操体法大辞典

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慈眼寺の護摩祈祷に行く(5)

護摩祈祷が終わると、大阿闍梨の法話があります。

 

お坊さんでも、最近は「はい」という返事ができない人が多いそうです。

 

というのは、親御さんが返事をしなくても怒ったり注意をしたりしないので、返事をしないのが当たり前、ということもあるそうです。

また、夫婦でも会話がない、ということがあるそうです。

よくありますが、奥さんが話してもダンナが返さないとか、最初から奥さんがダンナの話を聞いていないとか、互いに聞いてないだろ!みたいなのはよく見かけます。

これって、互いに話をきいてないんだろうな、と思ったりします。

 

大阿闍梨の修業中の話を聞くと、これは当然ですが、修業中、師匠が弟子をほめるとういことはありません。

 

叱られることはあれど、できて当然なので、ほめられることはないのです。

私もそうですが、親にはほとんどほめられた記憶がありません。
(陰ではあったようですが、面と向かってというのはほとんどなし)
しかし、今となってはよかったな、と思っています。

なぜならば、条件付きでほめられることをする、という風にはならかったから

 

★この話をすると「橋本敬三先生は子どもはほめて育てろとおっしゃった」という方もいますが、「子ども」は勿論ほめるのも大事ですが、その反面、しつけというか、指導もしっかりしているというのが前提です。

 

また「条件つきでほめられる」というように育って、ほめてもらわないと、あるいは他者からのアテンションを得なければ自分の価値を実感できないようになってしまったというケースもあります。実際に知っていますが、人に「ほめ」を強要したり、FBでも「いいね」の強要っぽいことをしたりとか。これは裏を返すと「人がどう思っているかとっても気になる」ということでもあります。

 

まあ、教育のしかたには色々ありますし、一概にどれがいいとかパターン化はできません。しかし、干渉しすぎてもダメだし、干渉しなさすぎるのもダメみたいです。

 

話を元に戻しましょう。

 

法話が終わってから、整理券(実はこれが抽選券になっている)の番号が当たった方に、大阿闍梨の直筆の色紙がプレゼントされます。

 

今回は、ご夫婦でいらっしゃったダンナ様に当たりました。

家宝ですね(笑)。勿論ですが、ご夫婦で大阿闍梨と記念撮影してました。

 

その後、お寺の人に「秋保の大滝まで歩くとどれくらいですか」と聞いてみると、「車で2分、歩いて15分」とのことでした。

 

それからてくてく歩いて、秋保のお不動様に着き、裏手にある秋保大滝に向かいます。
階段を降りると、目の前に滝が見えます。

日本三名瀑」の一つだそうです。今年の2月に来た時は、雪で周囲も真っ白でしたが、今回はまた違った雰囲気です。なお、滝の下をみると、山道で滝壺付近まで降りることができるようです(今回は遠慮しました)。

 

人が豆粒くらいに見えたので、相当下なんだろうな、と思いました。ちなみに滝の高さは55メートルで、滝の幅は6メートルだそうです。

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お不動様の山道で色々売っていたので、私は猫さん達へのお土産に、マタタビの木(10本くらいの束になっている)を買いました。

 

まもなく仙台行きのバス(秋保大滝15時31分発)が来て、バスに乗り込みました。

勿論帰りも爆睡です。