読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

遺伝子のオンとオフ。

「遺伝子のスイッチオン」は村上和雄先生であるが、こちらは「オフ」である。

 

 この本は、Amazonのunlimited(読み放題)で偶然見つけて読んでみた。同じ著者の

 

あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ!: 脳の電気発射を止める魔法の言葉

あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ!: 脳の電気発射を止める魔法の言葉

 

 も、読んでみた。

 

★上記二冊はアンリミテッドで読めます。

 

 

著者プロフ

米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。
アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研修生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として依存症に関する対応を学ぶ。
嗜癖問題臨床研究所原宿相談室室長を経て、株式会社アイエフエフ代表取締役として勤務。現在株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役

 とのこと。オフィスは新橋(汐留)らしい。うちから近いな(笑)。

 

見た感じ「なんちゃってセラピストか?」と思い(すいません)、読んでみると、どちらかといえば「ぶっちゃけ口語体」のような感じで「あれ?」と思ったし、青山ライフ出版と言えば、自費出版の会社なので「自費か」とも一瞬思ったのだが、これは、内容が先駆しており、一般的な医療系出版とか、保守的なところからは出せないだろうなということがわかった。

 

それはさておき、

私は以前から抱いているナゾがあった。

  • 自分がやられたら怒ることを人にはする(男性)
  • こちらから会いたい旨を申し出ても、自分の都合でしか会ってくれない(鑑定のご相談でとっても多い質問です。男性)
  • 突然キレる(男女共)
  • 愛し合っているのに言葉や態度で傷つけ合う(これもよくあるご相談。男女共)
  • 依存(煙草、甘いモノなど)

 

これらは、何故起こるのだろう。すごく不思議ではないだろうか?

 

「何故おこるか」ということが、なんとなく分かる。

 

後書きにも出てくるが「それはアンタが悪い!」と相手を責めるのではなく「それはアナタの特徴的な遺伝子のスイッチが入ってしまっているから」と、問題を「外在化」させるテクニックを用いるのだ。

 

精神科やカウンセリングでも色々手法や診方はあるのだが、著者は「特定のホルモン」や「特定の遺伝子」が関係しているのでは、と書いている。トラウマも関係している。

ある事故で死にそうになった。その原因は車のハンドルミスだった。
それ以降、「ミステイク」「間違い」ということに関係することが起こると、「死」の恐怖(普通はその恐怖は忘れている)が甦り、その恐怖を回避するために「怒り」という方法をとって、恐怖から逃げている(ざっくりですがこんな感じ)みたいな。

 

遺伝子で言うと「他人に親切にされると怒りがこみ上げる」ものとか、色々あるらしい。

 

なお、後者の本は

もし、この本を専門家や研究職の人が読んだら「あ!遺伝子の名前を使った催眠のスクリプト(物語)なんだ!」とすぐにわかってしまいます。遺伝子のコードや脳の電気発射が実際に意味を持っているわけではなく、それらの名前を使った物語がいつの間にか催眠の世界にいざない、知らず知らずのうちに症状を軽減していく、という仕組みが見えます。

 

という説明がある。

まだまだ基礎研究が足りないので「空想の域を超えることはできない」とあるが、これは、操体と同じで「60年位先を行ってるから、今、理解されなくても仕方ない」という部類のものなのかもしれない。

 

「そんなことをしてしまうあなたが悪い!」と相手を責めるよりも「あなたの特徴的な遺伝子のスイッチが入ってしまっているから」という外在化のテクニックを使って、さらに呪文のようなコードを唱えることで、その遺伝子のスイッチがオフになり、不快な症状から解放される、という”暗示”が効いてこれまで対処が困難だった症状にまでアプローチができる方法なんだ、という仕組みが見えてきます。

だから、科学的な仮説というよりも、遺伝子や脳の電気発射云々は物語を語っているに近いことなんだ、ということが専門家には、はっきりわかります。

実際に「唱えることで遺伝子のスイッチのオンオフを替えることができるかもしれない」という仮説を立てるには、基礎的な研究があまりにも足りなさすぎるので科学的似考えると”空想”の域をを超えることはできません。

ただ、一つの症状に対して帰無仮説をもとに遺伝子コードのリストを作って、そして唱えていただくと「やっぱりこの症状なんだ!」という遺伝子のコードでヒットします。さらに言えば、遺伝子の意味も全くわからないお子様に唱えていただいても「あ!これなんだ!」と、その症状に適合したコードで変化が起きます。

だから、いつかは、素晴らしい専門家によって、心因性発作の研究や、実際に遺伝子のコードを唱えた時の効果の研究が行われて、これらのことが科学的に証明される時が来たら、と夢見ております。

唱えるだけでさまざまな疾患が治っていく、という夢がいつか現実に証明されたら、と真面目に真剣に願っております。

 

後書きにはこう書いてある。

「これ(操体)は完成された体系ではない。あとの人に任せる」「自分のやっていることは、60年先を行っているから、今理解されなくてもいい」というのに似ているかもしれない。