操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

出がらしのお茶を濃く淹れるとは??

4月29日(土)は、2017年春季東京操体フォーラムを開催致します。

操体新旧臨床譚~よみがえる橋本敬三&最新症例集

実際に、橋本敬三先生が70歳から75歳までの間(つまり大ブレイクする前)、側で先生の臨床を見ていたのが、三浦寛先生です。

ブレイク後というのは80歳~85歳の頃なので、70代前半というのは、現役バリバリだったそうです。

 

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その昔、橋本敬三先生のお世話をしていた、受付のミヨちゃん(美代子さん)から聞いた話だが、

 

橋本敬三先生の機嫌が悪いとき、お茶を淹れたら「このままでもっと濃くして淹れろ」と、無理難題を言われたことがあるらしい。

 

ミヨちゃんがどう対応したか?

は、この本をお読みあれ。Kindle版だが、以前東京操体フォーラムに、ミヨちゃんを呼んで、三浦寛先生と対談したものを収録したものだ。

 

人間橋本敬三を語る 操体の極意(1)

人間橋本敬三を語る 操体の極意(1)

 

 面白いのは、機嫌が悪いとミヨちゃんに当たるとか、「オトコの弟子」などにはやらないことをミヨちゃんには・・ということ。

 

まあ、一番近しい人が当たられるというのはよくあることだ。

 

なお、ミヨちゃんは、敬三先生がカレーライスに納豆と生卵を入れて食べるというのを実際に目撃し、やってみたという話だが、三浦先生に聞いてみると「それは知らない」と言っていた。

 

三浦先生が温古堂にいた頃は、橋本先生は自分用の玄米を炊いて(豆とかじゃことか色々入っていたらしい)いたという話だが、ミヨちゃんの時代は、カレーライスに納豆と卵を入れ、週に一度は和菓子屋から和菓子を届けさせ、冷蔵庫に凍った果物(ブドウ)を入れ、濃いお茶と塩せんべいという感じだったそうである。

 

そもそも、この対談は、「橋本敬三先生をカミサマ扱いしているヒトがいる」ので、「人間としての先生」を紹介するために企画された。