操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

2010年操体法集中講座(視診触診編)講習の告知

11月も第二週となりました。今現在は『連動集中講座』をやっているのですが、操体の基本の「き」、般若身経をしっかり、みっちりやっています。意外と簡単そうに見えて、最初はなかなか難しいものなのですが、この『自然体立位』が無意識のように操れるようになると、実際の操体臨床もそうですが、手技療法のみならず、あらゆる事に応用可能です。



さて、連動集中講座終了後、来年からは私がずっとやりたいと思っていた



『視診・触診講座』を開講します。



★この講習の特徴は、三浦寛、畠山裕美による、実際の『フルスペックの』操体臨床を見ることができるということ。通常の定例講習ではこうはいきません。



1月16日(土)開講

予定 計6回 毎週土曜 13時〜17時



2010年1月16日(土)

2010年1月23日(土)

2010年1月30日(土)

2010年2月6日(土)

2010年2月13日(土)

2010年2月27日(土)



★2月20日は休講です★



受講料 全6回 12万円

(東京操体法研究会講習、その他集中講座受講歴のある方は10万円とさせていただきます)



場所:三軒茶屋 ターミナルビル

講師:畠山裕美(TEI-ZAN操体医科学研究所)

顧問講師:三浦寛(人体構造運動力学研究所)





内容:臨床で使える視診触診力を養成します。途中、実際の臨床に立ち会っていただき、視診触診をどのように『分析(診断)に用いるか見ていただきます。勿論、実技中心です。



通常、手技療法の世界にいれば『視診触診はできて当たり前』だったのですが、最近はどうもそうではないようです。柔道整復の学校では教わらないとききましたし、鍼灸学校でも視診触診にはあまり時間をかけないと聞いています。



『分析(診断)』『施術(治療)』が必要ないような、リラクゼーション系でしたら、『視診・触診』はそれほど重要視されないかもしれません。しかし、そうでない『臨床』を行う場合は、『視診触診』力は不可欠です。



また、操体法東京研究会の定例講習を見ても、視診触診が今ひとつのケースが多く、もっと時間を割けばいいのですが、プログラムの都合上、視診触診にそんなに時間をかけるわけにもいきません。



『視診・触診力』というのは、実は臨床家にとってのコアスキルです。いくら『テクニック』を覚えても、視診触診が出来なければ、一番大切な『分析・診断』ができません。



分析・診断抜きで、患者なりクライアントが『ここが痛い、あそこが痛い』という愁訴の部分にいきなり触れるのは、ビル火事のサイレンに水をかけ、火元の消火をしないのと同じです。



サイレンに水をかけ続ければ、いつかはサイレンも壊れて鳴り止みますが、それはサイレンが壊れただけで、火元はまだくすぶっている可能性があるのです。



★というわけで、お待ちしております。



詳細はお問い合わせ下さい。



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