操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

首コリ。

昨日、普段自分では見ないテレビを見ながら食事をしてました。

ためしてガッテン」で「首コリ」というのをやっていました。

 

バレリーナの方が、首コリで結構困っていたとのことですが、

確かに、バレリーナの姿勢というのは、アゴを引いて腰を反らせます。
こりゃ負担掛かります。

我々は、骨盤を前弯曲(前傾じゃありません)

https://teizan.com/sotai_yogokaisetsu#kotsuban

(用語解説集参照)

 

に保ちます。腰を反らさずに、膝の裏筋を軽く緩め(膝を曲げるのではない)、背筋は軽く伸ばす、いわゆる太極拳での「含胸抜背(がんきょうばっぱい)」のような感じです(全く同じではありませんが、骨盤は反らせないです)。

 

 

これができると、首がそんなに疲れなくなります。

 

また、顔を動かさずに、卓球の球だけ目で追うという実験をやっていました。

顔をギプスで固定して、目だけで球を追っているわけですが、筋肉は目も顔も首も繋がっているので、首を固定して目だけというのは確かに疲れるよな、と思いました。

 

私達はこういうことを知っているので、首が過度に凝るのを防いでるんだなと。

 

スマホを見るにしても、目の使い方(目線の使い方)などで、首や肩の疲れ方が全然違います。

 

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操体法東京研究会で何が学べるか

操体法東京研究会、私もこちらの出身です(正確に言えば、こちらの前にも操体は習っていました)。

 


www.sotai-miura.com

 

さて、今は操体を勉強したいと思えば、いろんなところで講習をやっています。

よね。


私が知っている限りでは、仙台の今先生の系統(今先生も三浦先生の受講生です)と、

先日逝去された「連動操体」の根本先生の系統(根本先生も三浦先生の受講生です)

などです。

 

 

まあ、こういうのは相性とタイミングです。

こればかりは「本当に相性とタイミングだな」と思わざるを得ません。

 

 

ちなみに、操体法東京研究会で何が学べるかというと、

「第五分析」が学べます。

また「体系づけられた、皮膚へのアプローチ」が学べます。

そして、私が10年かかったのを、最近は一年くらいで進めてます。

 

また、何が学べるかというと、

「介助補助法」です。

 

これ、写真で見てもわかりませんし、以前写真を見た人が「簡単そうだからちょっとやってみたい」と言って、個人レッスンでちょっと試した事がありましたが「全然簡単じゃない」(つまり、コツなどを教わらないでやろうとすると大変)と言ってました。

 

その「介助補助法」のコツと学べます。

 

また、操体も第二分析以上になってくると「コミュニケーション」が重要になってきます。操体は一本通行(One way)ではないので「言葉の使い方」や「相手をどうやって意のままに動かすか」という話法も学びます。

 

「言葉の誘導」って、意外と盲点なのですが、これができないと操体臨床を自分のペースに持って行けません。

 

単に「操法を習えば大丈夫」なわけではないのです。

 

そしてこれはオマケと言ったら何ですが、

講習に参加すると、元気になります。腰痛が治ったりします。

また「快」の効用によって、操者自身が疲れないのです。
そして「操体的なからだの使い方」と「セルフメンテ」も学習するので、結果的には自分のからだもケアできるということです。

 

操体法東京研究会の定例講習のご案内はもうすぐ出しますが、その前、GWには、昨年の秋、スペインのマドリッドで開催した4日間の講習(初級応用二日ずつ)を再現しようと考えています。

5月1日~4日を予定していますが、詳細はもうしばらくお待ちください。

マドリッドで、三浦先生が「被験者にふれずに、被験者の頸椎の圧痛硬結を言い当てた時」は(みんなできるようになります)、参加者、結構青くなってましたっけ。

「僕にしかできないことは、教えない」というのが三浦先生のポリシーです。

 

https://shiatsudo.com/es/sotai-2018/

 


Sotai-Ho® Seminar, Master Miura | Escuela Japonesa de Shiatsu

 

 

 

フレディ・マーキュリーと私。

昨日から、東京操体フォーラム実行委員ブログ にて私が担当する一週間が始まりました。よろしければお読み下さいね。 今日二日目は「シーラカンス」です。

blog.tokyo-sotai.com

来週は三浦寛先生の担当ですよん。

 

さてさて、昨年から続く「ボヘミアン・ラプソディー」に始まる、70年代ロックの再興ですが、長いこと絶版になっていたこの本が、復刊ドットコムで復刊しました。
T本君が師匠に持ってきてくれたのを、3時間で読破(師匠、先に読んじゃってすみません笑)。 

 

フレディ・マーキュリーと私

フレディ・マーキュリーと私

 

 ★こちら、復刊ドットコムで出ましたが、売り切れてます!

 

著者は、映画にも登場するマリオなイケメン、ジム・ハットンさん(なぜかさん付け)です。

実質的にフレディと7年一緒に住み、最後を見取った恋人(フレディは文中でジムさんを「マイ・ハズバンド」と呼んでます)の、手記です。

 

映画では、パーティの片付けをしに来た(ケータリング会社の人か?)として描かれていますが、実際の彼は美容師で、フレディと出会ったのもゲイ・クラブだったそうですが、芸能関係に疎かったので、最初はフレディが誰だか知らなかったそうです(そんなもんですな)。

 

ケンカしては仲直り、ケンカしては仲直りとか、フレディの浪費癖とか、日本に来て買物しまくった時はホテルオークラのスイートに泊まったとか、ロックスターとしてのフレディの姿も興味深いですが、フレディの最後の日々、愛する人が日に日に弱っていく姿を見ていく、また、あまりにもあっけない死の瞬間などは本当に近くにいた彼だからこそ書けたのでしょう。

 

ちなみに、メアリーはジムに対して結構冷たい仕打ちをしています。

フレディの死後、フレディの愛猫のどの子かを欲しいを言うジムにはノーといい、ジムはじめマネージャ役や料理人など側にいた三人を家から追い出し、鍵を全部付け替えるとか(メアリーにも言い分あると思いますが)、まあ、人がいれば色々なドラマがあるようです。


映画では、ライブエイドの後は描かれていませんが、それで良かったかな、と思っています。

 

なお、最後にジムがある人から「ただの庭師だと思っていてすまない」と言われるシーンがあります(実際に庭師をしていた)。フレディは表向きにはゲイであることを公表していなかったからです。

 

ちなみに、ジムはジョン・ディーコンを「いいやつだ」と言っています。それは、ジョンが初期のクイーンにおいて会計係やその他のマネジメントをやっており、ジョンの定番ジョークが「ボクはただのベーシストだから(マネージャや会計係じゃないって笑)」だったそうです。

 

そういえば、フレディはジョン・ディーコンともウワサがありましたが、ジョンとかジムのように、物静かで優しい感じが好きだったのかなとか思ったりします。

 

★ちなみに「ボ・ラプ」ではジョン・ディーコンを演じたジョー・マッゼロ(子役で「ジュラシック・パーク」に出てたらしい)が凄いと思ってます。

ベン・ハーディ(ロジャー役)が「イケメンだ」と話題になってるようですが、確かに彼も素敵ですが、ホンモノのロジャーも美しかった(イケメンというよりも美しかった)のですた!

 

操体の施術+ベーシック講習(2019年春)

第二日曜午前は、朝8時から12時まで、東京操体フォーラム実行委員勉強会です。
クローズドで濃厚な勉強会の後は、定例講習です。

 

さて、毎月開催している「操体の施術+ベーシック講習」ですが、

 

相変わらず

「本を読んでもさっぱりわからない」
操体はきもちいいと言われてもさっぱりわからない」

「臨床に操体を活かしたい」

 

という方がいらっしゃいます。

 

「三浦先生の講習に参加する前に、操体をためしてみたい」という方もいらっしゃいます。

 

「親子やカップルでやりたいので、二人で来ました」(二人で参加すると、セルフケアだけではなく、二人で行う操体法も伝授します)という方もいらっしゃいます。

 

2019年2月現在ですが、月曜、水曜、土曜に(あるいは祭日)に開催しております。

 

施術+ベーシック講習 

teizan.com

 

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2019年春季東京操体フォーラムのご案内

2019年春季のご案内です。

 

2019年春季東京操体フォーラムのご案内

 

今回のテーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です。

あらゆる芸術活動は「身体論」に行き着くと言われています。
秋のフォーラムは、ケアやパフォーマンス向上のみならず、様々な方向から「身体論・身体芸術」、そして実際に活かす方法をご紹介したいと思っております。

東京操体フォーラム理事長、三浦寛操体臨床歴52年)の元には、以前からあらゆる分野の芸術家が操体を受けに来ています。音楽家、スポーツ選手、落語家、小説家など、型を重んじるとともに、クリエイティビティも必要な方々です。

それは何故でしょう。

身体芸術という面から操体をみると
「他力的な力を与えるわけではないので、アーティストの個性を侵害しない」
「原始感覚(快か不快かききわける力)が養われる、あるいはよみがえるので、インスピレーションが冴えわたるようになる」
「禁止事項がないので、柔軟な発想を妨げない」

ということがあげられます。

痛みをとったり、愁訴の改善だけの「痛み取り」のやり方とは、一歩違ったアプローチが可能なのが、操体です。
さらに、セラピスト、治療家の中には、あやまったからだの使い方、動かし方によって自身も体にトラブルを抱えていることがあります。
操体は「操者自身がからだをこわさない」というのが基本です。

なお、今回は改めて「用語解説」と「操体概論」の実技を入れました。

 

皆様のご参加をお待ちしております。(東京操体フォーラム 畠山裕美)

 

参加資格

  • 操体に興味がある方
  • 体をこわしたくない治療家、臨床家、セラピストの方
  • ご自身のパフォーマンスの向上を望んでいるアーティストの方
  • きもちのよさで良くなるというのはどういうことか知りたい方
  • 三浦寛の最新理論(第五分析)について知りたい方


日時:2019年4月29日(月)
時間:9時45分開場 10時00分〜18時15分
会場:ルーテル市ヶ谷センター会議室 
東京都新宿区市谷砂土原町1-1  http://www.l-i-c.com/

参加費用 10,000円(事前申込みのみ。当日受付は致しません)

★申込み締め切り 4月25日(木)

お申込フォーム  

注意事項
ビデオ、カメラ、携帯電話等の写真・動画撮影はご遠慮願います。
昼食は各自でご用意下さい(近場にコンビニ、 レストランがございます)
昼休憩時間は、実行委員打ち合わせのため、会場を一旦締め切ります。
13時に再度開場致します。
昼休憩後、記念撮影を行いますので13時05分に会場にお戻り下さい。

主催:東京操体フォーラム実行委員会、操体法東京研究会
協力:一般社団法人日本操体指導者協会

○お問い合わせ先

forum@tokyo-sotai.com  
東京操体フォーラム事務局 https://www.tokyo-sotai.com/  


発表者よりひとこと(発表詳細はこちらをご覧下さい)


プログラム(予定)
09時45分 開場

10時-10時15分 開会挨拶と注意事項 (三浦寛幸、瀧澤一寛)

10時15分-11時15分

◆ 用語解説 
友松誠(東京操体フォーラム実行委員 巧者組)、香(タスクフォース)、フォーラム実行委員、三浦寛東京操体フォーラム 理事長)

11時15分-11時30分 休憩

11時30分-12時30分 畠山裕美(東京操体フォーラム 理事 )三浦寛 他実行委員
操体概論(実技)

12時30分-13時15分昼休憩(13時05分から記念撮影)

13時15分-14時15分 寺本雅一(東京操体フォーラム タスクフォース)
◆「吸気と巡る発声の旅」

14:15-14:30 休憩


14時30分-16時 

◆合同研究発表 般若身経
岡村郁生(東京操体フォーラム 賢者組 操快堂)
三浦寛幸(東京操体フォーラム 実行委員長)
瀧澤一寛(東京操体フォーラム 副実行委員長 てまり堂)

16時-16時15分 休憩

16時15分-17時15分 半蔵(東京操体フォーラム 賢者組)
◆ 身体表現と操体

17時15分-18時15分 日下和夫(東京操体フォーラム 賢者組 北六甲操体院)

 

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足趾の操法集中講座@2019年2月

第一日曜の午前中は「足趾の操法®集中講座」です。
今のタームは、そろそろ「卒業試験」レベルの二人と、すでに「足趾の操法アドバイザー」を取得後も勉強に来ているメンバー、准指導者が参加しています。

 

先日も書いたのですが、操体の勉強に限らず、物事の勉強には

  1. 理論(信念と言っても良い)
  2. 技術(実技)
  3. 道具(ツール)

の3つが必要だと言われています。

1は、橋本哲学、操体理論,連動理論など。2は、文字通り実技。3は、自分のからだ(作法を作る事ができるからだ)、または足趾の操法操体的テーピング、息診法、あるいは手を練ることではないかと思います。

特に3は「操体的なからだ」を習得すること、呼吸法を身につけること、手を練ること(手は我々の商売道具ですから、気のこもった手をつくることは、触れ方にも関わってくるので、ツールの一つだと考えています)

 

勉強の際は、どうしても2を学びたいと思うのは当然なのですが、1と3も必須です。
「お道具(自分のからだ)が操体仕様になっている」ということですから。

 

ちなみに「腰痛で困ってます」という受講生の方が、講習を受けながら三浦先生の治療を受けたり、足趾の操法を受けたりしている間に、

 

腰痛もよくなったし、操体的なからだになり、技術も習得した、というのは、結構ある話です。

 

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操体施術会@2019年2月

今年は「ホンモノの操体」を体験してみませんか?

 

2019年2月 17日(第三日曜)、9時〜12時まで、施術会を開催いたします

 

場所は三軒茶屋(参加者に通知)

施術 : 東京操体フォーラム実行委員(操体歴6年以上の経験者)によります。

操体法東京研究会にて、操体創始者橋本敬三医師の直弟子、三浦寛操体法東京研究会主宰)より、実際に臨床に使える、実戦的な操体を学んだスタッフです。

運がよければ??三浦寛がいるかもしれません。

 

施術料 一律4000円

 

お申込みは sotai@teizan.com まで

(電話では受け付けませんのでよろしくお願いします)

人数が埋まり次第締め切ります。

 

痛み、不調は勿論ですが

  • 眠りが浅い(睡眠のバランスを調整します)
  • 一度「本筋の操体」を受けてみたい
  • 操体を受けたことがあるけれど、よく分からなかった
  • 操体は「きもちよさ」というけれど、よくわからない

という、プロの施術家、治療家の方もお待ちしております。

 

★そもそも、操体って何?という方のために説明しますと
橋本敬三という医師が創案し、現在も進化を続けている手技療法です。
ほぼ100パーセントの方が「整体と違うんですか」と聞いてきますが、一言で言えば「悪いところ、痛いところを動かすして治すのが整体」で「いいところを動かし、ボディの歪みを正すことによって、二次的に症状疾患を解消するのが操体」と考えていただけばと思います。また、もう一つの違いは「快適感覚」つまり痛みを与えずに、きもちよさで良くなるように導くのが操体です。

 

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