先日、全国操体バランス運動研究会の発表で、ある先生がPowerPointを使って
「快以外は全て不快」
「不快以外は全て快」という発言をなさっていました。
私は「そうかいな?」と思いました。
それって、あまりにも白黒はっきりさせすぎでは?
人間、感覚で言えばグレイゾーンもあるのでは??
例えば、イタ気持ちいいとか、楽でなんともないとか。
★操体の臨床にもっていく場合は、このあと「からだの要求」にもっていきます。
上は、私が「ベーシック講習」などで使っている図です。
不快の反対語は確かに快です。
楽の反対語は確かに不快です。
しかし、快と楽は違うのです。
楽というのは、なんともない、バランスがとれている無の状態です。
なので、動かしてみても痛みも快感もなにもないのです。
快、というのはある程度歪みや変調があるから、動かすと快感を生じたりします。
楽と快の違いを「歪みがあるかどうか」で識別するのも一つの方法です。