操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

「第二分析」という名称と「操体はみんなのもの」ということ

操体はみんなのもの」(だから勝手に使っていい)という方がいます。

 

私は「操体はみんなのもの」という言葉を身勝手に使っているのだと思っています。

 

しかし思うに、橋本敬三先生がおっしゃっている「みんなのもの」というのは、「自然法則」のことです。

 

操体法における「第一分析」「第二分析」という言葉、渦状波などの言葉は、三浦寛が考案したものです。

 

以前、本を読んだだけで「第二分析と第三分析のプロ向け講座」をしていたヒトがいましたが「操体はみんなのものだから、勝手に使ってもいいでしょう」と言いました。

 

第二分析や、渦状波というものは、天然自然の法則に基づいてはいますが、三浦寛先生が、長年の臨床の中で培ってきたものです。

 

なので、それを「勝手に使っていい」というのは、余りにもアホというか、厚顔無恥としか言いようがありません。

 

★その後「渦状波」「足趾の操法」を商標登録したのは、そのこともあるからです。

 

 

第二分析以上を学べるのは「操体法東京研究会」か、認定された師範代以外からです。

 

もしも、三浦寛の講習以外で「第二分析、第三分析、渦状波教えます」というのがあったら、それは「ちゃんとしたルート」ではありません。

 

また、最近「きもちよさ」という言葉を使えば「第二分析」というような話も聞きますが、第二分析を習っていないのに(第二分析は、操体法東京研究会でしか教えていません)何故、「第二分析をやっている」というのか、不思議です。

 

★第二分析をやる、というのであれば、動至、不至、快至、最至、極至、脱至などのポイントを押さえ、手関節足関節への介助補助、連動のマスターが必須です。

 

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