操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体の学び方・続け方。やはり家族の協力と応援は必要だ。

最初に

日本人の夢!送電線の国有化を願う1000万人署名!
のサイトをご紹介。 私も署名しました。日本の送電線は一社が独占しているんです。

http://maketheheaven.com/japandream/


 率直に言って、家庭を持つ女性が仕事を続けていくのは、家族の協力が必要だ。私の親の時代は、母親が専業主婦、というのが圧倒的に多かった。

しかし現在は共働きが増えている。少子化と今になって騒いでいるのは、女性の社会的参加を、結婚、出産、育児という期間、シャットアウトしていたのもその原因の一つだと思う。
最近は男性も育児休暇をとれる会社もあるようだが、まだまだ珍しい。

操体を勉強するとしよう。
女性が操体に全力投球して勉強するのは結構ハードである。特に勉強の途中で、結婚、出産、子育てをしていたら、小学校にあがる7年(妊娠期間も含めたら8年?)確実にその間の勉強時間、臨床時間は減る。
私は「操体の勉強」を優先したので、家庭生活を放棄し(カラダを壊したりしましたから)、子供もいない身軽な出戻り娘なので、こうやって操体三昧の日々を送っているわけだ。勿論マネをしろとは言わない。

しかし有望な女性操体臨床家が8年近くもブランクを作ってしまうと、戻れなくなってしまうという心配もある。そういうヘルププログラムも考えなければ、と思っている。

東京操体フォーラムでは、そういうことも見越して、今度「会員」というシステムを作った。これはまだ実験段階なのだが、一人で操体を勉強していくことは本当に大変なのである。
「実行委員勉強会」があるのも、ある程度のハードルがあったほうが勉強を続けられるからである。
ある目的を持った個人が集まって、そのスキルを切磋琢磨する場所なのである。

勝間和代氏ではないが、20歳くらいで早めに子供を作り、20代後半辺りから手技療法の勉強をするという手もある。
また、小崎順子先生のように、子育てをしながら、確か38歳位で柔道整復の学校に通って、操体の勉強をされたという方もいる。
いずれも、並々ならぬ努力と、家族の助けがあったに違いない。

操体ならず、女性が何かを極めようと思ったら、結婚生活を放棄するか(何も恋愛を放棄せよと言っている場合ではない)、家族や周囲の理解や助けが必要というのは事実のようだ。

一方、男性をみてみると、
若い学習者に多いのは、彼女に夢中になり、勉強がおろそかになることが多い(爆)。
うちの師匠は、修業時代、橋本敬三先生の奥様から「三浦さん、修業時代は彼女作っちゃだめよ」と言われたという。なので、師匠も若い衆に「修業中は彼女を作るな」と言っている。
本当に忠実に守っているかどうかは不明である(笑)。

某実行委員は、修業中に彼女を作って結婚したが、師匠に「あいつはオレに黙って彼女作って、結婚も事後報告だった」と未だに言われている(笑)。多分あと50年くらいは言われ続けるだろう(笑)。ちなみに彼の奥方はオットの操体の勉強に協力的である。幸せなヤツだ。

そういえば、バンド解散とかバンド不和の原因ナンバーワンは「バンドをとるか女をとるか」なんだそうだ。このへん、オンナは「どっちもとる」というケースが多いと思う。

フォーラムの実行委員の顔を思い浮かべると、皆奥方の協力の上に、操体の勉強が成り立っている。彼女達は、オットの「ライフワーク」を応援している。何故なら、応援した分だけオットがハッピーになることを知っているからだ。ハッピーになり、ますます腕を磨けばいいことがあるのだ。

今年のGW、足趾の操法アドバイザー講習に出席の妻帯者のメンバーの奥方達は、連休の三日間という貴重な時間に、オットを講習に行かせてくれたのである。

彼女達の心の広さと理解に感謝いたします(合掌)

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写真は「油絵風足趾の操法」。