治療家やセラピストの悩みで結構多いのが、「手が冷たい」ということです。
からだは温かくても手先が冷えるとか冷たいとか、あるいは手に汗をかくということもあります。
さて、先日の「塾SOTAI」の時、GWの講習(外気功基礎)に参加して下さった操体ではベテラン、実行委員のX先生(仮名)が嬉しい変化を伝えてくれました。
私は今までも何度かX先生の手に触れさせて頂いたことがあります。
冷たいなんてことはなく「温かい手だなぁ」と思っていたのですが、勉強熱心で向上心に溢れる X先生は「まだ手が冷たい」という感覚をもっていらっしゃったようです。
私自身もお付き合いが長いX先生ですから、もう「知ってることはみんな伝えます♪」くらいの気構えで「外気功基礎etc」を伝授しました。
もう、出血大サービス状態です。
★外気功基礎は気功治療そのものというよりも、「臨床家、セラピストのための手の作り方」がメインです。気を充満させる手法を習得します。
まだ、途中の段階なのですが、手に触れさせていただくと「すごい気」というか、ねっとりとした空気の球のようなものを感じるくらいでした。
★気が手にたまってくると、ある現象が起こるのです。
「気のボールだよ」と言って投げたら、遊べたかもしれません(ホント)。
渦状波®(刺激にならない皮膚へのアプローチ)も、一層素晴らしい結果をもたらすでしょう。
★触れれば誰でもできるものではなく、ある程度「治療家の手」を持っている必要があると思われます。ある人が触れても反応が起こらないのに、ある人が触れると即反応する、ということはよくあることです。
X先生は色々なさっているので、気は満ちていたのだと思いますが、それが手に回っていなかったのかもしれません。
それが、練功によって手の先に一層巡ってくるようになったのでしょう。