私がスポーツプログラマー(公認スポーツ指導者)の資格を取った時は
「文部科学大臣公認」というのがついていたが、最近は「ついて」いないらしい。
また、私の時は筆記試験だったが、今はマークシートなのだそうだ。
私は小論文で「操体について」というのを書いた記憶がある。
今年はライセンス更新の年だった。丁度取得して12年になる。
講習の会場は、代々木公園の「青少年オリンピックセンター」だった。
記憶にあるのは朝9時から夜9時までずっと講習だったことと、
食堂の食事がどうもダメで(笑)、隣の棟のレストランに逃げていたことだ。
当時は個人情報保護とかあまりうるさくなかったので、
名簿が配布されていた。
講習中、講義が始まった。
と、年配の女性が私の所にやってきて手を差し出し
「転んだから痛いんだけど」
「あなた整形のセンセイなんでしょ」
と言われた(汗)。
私は整形のセンセイではない。おまけに講義が始まっている。
「私は医師ではありませんし、講義が始まりましたから」と、断った。
何だかそんな記憶が残っている。
操体の指導をする際に肝心なのは「コトバの誘導」である。
一番難易度が高いのは、不特定多数を相手に、言葉の誘導のみで行うものだ。
運動指導と同じである。
受講生を見ていると、最初は恥ずかしいのか、声が出ない。
これは慣れもあるのだが、慣れるしかない。
日本語が通じるのだったら言葉は最高のツールになる。
(スペインで通訳しながらやったが、それでも大丈夫だった)
言葉の誘導のトレーニングには、エアロビのインストラクターとか
運動系のインストラクターをするのもいいかもしれない。
私も昔は大きな声を出して一度に多数を指導、なんて考えもしなかったが
やっていたらできるようになっていた。
まずは慣れることなんだろう。