昨日は「三味三昧」という素敵な会に参加してきました。
松岡正剛先生と、本條秀太郎先生が
三味線を軸に、日本を遊ぶ、というものです。
今回は二回目です。
テーマは「男伊達」。
江戸時代、戦のない時代、
戦う機会がなくなったサムライ達は、
何に走ったか?
お洒落です。
粋とか、イナセとか。みんな「い」がつくけど、
実は「伊達」も本来は「いだて」と読みます。
「い」とオトコの美学についてはまた語るとして、
本條先生は、茨城の潮来の出身です。
私は千葉の市川と松戸の間にある、国府台
(万葉集に出てくる真間の手児奈姫の伝説が残っている)
というところで、中学から大学まで過ごしたのですが、
中学の遠足で鹿島神宮と潮来は行った記憶があります。
本條先生は「茨城大使」なんだそうです。
そして同じく潮来出身、リストランテ ダ フィオーレの
オーナーシェフ、眞中秀幸さんが腕によりをかけて作った
おつまみ(というのか??)が出ました。
本條先生と松岡さんの「三味線」とお話はまたの機会に譲ることに
して、今日はこの眞中さんがご紹介して下さった不思議な野菜を
紹介したいと思います。
↑ 着物姿も素敵な松岡先生
↑ 本條秀太郎先生。
↑ 左が眞中シェフ。右は衣装の見立のプロ中のプロ
江木良彦さん。松竹衣装にいらっしゃり、歌舞伎の
衣装などに造詣深し。
眞中シェフの前掛け、
「何だかかわいい・・・」と思ったら(前掛けですよ)
江木さん曰く、「オー○フリー」のCMで使った着物の
リサイクルなのだそうです。
そうです。このウズマキは、
バカボンのほっぺたのウズマキなのです。
霞ヶ浦のワカサギ。
これです。これが「冬の花」と言われている
イタリア産の野菜。
ラディッキオ・ディ・トレヴィーゾ・タルディーヴォというそうです。
「茶筅みたいな形」と、眞中さんが説明して下さいましたが、
ほんと、茶筅みたいです。
イタリアでも高価な野菜なんだそうです。
グリルしたものをいただきましたが、何だかコクのある茄子
みたいでした。
作るのに手間がかかるんだそうで、
栽培法はずっと秘密だったとか。
そして、この他にも
潮来の酒造の酒粕につけたチーズ、イタリアでは
酔っぱらいのチーズ、というそうですが、
こんな美味しいものを食べたら、
ワインか日本酒ですよね。
というわけで、ワインと日本酒をいただきました。
あ、ビールも行きましたすんません。
粋な三味の音、
粋なお話、
素敵なお料理と、
非常に優雅でオトナの時間を過ごしました。
食い気で終わってしまいましたが(笑)
素晴らしい「男伊達」の時間でした。