操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体の本を読んでもわからない、という方は是非お越しください。

ベーシック講習+操体の施術
というプログラムがある。

15年近く続いているロングランである。

teizan.com

基本的に個人レッスンなので、
その方のニーズに従って進めていく。

 

一ヶ月に何件かは
操体の本を読んでもわかりません」という
人がいらっしゃる。

 

大抵は「何がキモチイイのかさっぱり??」

というお話である。

 

先日も「操体を受けたけど、
よくわかりませんでした」という方からの
お問い合わせを受けたのである。

 

ちなみに、私が先年「うかたま
農文協から出ている季刊誌)に
操体関連の記事を書いた際、
編集者の皆さんに

 

「実際に農文協さんでは、操体の本を
何冊も出してますが、きもちよさって、
わかります?」と聞いてみた。

 

橋本敬三先生の
「万病を治せる妙療法」は、この会社の
ロングセラーであるし、この本の編集者は、
確か役員になって、出世したらしい。

 

★「万病」は、素晴らしい本だが、
「快適感覚」以前の「楽か辛いか」の
時のものなので、この本に「快」を
求めても、ちょっとお門違いである。

しかし、多くの人が
「楽か辛いか」という第一分析を紹介している
この本に「きもちよさ」を求めている。

 

なので、私のところに
「本を読んでもわかりません」という人が
来るのである。

 

そして、農文協では、新入社員研修の
項目に、なんと操体法があるらしい。


そこで「きもちよさってわかりますか」
と聞いたところ「実を言うとわかりません」
という答えが返ってきたのだった。

 

その後、快適感覚を聞き分けやすいものを
セレクトして紹介し、
その編集さんには
「一度快適感覚を味わうと、その後の
セルフケアがわかりますよ」と伝えたが、

 

「自分できもちよさがわかるまで頑張ります」
操体では頑張らないんだが)とのことであった。

 

このシリーズは売れているし、
確かにドル箱書籍だが、
(確かに、快とかきもちよさという言葉も
出てくるが「どちらがきもちいいですか」という
問いかけはない。

近年の多くの指導者の間違いは
「どちらがきもちいいですか」と
問いかけてしまったことだ。

★これがクリアになれば
操体はもっと面白くなるんだが。

 

さて、

私はよく思うのだが
操体はきもちよさ」だと認識するのは
巷に流れている情報から言っても当然である。

 

操体は快ではなく楽だ」と言ってる人は
殆どいない(実際は「楽な動き」をやってる
人が圧倒的に多いんだけどね)。

 

そして、実際に
ベーシック講習(操体概論と
般若身経とセルフケアのパック)プラス
操体の施術、というのは私の
プログラムの中でも一番人気なのだが、

「本を読んでもわからない」という人も
実際に手順を踏んで体験していただくと

「なるほど、こんなに違うんですね」
「まるっきり違うことをやってました」
「こんな小さなポイントでこんなに違うんですね」

など、体感していただいている。

 

本で読んだり、ネットで動画をみても
操体は体験できない。
実際にプロの施術を体感するのが一番である。

 

操体は自分でできる」けれども、
大抵の人は、原始感覚(快か不快か
ききわける力)が鈍っている。

ボディが歪んだままトレーニングしても
効果がないように、
原始感覚が鈍っていて、ボディが歪んだままでは
本当の効果は得られない。

 

まずは、
原始感覚を取り戻すこと。
それには、質のいいきもちよさを
十分に味わい、からだの感性を
やさしく起こすことだ。

 

それをスキップして、いきなり本を
読んでも分かりにくいのである。

 

f:id:lovecats:20150923142151j:plain

★仙台青葉神社

 

それには、

 

はい、足趾の操法®が一番です。

最近「あしゆびの操体法」とか
「足趾の操体」「あしゆびナントカ」とか、
紛らわしい名称を使っているところがありますが、
(紛らわしいところは、残念ながら
私が以前教えた方々が殆どですが、
きちんと最後まで修めていません。

 

受けるなら、一般社団法人日本操体指導者協会の
認定アドバイザーかインストラクターから
受けてくださいね。

 

足趾の操法アドバイザーか足趾の操法インストラクター、
あるいは操体プラクティショナーは、
所定の学習、所定の臨床経験をしっかり積んでいます。
一般社団法人日本操体指導者協会認定