操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

渦状波(カジョウハ)

というのは、刺激にならない皮膚への接触を用いた、いわゆる「第三分析」というものです。

で、この言葉、実は商標登録されています。なので勝手に使ってはいけない
名称なんですね。

しか〜し、無断で使ってる方々が結構いるので何か対策しなきゃ
ならないのでしょうか。

そして言葉が一人歩きしている気もします。

で、記事を読んでみると、
単に皮膚にタッチングすること(引っ張ったり捻ったりという刺激を含む)
を、「カジョウハ」と云っているケースもあるのではないかと。

 

一昨年、三浦の講習を受けていない方(それも、臨床家ではない)が、
「渦状波や第三分析をの講習をやっている」というタレコミ(笑)があり調べたことがありますが、

その方の云ったことが凄かった。

操体はみんなのモノでしょ。だから私が好きにやってもいいんじゃないですか」

みんなのモノというか、原理原則なんですが、
ヒトが研究して勉強しているものを「本で読んでプロ向けに指導する」というのは
あんまりでございましょう。。。

こういう場合「みんなのモノだから勝手にアレンジして使っていい」という
解釈をなさる方もいるから困ります。

と言っても「組織の長にはならないよ」という橋本敬三先生の言葉が何故か
「組織を作っちゃいかん」という言葉に変化し、結構みんな好き放題に
やってきているので、今現在の操体界というのは「サファリパーク」と化している
わけです。

 

ある

サイトで「渦状波治療30分」というのがあり、千葉県の整骨院だったのですが
(それも、その接骨院のグループオーナーを私も知らない訳ではない)

電話をかけて「カジョウハ治療ってやってらっしゃるんですか」と聞いてみたところ
受付嬢が「少しお待ち下さい」と云ってから

「うちは、低周波ならやってます」という答えが返って来ました(汗)。

皮膚からのメッセージ―操体臨床の要妙part 2

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