操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

全国操体バランス運動研究会仙台大会へ

仙台は、操体を知る前から私にとってはファミリアなところなのである。今回の震災で、自分のルーツを一層考えるようになった。鎌倉時代の畠山氏もそうだが、それ以前には渡来の秦氏というのもあるらしい。東北のヒトは始めはなかなかシャイだが、打ち解けると本当に親しい、というのも何となくわかる気がする。

また、多分北経由の航路で、ヨーロッパとかロシアからヒトが入って来たのではとも思う。実はフランス語を習うには「東北弁っぽいといい」なんていう話もある。韓国や中国経由ではない文化があるように思える。

丁度恐山のイタコとか、藤原3代とかのことを考えていたら、平直行さんから電話があった。彼は仙台の生まれである。東北ブラッズなのである。おまけに彼が学んでいる柳生心眼流は仙台藩のお抱えなのである。こんな愉しい偶然があるのだろうか。平さんと私の会話は、仙台藩から東北からロシアへのロマン(笑)に及んだが、多分東北は西から「田舎じゃ〜ん」と言われてほっとかれているうちに、色々やったのだろう。そんな妄想で盛り上がった。平さんの凄いところは「僕、気がついたんですよ」と何かあると教えて下さるのである。「気づき」っていうのは必要なことだ。

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仙台葛岡の橋本家墓所。

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仙台駅あさひ鮨にて。秋冬限定の「どんこの肝たたき」。気仙沼漁師料理。私はこのために仙台に行くと言ってもいい。これに気仙沼の「男山蒼天伝」で一杯やれば最高だ。

肝心の「全国大会」だが、後継者の育成が問題になっている。若い人が操体に魅力を感じるのか?地方の「操体教室」ではなく、操体の臨床家として、社会的に十分評価されるように、アーティスト的な育成も必要かなと思う。