昨日、医道の日本誌の対談(三浦先生&今先生)のに同席させていただいた話は書いた。その時、印象に残ったことを書いておこうと思う。
「意識を変える」という言葉は両先生から聞く言葉だ。
例えば三浦先生は
『操体を学ぶ(快適感覚をききわけ、味わうことも含めて)とどうなるか』
『意識が変わる』
『意識が変わると自分が変わる』
さらにいつも聞くのは
『自分と向き合う時間大切にすること』
これは自力自動で操体をする場合に大切なことだと思う。感覚のききわけをスキップして単に身体を動かすだけでは、単なる体操だ。操体する時間位は
自分と向き合う時間にしたいものだ。
今先生曰く、橋本先生は患者さんの意識を一瞬にして変える名人だったそうだ。
それを見ていたからかどうかしらないが、今先生もそれが得意らしい。
例えば手首とか膝が痛いという人がいたら、(あくまでも例です)足首を診る。真剣に診る。
患者さんは『何で手首と膝が痛いのに、この先生は足首を診てるんだろう??』と思う。
で、足首に何か硬結とか圧痛があったりすると、『????悪いのは手首とか膝じゃなくて
足首だったんだ??』と意識が変わる。
名人は一瞬にして人の意識を変えるのか?
(というか、治療家にとって、重要な能力ではないか)
言葉は意識を変え、皮膚は無意識に通じる扉なのか。