操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

2019年を迎えて

明けましておめでとうございます。

昨年12月ですが、「東京操体フォーラム実行委員ブログ」に1週間書いていたので、そちらも是非ご覧下さい。私の次は三浦寛先生も書いていらっしゃいます。

blog.tokyo-sotai.com

 

そして年末、仕事で仙台に行って来ましたが、夜は、ポイントが貯まっていたのと、水曜(レディスデー)に重なっていたので、これ幸いと、IMAX代500円を追加して(IMAXで観る価値ありです)

ボヘミアン・ラプソディーを二回観てしまいました(笑)

遂に五回観ちゃったよ。

というか、渋谷のTOHOシネマズはIMAX設備がないのですが、仙台のTOHOシネマズは新しいので、IMAXがあるんですよ。

 

画面の大きさと、音響の良さに感激し、二回も観たというわけです。

 

なお、日本橋のTOHOシネマズでは、字幕に英語の歌詞が出て、歌ったり拍手してもいい「応援版」があるそうなので、もしかするとそれも行くかもしれません(笑)。

 

というか、あれは中毒性があります。

 

 

 

私が最初に洋楽に触れたのは(ルネ・シマールとかは置いといて)、小学生の時、クイーンの「キラー・クイーン」でした。

KISSはその後なのです。

※ちなみに、カナダの人に「ルネ・シマール」と言ったら大爆笑されました。。

 

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ターミナルビルにおわすフレディ

 

 

何で今またクイーンなんだろう?と思いますが、時代がフレディに追いついたのかもしれません。

 

学生時代、ヴィレッジ・ピープルっぽくなった(つまり、ゲイっぽいスタイルに変身)以降のQueenのPVはなかなかクセがありました。  私は好きでしたけどね。

 


Queen - Crazy Little Thing Called Love (Official Video)

 

そういえば、プリンスが日本に入って来た頃は、プリンス=ヘンタイっぽい という図式があり、私は結構プリンス好きを公言していたのですが「え〜?ヘンタイ好き」と言われたりしてました。「パープル・レイン」が大ヒットしてから、誰も「プリンスはヘンタイっぽい」とは言わなくなりましたけどね。

 

 

 

雑品屋セイゴオ

雑品屋セイゴオ

 

 

そして再度の紹介になりますが、松岡正剛先生の「雑品屋セイゴオ」。

この中に「キンカン」の話が出て来ますが、わたくし、キンカン本社(三茶にある)にこの本を紹介するメールを送ったところ(松岡先生の「キンカン愛」が書かれている、と熱弁)キンカンの方から「早速購入致します」というメールを頂きました。

 

キンカン本社も松岡正剛事務所も世田谷なので、世田谷のご縁で、松岡先生に「キンカン愛」をもっとおおっぴらに語って頂きたいとか思ったりして。

 

そういえば、上島珈琲店ドトールだった頃、外のテーブルで毎日原稿を書いていた師匠に、通りすがりの男性が「これどうぞ」と、キンカンの虫よけスプレーとキンカンを下さったことがあるそうです。キンカン本社は栄通りの奥にあるので、キンカンにお勤めの方が、毎日原稿を書いている師匠をみて、下さったのだと思います。

 

なんだかお正月からこんな感じですが。

本〆會2018。「雑品屋セイゴオ」とキンカン。

先週は、大学の先生方や参加企業の皆さんが米国はシアトルに視察旅行に行っていたので(行かされそうになったけど行かなかった)ヒマかなと思いきや、

 

12月で最も多忙な週となりました。

ネット会議、葬儀の供花の手配、いろんな書類など、笑っちゃうくらい忙しかったです(本業の操体は結構ヒマでした笑 どうにかして笑)。


さて、そのヤマが終わり、昨日12月14日は、松岡正剛先生のところの「本〆會」に行ってきました。こちら、三浦先生とフォーラム実行委員の寺本君と一緒です。

フォーラム相談役の川崎隆章先生 Beacon Television Centre 
太田剛先生とも会場でお会いしました。

操体のメンテに来て下さっているIさん、松岡先生イベントでは絶対?会うY田さんとも顔を合わせることができました。

 

相変わらず色々な方がいらっしゃっていました。

すごく濃厚な空間です。

 

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★松岡先生が左下にちょっと写ってます。

 

さて 松岡先生の新著をいち早く入手しました。

 

雑品屋セイゴオ

雑品屋セイゴオ

 

 こちら、30年前程前に書かれた原稿を編集したそうです。

「昭和20年代後半から昭和50年代半ばまでの、いささか懐かしい雑品のみを取り扱っております」

帯には「フェチ」の文字が輝いていますが、「自分の好きなことを堂々と外に出す」という決意?の現れだそうです(畠山の超意訳)。

 

私と三浦先生は、10時頃会場をおいとまし、タクシーで三茶まで行ったのですが(距離的には近い)、私がタクシーの中で「キンカン」という項目を見つけまして

キンカンをタマに塗ってはいかん云々と書いてある」という話と「松岡先生、キンカン好きらしいけど、キンカンの本社が三茶にあるって知ってるのかなあ」という話をしていたら、

タクシーの運転手さんが

「えっ?そうなんですか(キンカン本社が三茶の件)」と乗ってきました。

「そうですよ。栄通りの突き当たり」

その後、タマにキンカンを塗ってはいかんという話で盛り上がり

「学生の頃、男子寮にいたので、よくキンカンでいたずらをしました」
「塗ると、変な話ですが○○んですよ」(運転手さん)

「えっ?○○んですか??」

「ははは。オレはもうこの年だから塗られても○○ないな笑」などどそんな話で盛り上がりながら(私は聞いてただけですけどね)帰りました。

 

しかし、この本は非常に面白いです。

私も「○○フェチ」という引きだしをいくつか持っており、長らくそれを隠さないということをやってきました(世の中にはフェチを隠す輩も多いのだが隠してどうすると思うのだ)。

 

例えば、子どもの頃から仏像が好き。ハードロックやメタルも好き。

かといって、私はそれを隠しませんでした(笑)

 

仏像が好きでヘビメタが好きで(スキンヘッドも好きだがロン毛も好きだという理論)
マンガが好きだ。仏教も好きで遂に在家得度しちゃったし。

 

ボヘミアン・ラプソディー」が大ヒットしてますが、あれもフレディが好きなことをやったという話で、最近の多くの人のように「人からどう思われるか気になってしかたがない」と気を揉み悩んでいる人達にとっては、衝撃だったのではないかと思います。

 

あの映画を観て、自分がLGBTであることをカミングアウトする人も増えるかもしれませんが、それはそれでいいことではないですか。

 

 

★「ボヘミアン・ラプソディー」ヒットの陰には確実に、人々の「フェチ」をくすぐるものがあるのかもしれません。

 

 

 

12月の勉強会と定例講習

毎月第二日曜は、東京操体フォーラム実行委員の勉強会です。

 

昨日(土曜)は、岩手県久慈市から上京中の副実行委員長瀧澤さんと三浦先生と三人で、「ボヘミアン・ラプソディー」を見に行きました。

 

★私は3回目、師匠は2回目です(笑)

 

勉強会ではまずそのご報告。

 

私は4回目アリかもです(笑)

 

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★ターミナルビルの「フレディさん」

 

それから久々に「操体的テーピング」。

以前にもやっていたものですが、理論と実技が進化し、以前やっていたものよりも、ダイナミックに、なおかつポイントを狙えるようになりました。

 

午前中は、実行委員の石田さんと友松さんが「動きを殺すテーピング」を施され、動きが制限された不自由さを体感、報告してくれました。

 

 

実際、テーピングをしなくてもこのような不自由な状態で生活している中高年は多く見受けられます。多分、慣れてしまっているのです。

 

テーピング、というと「そんなの操体か?」という人もいるかもしれませんが、原理原則に適っていて、あきらかに被験者に変化が起こり、橋本敬三先生がおっしゃるところの「自然法則の応用貢献」であるならば。

 

 

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テーピング一つで、からだの動きをコントロールできるというのは興味深いものです。

写真はテーピングを施す三浦先生。

 

 

 

Buddha Maching

面白いものを見つけました。奈良大学の学生さんが、仏像のお顔の表情を分析し、自分の写真をアップロードすると、マッチする表情の仏像を選んでくれるのです。

「あたらしい結縁(けちえん)のかたち」と書いてありましたが、確かに新しい。

 

www.nara-u.ac.jp

 

私は何枚かの写真でやって見ましたが、

釈迦如来坐像になります。

今年は仏弟子になったし、曹洞宗のご本尊は釈迦如来ですからなんとなく嬉しいですな。

笑った写真だと「菩薩半跏坐」です。

 

ちなみに三浦先生は「吉祥天立像」でした。吉祥天ですよ。
頬骨が高くてきりっとしてるからでしょうか。

 

夏目雅子(故)だったら、阿修羅像とかになるんでしょうか(似てますよね)。

 

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上野トーハクの「快慶・定慶のみほとけ」の聖観音。普段は光背(後ろにある後光っぽいやつ)をしょってるんですが、展示会後半は光背をはずして、という博物館のイキなはからい。

 

Beacon Television 開局です

2018年12月1日、Beacon Televisionが開局しました。

 

総合代表は、東京操体フォーラム相談役、川崎隆章氏です。

 

是非、ご覧になってみてください。

 

第一弾

Beacon Report No.1 「立入禁止の町」は、こちらです。

晴海です。晴海っていまこんな感じになっているの?と、少し驚きました。

 

ビックサイトや幕張メッセができる前は、展示会と言えば晴海でした。
埠頭公園もオリンピックの選手村になるため閉園。

 

★なお、ラスト5分くらいは、東京操体フォーラム実行委員である、寺本雅一氏による、ホーメイが使われています。

 


Beacon Report No.1 「立入禁止の町」

 

https://www.facebook.com/doujimastudio/

【Beacon Televisionからあなたへ】2018年11月30日


今夜0時に開局するBeacon TVは、五十年後の未来に向けて『あなたが』大事に思っている知的な記憶、貴重な体験を語り残し、将来、事物の経緯に関心を持ったり、形に残らないエッセンスを必要と感じる人に役立てて貰いたい、という思いから設立されました。 いつの時代も、何かに深くコミットし、高みを求める人は、物事の経緯や、その黎明期の瑞々しいエネルギーと言った『形に残さない何か』に触れたくなります。私たちは、そんな人々に向けて、今日的な商業的基準と関係なく、当事者、継承者、発案者、見巧者、牽引者の想いや記憶を受け渡します。従来の商業メディアではできなかった、非営利かつ極小コストの運営体制による展開に、ぜひ、ご協力下さい。

 

お問い合わせは、〒102-0093 東京都千代田区平河町1-7-5-701 川崎隆章(統合代表) 
または  wvtqosaka@i.softbank.jp(統合代表) まで。

●ビーコンTV

社名 ビーコンテレビジョン
Beacon Television Company

総合代表(東京本社・編集局長)川崎隆章
総合副代表(大阪本社社長・制作局長)荒木基次

お問い合わせ 
〒102-0093 
東京都千代田区平河町1-7-5-701
川崎方(東京本社) wvtqosaka@i.softbank.jp
(総合代表)

放送事業一覧
◎第1放送『経緯(いきさつ)』
◎第2放送『軌導(きどう)』
◎放送博物『宇宙(コズモ)』

操体的なからだになってくる。

先週から、中途で一人受講生が参加している。

(新ターム自体は、7月から始まっている)

 

元々私の「施術+ベーシック講習」を受けての参加だ。この時は三浦先生にも手をかしていただいた。

 

当然だが、まだ「操体的なからだ」にはなっていない。

例えば腰を反らせる癖がついているとか、側屈せずに捻転するとか。

 

まあ、これは当然のことであり、これから時間をかけて「操体的なからだ」を作っていくのである。

 

操体は「やり方を習えばできるようになり、患者さんをみることができる」というわけではない。やり方を習う前に、操体的な身のこなしを身につける必要がある。

 

その身のこなし方(作法)を体得しているので、操体の臨床家は、からだを壊さないのだ。

 

効果が出ないとか、やっぱり操体は効かないとか言っている人(元々操体を勉強していた)達もいるが、それは「操体的なからだ」になっておらず、テクニックに走っているからだろうと思う。

 

 

午前中は、「足趾の操法集中講座」だったのだが、そのうち二人は去年から講習を受けているメンバーだ。


改めて見ると、操体的なからだになっている。身のこなし方やさばき方が、あきらかに操体的になっている。

 

連続して一年もやっていると、やはり「操体的なからだ」になってきて「作法」が身についてくるのだ。

 

そして、やはり予想通り??「変な患者さん」「変なクライアント」がやってくるのだ。

 

勉強して開業したりすると、大抵は「手強いクライアント」とか「困った人」とか「痛い痛いを連発する人」とか「感覚が分からない人」とか、色々な人が来るようになる。

 

これは、臨床家の一つの通過儀礼のようなもので、そういう「手強い」クライアントと出会い、経験を積むことはやはり「体験しておいたほうがいいのだ。

 

特に最近は、講習のレベルというかメソッドが変わり、私が5年かかったところを、一年で進んだりしている。すごいことだと思う。

 

操体法東京研究会は、「操体のプロ」「操体の臨床家、操体の専門家」を養成している。それは、テクニックを学ぶだけではなく、生き方の勉強をするところでもある。

 

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真魚(まお)君(まーちゃん、まーくん)です。

ニャンコ先生。。

足趾の操法集中講座と定例講習

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今日の午前中は、足趾の操法®集中講座。

新しい手法がまた生まれたので、その検証を行いました。

結果はなかなか良いものでした。

 

お昼過ぎに三浦先生をモデルにして受けて頂きましたが「気分が良くきもちがいい」という感想を頂きました。

 

午後は定例講習。

改めて三浦先生から言葉の誘導のチェックが入ります。

「手」「上肢全体」という言い方では、被験者の連動が変わってきます(そんなので変わるのか?と思うのであれば、それは言葉の持つ力と操者の影響が被験者の動きにおいてどれくらい重要なものか、理解が浅いか、言葉の誘導をナメているのです)。

 

「いろんなやり方があっていいじゃない」というの勝手ですが、「適っていない」言葉をかけられて、結果が出ずに困るのは、被験者です。

操者の「勝手」が、被験者に迷惑をかけていることを忘れてはいけないのです。

 

基礎の基礎ですが、大切な復習でした。