊したのだから、たった一度の施術でで治せ、というのは考え物だ。

初診時(初回)は、ボディーの診断評価を行う。そこで、おおよその目安(期間や回数)が立つと言ってもいいだろう。