操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

骨模型。

ローリング・ストーンズがやってくる。
渋谷駅で大きなポスターを見た。
キース・リチャーズの指にはシルバーのドクロの指輪が。

スカル(ドクロ)の指輪と言えば、「サロン・ド・シマジ」でも、アイファニーのスカルの指輪を扱っている。スカルの指輪が似合うには、男性も修業が必要なのである。

レディースもあるが、こちらにはダイヤが入っていてこれも美しい。

先日のスポルテック2013での話。

久しぶりに柳生心眼流の島津兼治先生にお会いした。

平直行さんのセミナーでも30分ほど講義をなさった。

その時に持参されたのが「骨模型」。こつもけい、と読む。

あれは、立体的だから勉強になる。3Dは、目では納得するが、指先では納得しない。

昔は一体40万とか50万した。私は学校で毎日人体と骨模型を触っていた。今も触診する際は、アタマの中に骨と筋肉、組織が浮かぶ。
生々しいものではなく、キレイなイメージでだ。

f:id:lovecats:20131206125012j:plain

 

↑ 平直行氏とポーズを撮ってみたが、肝心の右手が写っていない(笑)
 喫煙所にいるだろうと待っていたらなんと30秒で遭遇。

 

f:id:lovecats:20131206143016j:plain

写真向かって左から、島津兼治先生(柳生心眼流)、杉本錬堂先生(天城流湯治司)、小口昭宣先生(筋整流法 伝承者)。

 

島津先生曰く、この骨模型は30年前で、40万しました。
最近は安いのが出ていますが、良くないです。

これは、ヨーロッパ人の男性の実際の骨格を忠実に再現しています。

骨の細かいくぼみがわかります。私たちは、ここに指をひっかけます。
最近の安い量産品は、ここまで細かく再現していないので、勉強になりません。

 

そうそう。本当に良質な骨模型は確かに触感が違うのだ。
ざらつきとか、微妙なくぼみとか。

「安いのは、ダメです」

島津先生は断言した。私は思わずうなづいた。

骨模型は何のためにあるのか。

名前を覚える程度に使うのなら、何でもいいかもしれないが、触れるという目的があるなら、プロとしてなら、やはり質のいいものを選ぶのが妥当なのだろう。