操体法大辞典

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「連塾 本の自叙伝」。連塾最終回

 2012年5月26日、青山スパイラルホールで「連塾 本の自叙伝」が開催された。10年にわたって開催されてきたこのイベントは今回をもって最後となった。

10年のうち、9年目まではずっと土曜に時間がとれなかったのだが、ここ2年はなんとか時間を作って参加した。

これは私のレポートよりもこちらのほうが詳しいと思うので、リンクを紹介しよう。

Report 連塾ファイナル 松岡正剛・本の自叙伝(1) 

Report 連塾ファイナル 松岡正剛・本の自叙伝(2) 

はっきり言えば、松岡さんが紹介している本が全部わかるわけではないし、よく知らない部分もある。それでも「へ〜」と思いながら読んだり聞いたりしているわけだ。

最初から「わからない」といって蹴るのはつまらないではないか。連塾しかり、ISIS編集学校しかり、知的好奇心や文化的レベルの高い方々が集まっている。
多くはその分野での、色々な意味でのプロフェッショナルである。
思うに、たまにはそのような方々と交わって、カルチャーショックを受けることも必要なのだ。自分と同等あるいはそれ以下のメンバーといつも一緒にいると、優越感はあるかもしれないが、成長は望めない。

松岡正剛さんは、私にとっては「ISIS編集学校」の校長」であり、「未詳倶楽部」の亭主である。また、私が「離婚すっぺか」と迷っていた時にアドバイスを下さった方でもあるし、社団法人の今後についてアドバイスを下さった方でもあり、私に「守破離」の思想を深く教えて下さった方でもある。

今回も会場で、ISIS編集学校で知り合った方々や、未詳倶楽部でご一緒した方と再会することができた。これも楽しみの一つである。

私の知っているある会社の上級管理職の方に「連塾に行きます」と言ったら『3万円は高い』と言われた。セミナー料をいつも会社に出してもらっているのだったら、自腹を切って3万円というのは高いとおもうのかもしれない。

今回は最後ということもあり、場所は青山だったので、師匠を誘って行った。最初は「なんだかよくわからん」と言っていたが、話が「生命」「粘菌」「意識」「宮沢賢治」になどになってくると、段々乗ってきたようだった。
途中、私からカメラを取り上げ(笑)、松岡さんやら安田登さんやら、山本耀司さんを激写(笑)。

最後は盛大な拍手とともに、スタンディング・オベイションで終了した。

終わってからの感想は「のーみそを知性で洗濯したようだな」というものだった。

「知のシャワーを浴びた」と言ってもいいかもしれない。

なお、会場の「しつらえ」や「照明」「舞台セット」も素晴らしいものだった。




























評価:

松岡 正剛

春秋社



¥ 1,785


(2006-12-25)


コメント:17歳のためにではなく、オトナも読んで欲しい。








































評価:

松岡 正剛

春秋社



¥ 1,890


(2007-12-20)


コメント:目からウロコ。これもオトナが読んでほしい






































評価:

松岡 正剛

筑摩書房



¥ 1,365


(2009-11-10)


コメント:「なぜカナリアは歌を忘れたのか?」日本を読み解くヒントがここにはある。日本は非常に複雑で面白い国なのだ。