操体法大辞典

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新・創生期(操体)。操体臨床の最先端は15年先を行っている

図は私が作ったものです(無断転用はお断りいたしますのでどうぞよろしく)

 

そもそも、操体の創始者、橋本敬三先生が、若き日の三浦寛先生に「自分のやっていることは、60年先を行ってるから、今、理解されなくても仕方ない」とおっしゃっていました。その時点から、50年経っているので、まだ時間が追いついていないということですね。

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今、殆どの手技療法関係、鍼灸や柔道整復の関係の方が「操体」だと思っているところは、「第一分析」あるいは「迷走分析」に当たります。

 

しかし、操体は、多くの方が考えているよりも、進化しているのです。

15年前に「皮膚へのアプローチ」(すなわち渦状波®。刺激にならない皮膚への接触)が世に出た時、多くの操体関係者は、そっぽを向きました。

 

ところが、暫くして、皮膚への刺激(例えば皮膚をずらすとか捻るとか絞る)などのやり方を「皮膚操体」とか言い出した方々がいらっしゃいます。

 

★刺激にならない皮膚への接触と、刺激は、神経の伝達回路も違います。全く違うものです。

 

そして私は何度も何度も書いていますが、超コンサバティブな操体関係者の皆さんが、15年くらい経って、「さも、最初からあったような感じで」「皮膚の操体マッサージ」とか言い始めたわけです。

 

これは私が既に5年以上前に予測していたことですが、操体臨床の最先端と、コンサバ組の間では15年以上の差があるということです。

 

 

さて、図の下方に赤枠で囲ってあるところがあります。

第五分析(これは仮称です。名称が変わるかもしれません)、身体運動の法則のところです。

 

昨日の「操体マンダラ」では、この二箇所が公開されました。

 

これは本当に「新・創生期」です。

 

操体を勉強して20年以上になりますが、操体というあんパンをかじっていて、やっとあんこの部分にきたぞ、という感じです。