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操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

不自然の自然。

操体では、
「左股関節が右股関節より屈曲しにくいから、左股関節が悪い」
という言い方はしない。

単に「左股関節が右股関節より屈曲しにくい」
ただそれだけである。

それは「歪みは悪いモノだ」という決めつけをしないから。

ただ、客観的に見ているのみだ。

 

連動においても、私達は「正しい連動」「間違った連動」とは言わない。
「自然な連動」「不自然な連動」という。
何故なら、ボディに歪みがあったりすると、不自然な連動が起こるからだ。

 

テニスの選手は手の長さが違う。

職人さんは、肩の高さが極端に違うこともある。
それは、仕事で使い慣れている「からだ」だからである。
ある種のスポーツをやっていると、肩から背中に筋肉がつく。
猫背なのではなく、筋肉がつき、肩甲骨が発達しているのだ。

だからといって、彼らが不健康なわけではない。
彼らは、職業的に使いやすいからだになっているのだ。

昨日も書いたが、
腰が90度に曲がっていても元気なおばあちゃんもいる。
それを、曲がっているのは姿勢が悪いといって、
他力矯正するだろうか。

これを

「不自然の自然」という。

からだは、健気にもバランスをとっているのである。

 

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