2017年6月9日(金)、時間に余裕を持って東京駅に着いた私は木更津行きの快速電車に乗った。
木更津に着いたら、後続の電車で、次の駅、君津に向かう予定だった。
木更津駅に着いてベンチに座って、発車音の「証誠寺の狸囃子」を聞いて電車を待っていたら、君津方面行きの電車が、隣のホームから発車するのが見えた(汗)。
というわけで、君津駅はおろか、鹿野山禅センターへ行くバスも逃した私は、一瞬気が挫けた。しかしタクシーで行こうにも現金を沢山持っていないのであった。
タクシーの運転手さんに「クレジットカード使えます?」と聞いてもダメと言われ、駅の周囲に地方銀のATMがあったのでお金を下ろしてタクシーに乗った。
初日からえらい散財である。
タクシーの運転手さんと話をしながら緑の田園地帯を過ぎ、山を登って行く。
私が向かっているのは、東京国際仏教塾の第2回「禅宗を学ぶ」が開催される、鹿野山国際禅道場である。
さて、鹿野山と言えば、マザー牧場。
千葉の小学生は必ず遠足で行くところだ。2歳から22歳まで千葉市民だった私も、勿論遠足で行った。
オトナになってからも何度か行ったけれど、ここは本当に愉しいところなのだ。
GWなどは道路が混みまくるというのもよくわかる。
マザー牧場は、産経新聞や東京タワーなどを創業した前田久吉がつくりました。大阪の郊外にあった前田の生家は貧しい農家で、お母さんはいつも口ぐせのように「家にも牛が一頭いたら、暮らしもずっと楽になるけど・・・」と言っておりました。
このことが心の奥深く残っていた前田はこれからの日本にとって畜産振興が必要であることも考えあわせ、いまはなきお母さんに捧げる牧場という気持ちをこめて『マザー牧場』と名付けたのです。(HPより)
といっても今回は牧場に遊びに行くのではなく「臨済禅を学ぶ」という修行。