操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

終戦記念日

 子供の頃は、何だか別世界のことのようだったけれど、何だか最近は妙にリアルな気がする。
大きな震災を体験してしまったからだろうか。何が起こってもおかしくないという危機感か。

私の母は、川で水遊びをしていて、家に帰ったら戦争が終わったと言っていた。気仙沼から二駅ほど離れた、岩手に一番近いところである。しかし、たまに爆撃機が飛んできて、同級生の女の子の手が、目の前で吹っ飛んだのを見たそうだ。
うちの近所の「平成庭園」(旧行船公演)は、東京の空襲の際、遺体が運ばれて積まれ、埋められているらしい。兵隊姿の男性が歩いていた、という話も聞かないではない。

以前サイパンに行ったとき、日本軍の戦車が海辺にそのまま放置されていた。タクシーくらいの大きさだった。戦車は運転する人、弾を撃つ人、弾を詰める人の三人で操作するらしいが、三人でもさぞかし狭かっただろうと思った。
ガラパンの海辺には、日本軍占領下時代の「日本寺」があった。ガラパン側ではないホテル・ニッコー側はバンザイ・クリフがある。私は行かなかった。

ダイビングで訪れたという人に聞いてみたら、本当に美しいところだと言っていた。

日本人が戦争をしなかったのは、平安時代くらいだ。