操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

一万時間の法則。

「10000時間費やすと、いっぱしのプロになれる」

この言葉をきいてがっかりするか、それとも「そうか」と奮い立つか。世の中にはそんなに簡単なことはない。いや、簡単な事は多いけれど、それを続けることができるか、続けられないか、かもしれない。一日8時間365日やって、三年半で一万時間を達成する。

大学四年、大学院三年でだいたい10000時間になるので、大学、大学院というシステムはそれにかなっているとも言う。

東京操体フォーラムの相談役、平直行さんから聞いた話。

「道場は、先生に直してもらうところ。普段は自分で地道に練習する」。つまり道場に行った時だけ練習してもいかん、ということだ。「先生に直してもらう」ということは、先生に習ったコトを練習するということだ。勝手にいろいろやってみるわけではない。「守」の時期には必要なことだ。

習い事のコツ。

「こいつには教えたい」と思わせること。自分の知りたいことばかり質問しないこと。習ったことについてはレスポンスを返すこと。