操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

足趾の操法®(そくしのそうほう)の習得法。

足趾の操法®を受けたい」「勉強したい」という問い合わせが
結構多いので、今日は「習得法」について書いてみましょう。

 

足趾の操法®は、正座が基本です。
勿論ベッドでもできますが、操体自体「操者正座位」というのが基本です。

なので、膝が不調で正座ができないという方は大変ですが(実際、操体実践者で正座ができないというのは問題でもありますし、正座ができるのが操者の必須条件でもあります)、

 

しか〜し

 

不思議な事に、操体を勉強、あるいは足趾の操法を勉強していると
膝が良くなってきて正座ができるようになるケースが多いのです。

 

これは何人もみているので「面白いな~」と思います。

 

通常の手技療法は自分のカラダをぶっ壊して習得すると言いますが
(壊して一人前、とかっていいますよね)
操体はやっているとカラダが良くなってくるのです。

 

操体法東京研究会の講習の中で、私が「足趾の操法集中講座」の責任者として
指導にあたっています。


元々「指モミ」とか「ゆらし」と言っていた(オリジナルのゆらし、落とし、もみ、がそれぞれ色々一人歩きしたらしい)ものを、三浦寛先生が最高に「きもちいい」「納め」を加え、畠山が20数年前に習い、ずっと研究してきたこれまた別の波動で「きもちいい」趾廻し(ゆびまわし)を加え、最近では「横足根洞(おうそくこんどう)」へのアプローチ、ごくごく最近グレゴリー・ローゼン氏(足趾の操法インストラクター)発案の「指尖十字」、手指(しゅし)へのアプローチなど、

ますます進化を続けています。

 

島地勝彦先生が三浦先生にいつも受けているのがこの「足趾の操法®」なのです。

最近しつこく書いてますが、「足指の操体」とか「足指の操体法」とか似通った名称をつけてやっているところがありますが、きちんと修めた方では
ありません。

 

操体は、武術のようなものですから、途中で学びを放棄し、

指導者の教えを破って

自己流でやるとからだを壊すことになります。

 

指導者もこの「コツ」は、相手の人格をみて
「この人なら大丈夫」という方に「秘伝」を伝えるのです。

 

不真面目とか途中放棄とかそういう場合は「秘伝」は教えませんので
自己流で、からだを壊すことになります。

 

あ、しつこいですね(笑)。でも事実です。

 

どうせなら、一般社団法人日本操体指導者協会が認定した
「足趾の操法アドバイザー」「足趾の操法インストラクター」
操体プラクティショナー」「師範代」、もしくは
指導総責任者の畠山(私)のところか、
私の師匠、三浦寛先生に受けて下さい(笑)。

 

シマジ先生も書いていらっしゃいますが、
一度「最高のモノ」を味わったら、ランクを下げることができなくなります。

 

まあ、それでもいいという方は
多分このブログは読んでいないと思いますので(笑)
ホンモノを味わっていただきたいと思っています。


さて、私の経験から言うと、講習(集中講座)を受けながら、
なおかつ私の「足趾の操法」を受けるというのが一番効率がいいようです。

集中講座では、色々な方の足指や、
先輩の意見などを聞くことができますが、
私自身が一人一人にぴったりくっついて
受けていただくとか、細かく指導するには限界があります。

 

足趾の操法アドバイザーの中でも
「足趾のソムリエ」の異名をとるSさんは、
元々私のクライアントでしたが、
足趾の操法を学ぶとともに、
家族を私のところへ連れてきて、
私の「足趾の操法」を受けさせ、
自宅でご家族に「畠山とどう違うか」
というのをじっくり評価してもらったそうです。

この「お手本とどう違うか」
「どこが違うのか」ということがわかると、
飛躍的に上達します。

また、家族とか知り合いだけで練習するよりも、
誰かそれ以外の方の「はじめての足」で練習することも大切です。

 

そうそう。集中講座のすごい?ところですが、
最後の時間あたりになると、
三浦先生が登場します。

操体法東京研究会の定例講習受講者以外は、
三浦先生の指導を直接受ける
というチャンスはありませんが、これがチャンスなのです。

「空気感を学ぶ」。

それを是非ご自身の感性の研磨に活かして欲しいのです。

 

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