操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

12月の視診触診講座

毎月第三日曜の午前中は、視診触診講座です。これは、強制でもなんでもないのですが、内容的には「畠山がプロ向けにやっていたミドル講習」「三浦先生の講習とは被らない実践的操体」がメインです。もっとも、初心者が参加する場合は、視診触診の基礎をやることもあります。

 

元々は「膕(ひかがみ)の触診が怪しいので個人レッスンでお願いします」というリクエストに応えたものですが、肝心のリクエストをした人は今は来ていません(そんなもんです)。

 

今日は、実際に臨床に携わっているメンバーが集まりました。

何か確認したいところや、ポイント的な質問があるかと尋ねたところ、数ヶ月ほど前にやった技法のリクエストあり。

 

オンタイムで貴ノ岩の髄液漏れなんていう話もあり、髄液と言えば頭蓋仙骨系だよね、とか、低髄液圧症候群を思い出しました。

 

★2000年頃は低髄液圧症候群は、医学的に認められていませんでしたが、最近は認められています。私は2000年から2003年位にかけて、低髄液圧症候群の方を何人か診ています。

 

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こちら、CV4(頭蓋仙骨療法、第四脳室圧縮)に、皮膚へのアプローチを加えたものです。20数年前に、日本に頭蓋仙骨療法を紹介した先生から直接習ったモノですが、やはりやっていくちに、手を当てるポイントが少し違っても被験者の感覚は反応が違うことがわかり、微調整しています。

 

本などにもやり方は書いてありますが、結構大雑把です。ミリ単位での接触箇所似ついては記載はありませんし(書くわけないと思いますが)。

 

 

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手を当てる位置については、今回、新たな指針が見つかりました。

数ミリの違いですが、これが大事なんです。