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操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

第77回操体指導者養成コース開講。「人様を癒す」という大義名分。

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 第77回操体指導者養成コース操体法東京研究会)が、新年から開講する。
決して楽な道とは言わないが、果てしなく面白い勉強なのは間違いない。何せ「一生たのしめる」というシロモノなのだから。

鍼灸・柔道整復師理学療法士だったら、今の臨床に活かすことができる。この業界がはじめてだったら、むしろ「操体的思考」がアタマに入りやすいかもしれない。

若い人だったら、最高の自己投資になる。若い時に最高の学びに出会うことほど幸せなことはない。

先日、新規のクライアントの方が見え「ベーシック講習」と「操体の施術」を受けていかれた。
その時「何か質問があったらお答えしますよ」と言ったところ、

「畠山さんは小さい頃からこの世界(手技療法)に興味があったんですか?」
外資系の会社にいたそうですが、それが今のお仕事と関係あるんですか?」

という(ホームページのプロフィールに書いてあることだが)質問をいただいた。

小さい頃から割とヨガとかリフレクソロジーに興味はあったが、子供の頃には臨床家になろうとは思わなかったし、外資系の会社に入ったのは、他に入るところがなかったからだ(笑)。まあ、英語は嫌いではなかったけど。
確かに小さい頃から「人体図鑑」とか「筋肉図」とかは好きだった。

人様にモノを教えるなんて絶対できないと思っていたし、体育は大嫌いで、日焼けしたくないのでサボっており、特に集団競技は死ぬほど嫌いだった私が、武術のようでもある「操体」の専門家なり、介助法、補助法を指導し、スポーツプログラマーとか健康運動指導士というのもお笑いなのである。

イチロー選手のように、幼少時から「一流のプロ野球選手になることです」と卒業文集に書くような天才は別として、大抵は「これになりたい」というビジョンを小さいころから持っているわけではない。

もしかして、この方は「操体の講習」に興味があるのかな?と思ったら、その通りだった。
操体の勉強をしたいとか、興味がある人は、相当の確率で「何故操体を勉強しようと思ったのですか」とか「この業界にはいったきっかけは何ですか」と聞いてくることが多いのだ。

未知の世界に足を踏み入れるのだから、気持ちはわかる。

面白いことに、鍼灸師や柔道整復師や治療家はお互いにあまりそういうことは聞かない(そういえば、私も仲間うちで聞いたことがない)。多分「何となく」とか「爺さんの代から骨接ぎ」とかだからかもしれない。結構偶然この道に入ったという人も多い。

また、これも面白いのだが、講習を受けると決めた(覚悟)した人は、1日でも早く勉強したくて、いても立ってもいられなくて、個人レッスンを受けてから、講習に参加する場合もある。
つまり、迷いがない。

悩みに悩んで結局は見送るという人もいるが、それは「覚悟」がまだ決まっていないのだろう。覚悟が決まっていなければそれは仕方ないことだ。

いずれにせよ、操体は職人と同じだ。学ぶなら、1日でも早く始めたほうがいい。1日遅くなるということは、それだけ「死」に近づくことだし、来年、再来年もこの講習があるかどうかわからないではないか(笑)。

なお、最近は定年や早期退職者向けに「三ヶ月で開業できる」(開業するのは簡単。税務署に行って開業届けを出せばいい)とか、「生涯現役」(一生肉体労働するのか?)、あるいは誰にも非難されないような「人様を癒す」という大義名分のためか、手技療法系のスクールが増えている。
新たな商法である。こういうスクールには、柔道整復師とか鍼灸師はまず来ないから、入ってくるのは「素人」である。

★ま、誰でも最初は素人なんだけど★

また、これは年配の方だけではないが「自分が癒されたい」ので、「癒し」をしたがるケースも多い。

そして、人様のからだに触れるということは、そんなにやさしいものではないということも、覚えておいてほしい。

少しきびしい事を書きましたが、本気で勉強する熱意があれば、もちろんベストを尽くしてサポートします。