操体法大辞典

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気配りは操体臨床にも通ず?フォローの達人

魚屋さんがやっている居酒屋風のお店に行った。居酒屋風と言っても、割と大人っぽい、カウンターや二人がけのテーブル席があるお店である。この日は飲みに行った訳ではなく、ちょっと軽くご飯を食べながら打合せ、という感じだった。飲みが目的ではないので、取り敢えずビールを一本位頼んだ。
最初にかにみそと白子ポン酢とご飯、みそ汁、じゃこ飯を頼んだ。
「焼いた鯖ある?」と聞くとアルバイトの子が「はい、焼き鯖鮨があります」と言う。
焼いた鯖と焼き鯖鮨では全く違うではないか(笑)。
「お鮨じゃなくて、焼き魚の鯖は?」
「ちょっと聞いてきます」
「焼いた鯖はありません」
「それじゃ今日のお勧めの焼き魚は?」
「太刀魚です」
「それ持ってきて」
「あと、ご飯とみそ汁早く持ってきてね」

というわけで、しょっぱなからかにみそをおかずにご飯を食べる。

そして、太刀魚はなかなか出てこないのであった。お店は結構空いている。

ビール一本頼んで、最初からご飯頼んでご飯をお代わりしているお客がいたら、飲みにきたんじゃなくて、ご飯を食べにきたのだ、だから焼き魚は早く出そう、とか、そういうことはないのである。そこまで気配りできてのサービスなのだろう。