操体法大辞典

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国際女性デー(International Women’s Day)


3月8日は「国際女性デー」だそうである。1911年から制定されており(正式には1975年)政治・経済などの分野における女性の平等な社会参加を目指す記念日である。

日本では女性に選挙権が認められたのは新憲法が制定された1947年なので、世界各国に比べると、相当遅いことになる。

以前お知らせしたと思うが、現在東京操体フォーラム実行委員会では、以前「性」というテーマで実行委員が綴ったものを、電子書籍化中である。私が主な編集を担当している。まだタイトルが決まらず、編集にも時間がかかっており、フォーラム辺りまでには出したいなと思っている。

それはさておき、いつも不思議だと思う事がある。

何故同じようなことを言っても書いても、女性に不快感を与える場合とそうでない場合があるのか、ということだ。
女性を讃美しているようでも、実はモノのような扱いだったり、単に自分の自慢だったりすると不快なのだろうか。

書いていたら思い出した。
今は全く縁がない男性だが、師匠共々結婚式に呼ばれた。彼女は年上の知的な女性である。

結婚後、暫くして「彼」のほうが、「タイの風俗に行った時に〜」という話を始めた。
少なからず結婚式に呼んだ女の先輩に言う話ではないだろう。

私は不愉快になって「やめなさい」と言った。勿論行くなとは言わないが、結婚式に呼んだ女の先輩(女だと思われていなかった可能性もないとは言わず)言うことではない。品性のなさを晒すだけだ。
犯罪とかに及ばない限り、人生は自分の自由であるが、何も恥をさらすことはないのだ。

私の彼に対する不愉快、つまり「下品なヤツ」という印象は、多分ずっと消えないと思う。

★世の中にはこの手の話をしても全然違和感のない人もいるのも事実なのだが。

これは話す本人の技量なのだろうか??それとも品性?何故、下ネタをしても相手を不愉快にする場合とそうでない場合があるのだろうか??

中谷彰宏さんは「僕は風俗にも行きます」「女性好きです」と書いているし「AVも大好きです」と公言しているが、なぜいやらしくないのか??

これは本当に不思議なことだ。

中谷氏の場合は「女性の中で育ったので、女性の心がわかるのです」と書いていたので、なるほどね、と思う事もある。「モバイル中谷塾」の「妄想日記」は全部女性の目から見た妄想だが、よく女子の気持ちがわかるねぇ、と感心することがある。

いや、ふつ〜の女子は「そう思うの」とか「そうよ」という言葉は使わないので、ふつ〜の女子以上に「女子度」が高いのかもしれない。

色々考えてみたが、思いついたのは「異性に対してリスペクトがあるか」と「オトナとして成熟しているか」ということではないか。あとは如何に「女性度」を内包しているか。品性があるか。

「女性度の内包」であるが、決してなよなよしているとか、頼りないとか、草食男子なわけではない。
「女性度の内包」とは、「女性に対してこれ以上のことを言ったりすると、不快感を与えるな」というセンサーがあるということなのだろう。

昨日Twitter平直行さん(フォーラムの相談役)が「グレイシー家で学んだのは男としての嗜(たしな)み」と書いておられた。

平さんは男の世界、格闘技や武術の世界の人だが、実際にお話すると、料理は得意だし、「お母さんの気持ちがわかる」。つまりは強いのだが、女性性も合わせ持っているということなのだろう。

世の中にはモテ男がいる。女性遍歴が華やかな人もいる。そういう人に共通しているのはやはり「女性(というか、恋愛対象の性に対して)へのリスペクトがあるか」「オトナとして成熟しているか」「男の嗜みがあるか」なのかもしれない。
























評価:

池波 正太郎

新潮社



¥ 515


(1984-11)


コメント:男の嗜みとは。最近の若い衆に読んで頂きたいと思う。