操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体の秘技、足趾の操法で女性の扱い方がわかる?

操体法東京研究会定例講習が2010年9月から開講になります。今回、最新版の『先輩諸氏の声』をアップデートしました。



操体法東京研究会2010年定例講習のご案内



足趾の操法。

集中講座で何回かやっているが、操体法の中でこれだけは操者が他力的に行うものだ。しかし、本人にしかわからない快適感覚をききわけ、味わうことと、足の指は手の指や他の部位のように細かく動かせないので、操者が必要なのである。

よく足趾の操法が終わった後『これは自分でやってもいいんですか』と聞かれるが、自分でやっても悪いことはないが、あまり面白くないし、私は『つまんない』と思う。

これはやはり誰かに足を委ねて、快適感覚を味わうことに集中するに限る。

足趾の操法の『ゆらす、もむ、おとす』とアレンジ数種、私が得意とする「足趾廻し」は委ねきって受けると本当にきもちいいのである。

『ゆらす、おとす、もむ』が頭までとおるきもちのよさならば、「廻し」は深い眠りに誘うきもちよさである。

★「足趾廻し」は、師匠の講習のプログラムには入っていない。集中講座のみの、私の伝授するプログラムだ。秋にまた『足趾の操法集中講座』を開催予定である。



足趾の操法は、見た感じ結構簡単に見えるのだが、「足趾の操法3年」と言われる程奥が深い。もちろん適当にやればできないこともないが、適当なのを受けるのと、修業を積んだプロに受けるのとでは違いがあるのは当然だ。例えば触れる位置が1ミリ違っても受け手の感覚は変わってくるのである。

よくクライアントに「家で妻にやってもらうんですが、先生にやってもらうのと全然違うんです」と言われるのだが、それは当たり前だ(笑)。



ところで、足趾の操法の集中講座で、私はよく男性に冗談で、「男性に限っては足趾の操法(及び操体)で女性の扱い方がわかる」と言うことがある。



ちゃかちゃかやって手早く済ますヒト

丁寧にじっくり被験者が満足するまでやってくれるヒト

自分の思い込みで進めるヒト(こちらがリクエストをしても『いや、このほうがいいですよ』と譲らない)

下手だけど時間だけは長いヒト



などである(笑)



あ、ギクッとしました??