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操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

本楼夜学。東京プリズンと赤坂真理さんの巻

 

東京プリズン

東京プリズン

 

 本楼夜学とは、世田谷区赤堤、駅で言うなら豪徳寺か山下、
編集工学研究所の大広間「本楼」で開催されている
ISIS編集学校のイベントである。

3月12日、

この日は作家の赤坂真理さんのワークショップがあった。

今年の一月二日、NHKEテレ(今は教育とは言わないらしい・・)
で「100分 de 日本人」という特番をやった。
収録したのは勿論「本楼」である。この番組で
赤坂さんは折口信夫の「死者の書」を選書した。

私が折口信夫を知ったのは、井沢元彦氏の
「猿丸幻視行」である。
井沢氏は、TBSに勤めていた父の同僚だった。
出版した際に井沢さんが父に下さったのである。

日本史好きだったもので、この本は夢中になって読んだ。
主人公の青年が折口の頭脳(乗り移り?)を使って
歴史の謎を解く、という歴史ミステリーである。


そして、ある友人が
「東京プリズンはすごい」「これは一体なんだ」と言っていたこともあり、
年明けに読んでみたのだった。

確かに「一体これって何だ」というのが最初の印象だった。
時間が前後し、時空が前後し、16歳の少女が
アメリカで擬似的に「東京裁判」を体験する。

日本人が隠していたもの、
隠している、隠されているとは知らずにいたもの。
それが一枚一枚剥がされるような感覚を覚えた。

久しぶりに「なんじゃこれは〜っ!!!」と
興奮した作品だった。

 

また、映画化された「ヴァイブレータ」は、
何だか記憶があると思ったら、
以前三茶の名画座で「花と蛇」を観た時、
二本立てだったので見たのを思い出したのである。


そして、個人的には、自分の「景色」と割とシンクロしている
ところが妙に気になった。

東京操体フォーラムは、2002年から昨年11月まで、
東京千駄ヶ谷の津田ホールでフォーラムを開催してきた。

この本の中には、名前は出て来ないが、
千駄ヶ谷駅前のホール(津田塾関係のホールなので
津田ホールしかない)が出てくるのである。

ここはオリンピック開催のためか、今月一杯でクローズしてしまう。

「そういえば津田ホール、クローズするんだよなぁ」と
考えていた時に、この本を読んだのである。

頭の中に千駄ヶ谷の駅前の様子が浮かんだ。

 

そして、文中には主人公(マリ)が、に住んでいるところが
 新浦安なのである。
新浦安はうちの近所でもある。

何だか面白いシンクロだなあ、と思った。


本楼夜学の前日、宿題が出された。

 「鉱脈探しのための、書くことと編集術」の夜学

最初は「生まれてから今までで、個人的に印象に残っている風景や出来事を800字以内で文章にしてください。劇的なことである必要はありません。

なぜそれが心に残っているかわからなくてもかまいません。

その後、800文字から200文字に変更になった。

●お題:

 “あの記憶には何かがあるように感じる、あなたの中の記憶を200字以内で。
意味は今はわからなくてかまいません。何があるのか探す旅に出ようというの

がこの講座です。”

 ------------
下記から1つ選んで回答をお願いいたします。

1)なぜか印象に残っている記憶の風景などを200字以内。

2)あの記憶には何かがあるように感じる、そんな記憶を200字以内。3)個人的に大事な記憶や風景を200字以内。

 

というわけで、私が書いた800文字のお題の概略を掲載する。

 

私は品川区戸越で生まれた。
戸越公園と戸越銀座の中間辺りらしい。

未だに戸籍も戸越だがその住所は区画整理でもう存在しない。
私は生まれてから二歳半まで両親と戸越のアパートに住んでいた。
共に宮城県生まれの両親が、
上京して結婚して最初に住んだところが戸越だった。
この頃の写真が白黒のせいなのか、記憶の中の父も母も私も、
隣に住んでいた男の子も、みんな白黒だ。
その中で唯一、カラーの記憶がある。
よく父親に肩車されて、戸越の神社の縁日に行った。

夕方だったと思う。
狭い道は人でごった返していたが、
高いところからはいろいろなものが見えた。

映画館か何かの看板があり、笑っている男性の顔が大きく描かれていた。
看板の縁や背景が緑色だったような気がする。
顔だけが巨大化して笑っているように見えた。
私が父に「あれなあに?」と聞いたのかどうかは定かではないが、
その看板の中で笑っている男性が「ウエキヒトシ」ということはわかった。
その看板だけが、幼い頃の記憶の中では鮮やかに残っている。 

まあ、こんな感じである。

 

さて、実際のワークショップであるが、

この私の宿題が
ちょっと取り上げられた。

あとでマツオカ校長が

「ああいう記憶があるんだねぇ」と(笑)

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あ、松岡校長もこの夜学にはご出席でした。

★写真はゲバラ風にベレーを被った校長の提灯。欲しい・・

 

そして
赤坂さんは最初編集者として出発したらしい。
それが何とスカウトされたとのこと。

「ロッキンオン」とか何だか懐かしい単語が。

岡崎京子さんか原稿を、という話では

あ、世田谷文学館
岡崎京子 戦場のガールズ・ライフ」を見に行かなくちゃ」と
思い出したりして。
 

実は私も「気功のセンセイ」に飲み屋でスカウトされ
外気功を習う羽目になった(私の場合は
この業界に入ってからのことだ)。

そして、一番のツボは

赤坂さんは牡牛座ということであった。私も牡牛座である。

牡牛座(笑)

本楼にはいつもデジイチを持っていくのだが
今回は写真を撮るのを忘れていた。

 

また、本楼へ行く際はいつも
山下商店街の「東肥軒」でみたらし団子を買うのだが、
この日に限って売り切れだった。

でも、本楼夜学でのおやつの時間に
東肥軒のみたらし団子が出たのであ〜る。

そっか、売り切れだったのは、これだったわけだ。

これも不思議なシンクロ。