操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

コキン!という音

往診で足趾の操法を行っていました。
被験者は女性。足にひどいかぶれが出来ており、歩行が辛く、一時は皮膚移植も考えたほうがよいと医師から言われていたそうです。

現在は、疲れると直角に下を向いてしまう首もしっかり保てるようになり、傷も大分小さくなり、皮膚移植の必要もなくなりましたが、膝の痛みなどはありますので、定期的にメンテナンスをしています。


週一回〜二回のペースで、一年近く診せて頂いていますが、当然ながら、お医者様のケアも受けながらの操体です。

 

膝から足の甲まで包帯で覆われているので、メインは足趾の操法や、渦状波になります。

 

最近は「受けている途中自分では意識していないのに、勝手に足が動く」ことがたまに起こります。特に「趾廻し(あしゆびまわし)」の時に頻発するようです。

 

今回、左足の足指をゆっくりじっくり回していたところ、つま先が内側を向いてきて、膝の辺りで「コキン!」といういい音がしました。

『入りました〜!』という音です。

 

「今、音がしましたが、大丈夫ですか?」と聞くと

「足が勝手に動きましたね。全然痛くないですよ」

とのこと。

今はよくわかっていらっしゃるので

「からだが自分で治してるんですねぇ」

 

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2019操体マンダラ

2019年7月15日海の日、ルーテル市ヶ谷センターにて「操体マンダラ」が開催されました。

今年は10時開始、終了が21時と、長時間にわたる「三浦寛操体ワールド」でしたが、

将来操体を勉強したいという高校生の方が、操体を実践している先輩(柔道整復師鍼灸あんま指圧マッサージ師、理学療法士救急救命士、スポーツ指導関係者などなど)に、に話を聞く機会などもありました。

 

若い人に操体の魅力を伝え、この素晴らしいものが、20世紀の遺産とか、単なる健康体操とか、サークル活動、つまり、臨床でないものとして終わらせるわけにはいきません。

 

なお、第五分析についての「この一年の進歩」が発表されましたが、操体は「快」さえも越えたのかも。。と思わせるような内容でした。

 

私が操体を勉強し始めて25年以上経ちますが、操体の面白さとは「進化する面白さ」なのかもしれません。

 

といっても、守破離を考えると、ちゃんと「守破」をやっているから、進化についていけるし、理解できるのかなと思います。

 

三浦先生も「途中で勝手に自分のメソッドを作った」のではなく、「橋本敬三だったら、どうするだろう」また、操体を熟知しているから、操体の進化形を捉えることができたのでしょう。

 

その証拠に、当初は「操体は気持ち良さなんかじゃない、楽も快も同じだ」と言った人(川上先生)が、「操体は快だ」とおっしゃっていましたし、1999年に「快からのメッセージ」が出た時に「皮膚だぁ??」と言った方々が、ここ数年「皮膚」とか言い出しています。

つまり、三浦先生が最初に言ったことは、操体の世界で、現実になっているのです。

第五分析も、あと10年くらいしたら、最初は「そんなバカな」と言った、操体関係者(コンサバ組)が、「やっぱり第五分析よね~」と、言っている可能性は十分あります(皮膚がそうですからね)。

 

というわけで、濃厚な一日でした。

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来年は2020年7月23日に開催予定

 

 

 

 

 

 

 

エクステ後。

余談です。

 

私は10年近く、まつげのエクステをしておりました。

あれ、最近すごく流行ってますよね。

で、10年もやっていると、地まつげが細くなって痛んできます。

 

★廃用性萎縮?「エクステつけるんだから、伸びなくてもいいや」と、地まつげが伸びなくなる??

 

さらに、加齢に伴い、まつげは細く、薄くなります(怖)。

 

さらにさらに、風邪引いて抗生物質を飲んだりすると、まつげ抜けます(怖)。

 

そして、季節によっては、真ん中が生えなくなったりします。

 

そういえば「チコちゃん」で、「おじいちゃんの眉毛が長いのはなぜ?」ってありましたが、なんで眉毛とまつげは違うんでしょう。。。

 

というわけで、おなじみのエクステサロンが移転のためしばし休業とのことで、まつエクをお休みして、育まつげに専念することにしました。

 

となると、久しぶりに、まつげのない自分の素顔と対面するわけです(汗)

 

それまでもまつげの美容液はいくつか試していたのですが、まつエクしながらなので、効果があまり実感できず。やはり、地まつげをじっくり育毛するしかありません。

 

そこで購入したのが、「モデラッシュ」(オオサカ堂さんで購入)

こちら、アプリケータつきもありますが、私はネイルアート用の細い筆を使っています。一日一回、上まつげの生え際に塗ります(筆はちゃんと毎日洗ってます)。

一ヶ月くらいして、よく見ると、真ん中のハゲ気味で、ぽやぽやした毛しか生えていなかったところから、まつげが生えていました。

まあ、まだ一ヶ月で、地まつげは久々なのですが、生えてきたのは嬉しい限りです。

下まつげは、アンファーの「プレミアム」を。というのは、プレミアムは一日一度でいいから。

 

 

なお、エクステをお休みして一番「うは~」と思ったのは

「顔をザブザブ洗えること」でした。

まつエクしてると、抜けないように洗うから。また、アイライン(リキッド)は、やはり落とす時にまつエクが抜けたりするから、まつエクしてる人は、あまりアイラインは引かないようです(私はそれを知らず、結構まつエクを落としたりしていた)。

 

そして、まつエクを休むと、当然まつげがないので、メイクが変わります。

マスカラとアイラインは必要になってきます。

 

考えてみると若い頃は、マスカラにこりまくっていて、30本くらい持っていたような気もします(笑)

 

そんな私が「短くてはえかけまつげにはこれだ!」と思うのは

 

オペラ マイラッシュアドバンスト 5g

オペラ マイラッシュアドバンスト 5g

 

 これです。ロングタイプですが繊維無しなので、ヒジキになりにくいです。また、ブラシが小さいので、下睫毛にも塗ることができます。長年のロングセラーだけのことはあります。

 

そしてそして、今回びっくりしたのが、フローフシブランド改めUZUのアイライナーです。こちら、カラーが豊富なんですが、このグレーがすごい。

 

お店で手にとったパンフに「下睫毛を偽装できる」とあったので、早速買って試してみました。

 

私はアイラインを下に引くのがあまり合わないんですが、これは大丈夫な上に、確かに

「下睫毛を偽装」できます。すごい。。。

 

あまりの面白さに、カーキも買いましたが、カラーライナーがこんなに面白いとは思いませんでした。これもまつエクをお休みしてるからゆえ。

UZU(ウズ)アイオープニングライナー (Gray)

UZU(ウズ)アイオープニングライナー (Gray)

 

 

 ちなみに、これも余談ですが、Youtubeで元タカラジェンヌがすっぴんから男役のメイクをする、という動画をまるまる観てしまいました。


【宝塚メイク】元・宝塚 彩羽真矢がスッピンからヅカメイクをします①【男役】

 

 

読書日記@コミック編

一巻を読んで、即二巻。

破壊的な面白さです。「弘兼先生黙認」の文字も(笑)。

Q州の墓多に左遷されてきた、図画工作。墓多死社に配属になる。

お局のゴリラとか面白いキャラがじゃんじゃん出てきますが、

「ファク山はさまる」先輩が凄い。

最後、ヘンな妖怪に川に沈められ

「河川から石となってサルベージされたファク山は無事墓多死社に買い戻され」

「あまりにも格好良かったのでロビーに飾られた」

 というのが三度読みするくらい面白い。

その他「リモータン」(粉会社社長。お昼休みに、命がけのリーマンに、宴会芸を披露させてウキウキウォッチングしているが、最後はコーサクのワナにはまり、ソリティア中毒となる)「ソリティア」っていうところで、爆笑です。。

 

社畜! 修羅コーサク(1) (ヤンマガKCスペシャル)

社畜! 修羅コーサク(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

 

社畜! 修羅コーサク(2) (ヤングマガジンコミックス)

社畜! 修羅コーサク(2) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

そして、私も知らなかったのですが、Q州に伝わるという、伝説の宴会芸。。。

「残念ながら実在する」ってありますが、実在するんですね。。

ここでは書けませんので是非お読み下さい。

 

 

 

 

ケルン市警オド(4) (プリンセス・コミックス)

ケルン市警オド(4) (プリンセス・コミックス)

 

 そして、青池保子先生の、「修道士ファルコ」に出てくる修道士オドがケルン市警だった頃の活躍を描く「ケルン市警オド」。

3巻に続き、ナゾの連続殺人事件の犯人を追うオド。

ストーリーが練りに練られていて素晴らしい。

「ファルコ」は、「アルカサル」(ドン・ペドロが主人公)と同時代の設定で、ファルコとドン・ペドロの逸話もあったりします。

これは「アルカサル」と「修道士ファルコ」と一緒に読むべし。

 

 

阿闍梨蒼雲 霊幻怪異始末 3 (HONKOWAコミックス)

阿闍梨蒼雲 霊幻怪異始末 3 (HONKOWAコミックス)

 

 ちなみに、もうすぐ発売になるのがこれです。

待ちに待った三巻です。

密教僧秋月慈童」シリーズの後半に出てくる、お寺に属さないお坊さん、蒼雲さんが主人公です。

慈童さんが「見える」のに対し、蒼雲さんは「感じる」派。見える代わりにいつも側にいる毘沙門天さんが色々教えてくれます。

 

二巻の「遺影が動く」とか、めちゃくちゃ怖かったですが、最後にはちゃんとおさまるので、大丈夫です。

 

お薦めとしては

「秋月慈童」シリーズを読んでから、こちらを読むといいかな。

 

読むだけで不動明王から力をもらえる本

読むだけで不動明王から力をもらえる本

 

 

 この辺を読むと、密教のことがよくわかります。

 

 なお、こちらは厳密にはコミックではありませんが、漫画家にして現役の真言宗のお坊さんである悟東あすかさんの本です。

彼女はお不動さんが家にあるのですが、関西のお不動様なので、関西弁で喋るんだそうです。「悩んだら聞いてみる」というのは確かにアリです。

神さま仏さまが教えてくれた 迷いをすっきり消す方法
 

 

 

師匠がいなくてもできるようになること。

タオ指圧の遠藤喨及先生の本に、「教室で先生と一緒にやっているときは、できるけれど、家に帰るとできなくなっていることがある」というような話がありました。

 

これは、講習をやっているとよく分かります。

 

場の雰囲気というか、講習会場で、先生が横にいると、渦状波でも反応が起こる。

 

しかし、家に帰って家人に試してみても、何も起こらない。

 

講習の場には、先生の力を借りることができる、磁場のようなものがあるようです。

 

これで勘違いして「もう自分はひとりで出来る。勉強に来なくてもいい」と、勉強を終える前に離脱して開業する人が、いたりします(1人2人ではない)。

当然ながら、勉強を止めたので、その後どうなっているかは知りません。

 

① 先生と一緒の場でやってみる(できる)

★ここで勘違いして勉強をやめることがある

② 家に帰ってやってみる(できない)

③ 先生と一緒の場でやってみる経験を積む(できる)

④ 家に帰ってやってみる、講習会場以外でやる(できるようになる)

 

思うに、できる人の側で学ぶというメリットはここにあるのではないでしょうか。

つまり「できる」という場の空気を身につけるのです。

失敗するのは、①と②の間辺り、つまり、本当は先生と一緒の場にいるからとか、ちょっと離れても先生の「力」の影響下にあるので、できる。

それを「自分はもう一人前になった」と、勘違いして勉強をやめて、開業しちゃう。

 

この場合、100の力を持っていたら、100を出さないとなりません。

 

東京操体フォーラム実行委員のO先生とH先生は、実は私よりも先輩です。そして国家資格ホルダーです(鍼灸と柔道整復と理学療法)。

21世紀に入る前から、操体法東京研究会操体を勉強していました。

そして、未だに三浦先生の個人レッスンも受けているし、実行委員勉強会にも来ているし、塾SOTAIにも来ています。

 

この辺りだと、500持っていて臨床で100出す、という感じです。

 

この、引きだしの「400」を何気にしまっておくのがプロです。

 

まあ、何でもそうですが「なってからのほうが大変」なのです。

 

先輩方は、師匠と「場」を共有することによって、自身のスキルをますます磨いているのではと思うのです。また、プロとして一番新しい操体の「風向き」を追いかけたいというのは当然かもしれません。

 

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般若身経(般若心経ではないことに注意)

長いこと「操体法東京研究会」でサブ講師をやっています。

先日は新しいタームになり、座学で三浦先生が操体の核心についてのお話をしたのですが、質疑応答タイムで、

「ハンニャシンキョウとは、お経の般若心経の心構えが入ったりしてるんですか」という質問がありました。

 

三浦先生から

「ハタケヤマ先生、説明して」と、いうオーダーがあったので、

操体法用語解説集を紹介しました。そこから引用します。

 

 

般若身経(般若心経ではないことに注意)
からだの使い方、動かし方の法則を、般若心経になぞらえたもの。(世界で1番短いお経は「延命十句観音経」です)
あらゆるエクササイズの基になるもの。
関西エリアでは健康体操、養生法として伝わっている事が多いが、操体法東京研究会及び東京操体フォーラム、一般社団法人日本操体指導者協会では、からだの使い方、動かし方の法則として応用している。
なお、これを習得することによって、ボディの歪みを正し、疲れにくく、運動効率が良く、フォームが美しく、身心の安定をはかることができる。
操体の指導者、実践者に長命者が多いのは、この実践によるものではないかと思われる。

なお、橋本敬三医師自身もその著書の中でバージョンアップを試みている。
現在は、三浦寛によってより効果的なバージョンアップが試みられている。

 

はい。ここでお詫びです。いままで「世界で一番短いお経って、般若心経だよね」と思っていたのですが、どうやら「延命十句観音経」が一番短いお経なんだそうです。

観世音。南無仏。与仏有因。与仏有縁。仏法僧縁。常楽我浄。朝念観世音。暮念観世音。念念従心起。念念不離心。

 

短いので、三回唱えます(私はそう習った)。

「延命」とつけたのは、臨済宗中興の祖、白隠禅師だそうです。

 

聞いたところによると、昔、関西地方でやっぱり

「お経の般若心経のこと?!」と勘違いした人がいて、色々あったので、関西地方では「般若身経」と言わずに「基本動作」のような言い方をするんだそうです。

 

今はどうか知りませんが、関西では「膝のちからをホッとゆるめる」ことが伝わらなかったため、膝の裏筋を伸ばして側屈をやったところ、股関節が悪い人からのクレーム等により重心の移動ではなく、側屈が「わき伸ばし」という体操に変わっています。
(今はどうなんでしょうかね)

 

また、三浦先生からは「僕が橋本先生のところにいた時、先生から聞いたのは、からだの使い方、動かし方のルールであって、健康体操ではなかった」というお話がありました。まあ、時間が経つにつれて、健康体操化したということも考えられますね。

 

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読書日記。「快・不快スイッチ」と「がんばるな」

操体の臨床、易占、カウンセリングなどで、色々な方からお話を聞くことがありますが、体調不良や、どこかの痛みについても、「息食動想」の「想」に何かあるなと思う事があります。

そんな時、久しぶりに大嶋信頼さんの新刊とちょっと前の本を読みました。

最近の書籍に共通して出てくるのは「快・不快スイッチ」の話です。

当然ながら、我々操体実践者はこれには注目します。

自己肯定感が低いとか、他人がどう思っているか気になるとか、多い悩みの下に隠れているのが「快・不快スイッチ」です。

 

これが、上手く働いていればいいのですが、というか、本来生命は「快」に従うはずなのに、何故か不快を選択してしまい、辛い思いをすることがあります。

 

これは「原始感覚」ですよ。

 

おさらいすると「原始感覚」というのは「快か不快かききわける力」のことです。

現代人はこの力が鈍っているので、自己責任でききわけることが苦手になっている傾向があります。「誰それがいいっていったから」「人気があるから」みたいな。

なのでからだを壊すこともあるのです。

 

本来は「快」に従うはずなのに、育ってきた環境(例えば親が緊張していて、家庭内にいつも緊張があるとか、ファミリー・シークレットがあるとか、または親が「いい人」すぎるとか)などによって、それができなくなっている。

 

そうすると、「いつもダメな方へ行ってしまう」というようなことが起こるメカニズムが書かれています。

 

「見ない、聞かない、反省しない」なんて、真面目な人からすれば、「なんて無責任な!」となるかもしれませんが、読んでみると「なるほどね」と納得するはずです。

 

親がいい人すぎると子どもが何もできなくなる問題、最近も、社会的に地位の高い方が引きこもりの息子を殺害するとか、社会的に地位の高い方の子どもが、警官を襲うとかのような事件が起きていますが、この「恒常性」ということを考えると、そういうことか、とナゾが解けてきます。

 

 

見ない、聞かない、反省しない―なぜかうまくいく人の秘密― (SIBAA BOOKS) (シバブックス)

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いつも「ダメなほうへいってしまう」クセを治す方法

いつも「ダメなほうへいってしまう」クセを治す方法

 

 

 

「ひとりで頑張る自分」を休ませる本

「ひとりで頑張る自分」を休ませる本

 

 私も昔「ひとりで頑張って」、からだを壊したことがあります。

別に「いい人でいなきゃ」とは思っていませんでしたが、抱え込んじゃったんだと思います。

抱え込むと「あ、ハタケヤマ先生がみんなやってくれるからいいや」ということで、抱え込んでストレスが溜まって、みたいな。最近は若手が色々手伝ってくれるので、本当に助かってます。

 

また、いきなり難しいオーダーをされても、イヤなら断ったほうがいいことも勉強しました。

 

これは、無理して受けても(別に感謝を求めているわけではありませんが)感謝されないし、乗り気じゃないので、結果はあまり良くないので、結局はあまりいいことはないんです。

 

さて、秋のフォーラムですが「頑張るな」とか、「想」の問題をテーマにしようと相談中です。

 

 

消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法

消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法

 

 この本は何度読んでも面白く、発見があります。

人間関係の悩みには「嫉妬」というものがあるようです。

 

嫉妬といっても、定義は「自分より下のものが、自分よりいいものを持っていたり、人から憐れみを受けたりすると感じるもの」のようなものです。

お金の貸し借りがこの典型で、

借りる方は「貸してくれるんだから、コイツは自分より下。でも自分よりお金を持っている→嫉妬。だから返さなくてもいいや」

貸す方は「自分が貸すんだからコイツは自分より下。でもコイツにお金を貸してるから、自分が使えない→嫉妬」

 

そして、分かったのですが、本当に嫉妬されてどうにかなっている人に「あなた、嫉妬されてるからだよ」というと、過敏に反応するんです。

「私なんかが嫉妬なんかされるわけがありません!」と怒るのです。

 

これは「私なんかが」と、自己肯定感が低いのに、心の中では「自分は何でもできる」という万能感を持っているので、卑屈になっているのに偉そう、という状態になり、

「こいつ、生意気(下のくせに妙に偉そうだ)」と、嫉妬が怒り、いじめにあうということです。