操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体マンダラ2019

今年も操体マンダラ、海の日に開催致します。

※「操体マンダラ」とは?

三浦寛が一日、操体の最新情報について語る、操体三昧の一日です。
弟子一同にとっては「師匠孝行する日」。東京操体フォーラムや、通常の講習では語りきれないことを、存分に出していただこうという算段です。
今年からはリクエストにお応えして、10時〜21時の開催になります。

昼食会
サイン色紙&ツーショット撮影会

足趾の操法®アドバイザー認定、操体プラクティショナー認定式、今年より「足趾の操法指導者」認定を行います。

開催日時:2019年7月15日(月)海の日
10時〜21時 ルーテル市ヶ谷センター

★予約制で、当日の参加受付はありません。ご注意下さい

7月11日(木)までご参加受付をしております。

 

お申込は 畠山宛メールにてお名前、住所、電話番号をお知らせ下さい。
  sotai@teizan.com
操体法東京研究会受講生、一般社団法人日本操体指導者協会会員は、お名前のみで結構です。詳細は追ってお知らせ致します。

参加費用 20000円(前納)

以上よろしくお願い致します。

 

操体マンダラ事務局
TEI-ZAN操体医科学研究所
一般社団法人日本操体指導者協会代表理事 畠山裕美

 

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修行について。

先日、国際東京仏教塾の皆さんとの会合がありました。

www.tibs.jp

昨年秋に在家得度してから早半年。中にはお寺に修行に行っている人もいらっしゃいますし、すでに単立寺院で出家して、仕事をしながら修行をしている方もいらっしゃいます。

 

私はまだまだ俗世に未練がある(笑)ので、在家の仏弟子としてふつ~に過ごしています。

 

話を聞いて「あれ?」と思う事がありました。

 

「雑用や作務ばかりで、なかなか修行(坐禅とか托鉢)させてくれない」という話です。

 

いや、雑用や作務って、修行じゃない?

 

寿司職人を目指しても、最初は皿洗いからだよね?

お勤めしても、最初はコピー取りとか、そのあたりからだよね?

 

★最近は、寿司職人でも最初から握らせないと居つかないので、結構最初からやらせるところもあるようですが。。。

 

★また、皆さんある程度お年を召しているので「先があまりないので、なるべく早く効率良く修行をしたい」と思っていらっしゃるのもわからないではありません。

 

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という話を後で師匠にしたところ、「雑用も何もかも全部修行だ」と。

 

 

若い頃、三浦先生の朝の仕事は、橋本先生の診療所の準備(掃除して火鉢に火を入れて)だったそうです。

また、お孫さんが傘やお弁当を忘れるとそれを届けたり。

 

なお、これも何度か書いていますが、通いの弟子と住み込みの内弟子の話です。

 

通いの弟子は「何曜日の何時から稽古」と、稽古をつけてもらいますが、住み込みの弟子は稽古の時間はありません。

 

しかし、住み込みの弟子のほうが、上達は早いと言われます。

師匠の身の周りの雑用をこなしたり、側にいることで「空気」を共有できるからです。

 

また、近くにいれば(師匠も人間ですから)いいところも悪いところも見えてきます。大抵は「いいところ」ばかり見ていて、「悪いところ」を見てがっかりするのです。

 

近くにいる弟子はその両方を見ることができるので、一層近づくことができます。

 

 

私達はそこまではやりませんが、近い弟子というのは、相当細かい雑用までやります。

 

ビジネスライクに「習う時だけ先生」というのもアリかもしれませんが、「芸事」や「伝統芸能」「手技」などは、「空気感」も習う必要があるのではと思っています。

 

操体定例講習2019年5月

 5月1日からのGWの講習も無事終了し、今日5日の午前中は「足趾の操法集中講座」。
新規メンバーも含めて「まな板」(足趾の操法用語です)をぴったり当てるには、ということを再度復習しました。
これは、一ミリ違っても被験者の感覚は変わってくるのですが、それを外さないための練習です。

 

また、我々は何故「カエル足」と言わないかと言う話。

「かかと突き出し」と「下肢の押し込み」(連動が同じだと思ったら大間違いです。臨床をやるのならば、この違いくらいは知っておかないと上手くもっていけません)の違いなどを実技を踏まえて紹介しました。

 

 

足趾の操法®の類似(指モミとかゆらしとか、名前はどうでもいいんですが)をやっているところは結構ありますが(出所は三浦先生の講習だったりします。例えば、三浦先生の受講生、渡辺栄三先生の受講生の西本直さんの「体ほわっと」は、足趾の操法を元にしています。つまりは、遡ると三浦先生の操体法東京研究会の講習に行き着くということです)。

 

2019年6月開講 操体法東京研究会定例講習

 

www.sotai-miura.com

 

ちなみに、操体法東京研究会の出身者は

瓜生良介氏(故)、根本良一氏(故)、滝津弥一郎氏(故)、白澤誓三氏(故)、渡辺栄三氏(故)、石井康智氏(早稲田大)、今昭宏氏(仙台)、巻上公一氏(ヴォイス・パフォーマー)、北村 翰男(ふみお)氏(奈良操体の会)、河野智聖氏(武術家)、平直行氏(元総合格闘家)などがいらっしゃいます。

 

操体を知っている方は、上の方々の名前をみると「あ!」と思うでしょう。

 

つまり「三浦センセイなんて関係ない」と思っていても、実は三浦センセイに習ったセンセイから操体を(その多くは、第一分析時代です)習ったりしているわけです。

 

★先輩方、三浦先生の操体臨床は進化しています。今や第五分析。たまにはフォーラムを覗いたりしてみませんか?

掛け値無しに「ぶっ飛ぶ」と思います。

勉強した当時からは、相当変わっています(進化・深化)。

 

 

上記の方々(巻上公一氏は、東京操体フォーラムの相談役として今もご縁があります)は、それぞれ独自の操体をなさっています。

 

 

 

www.makigami.com

 


昨年から参加しているメンバーは、そろそろ「足趾の操法アドバイザー(落語で言えば、前座から二つ目昇進)」。准指導者のT本君とHM君は夏の「操体マンダラ」の時には、足趾の操法の指導者(真打ち昇進)を考えています。

 

午後は定例講習です。

今日のテーマは「膝の左右傾倒」。操体の動診の基本中の基本です。
基本なんだけど、意外ときちんとポイントを押さえている人は少ない。

先日も「操体施術+ベーシック講習」でやったら「本で読んだのとは全く違う!」と驚かれました。

 

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2019年春季フォーラム(終了)

2019年春季東京操体フォーラムはお陰様で無事終了致しました。

秋に引き続き「身体芸術と操体」というテーマで、発声をはじめ、身体表現に関しての興味深い発表がありました。

 

また、恒例のTシャツ、今回は三浦先生のイラストによるものですが、色がライトパープルで、会場が春らしいいい感じになりました。

 

個人的に面白いなと思ったのは、日下実行委員の発表で、チャクラが本来は内臓に沿っていて、脊柱を通ってど真ん中ではなく、左に少し寄っている、ということでした。

 

普通、チャクラの図などを見ると、脊柱に沿って正中を通っていますよね。

それが何故、真ん中正中に伝わったのでしょうか?

 

そういうことを考えると、色々な謎が解けてきます。

 

また、今回は相談役の川崎隆章氏(私がISIS編集学校時代師範代&大師範だった)から、若手に対し、そろそろ「比喩」で言い換えるとか、編集的な要素があってもいいんじゃない?というアドバイスがありました。

 

さらには、三浦先生の講義では、私が先生に伝えた易の「山風蠱初六」(さんぷうこしょりく)についての話がありました。

 

初六。幹父之蠱。有子考无咎。厲終吉。

○初六。父の蠱(こ)に幹(かん)たり。子有り、考(ちち)咎(とが)なし。

厲(あや)うけれども終(つい)に吉(きち)。

 

父(先代)が残したもの。どれほど素晴らしいものであっても時間が立てば、時代にそぐわないとか不具合が見つかってくるものである。後に続く者(継ぐ者、後を委ねられた者)は、それを正して修正しなければならない。

途中に邪魔が入ったり、反対されたりするが、結果的には先代の過ちや不具合は正され、先代の名誉も守られ吉となるのである(畠山訳)

 

なんだかどこかで聞いたような話ですね(笑)

先代が作ったもの(志半ばにして、完成させることなしに世を去る)は、どんなに素晴らしいものであっても、間違いがあったりするものである。それを修正しながら発展させるのが、後進の役目です。

楽から快へ。皮膚へ。呼吸へ。

 

昨日のフォーラムでは、実技のデモンストレーションで、私が口頭で、実行委員の瀧澤、寺本両氏が被験者操者役で演じてもらいました。

 

第一分析
D1'(ディーワン・ダッシュ)限りなく第二分析に近く、狙い撃ちできる

第二分析

第三分析から第五分析は、三浦先生にお願いしました。

 

ちなみに、私自身第一分析は現在殆どやりません【D1'があるも〜ん】。
なので、久々にやりました。操者役の寺本実行委員も被験者役の瀧澤実行委員も、慣れないことをやったので大変だったでしょう。

 

何が大変かというと、古典的第一分析は、第二分析以降を知ってしまうと「重たい」んです。「楽か辛いか」というのはよく分かるのですが、きもちのよさ、というものではないんです。

 

ちなみに、D1'のメリットですが、

  • きもちのよさをききわける余裕がない
  • きもちのよさがわかりにくい
  • 操体は初めて
  • 瞬間脱力が苦手

と言う場合に有効です。

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発表する三浦寛先生。相変わらず操体の最先端を行ってます

 

7月15日は「操体マンダラ」、秋のフォーラムは11月23日に開催致します。

 

操体の施術者は女性が向いている?

操体の施術者は、女性が向いているのは確かです。

東京操体フォーラム実行委員の男性諸氏をみてもわかるように、ムキムキ系はいません。整体とか手技療法系のところに行くと、必ず?坊主アタマでムキムキした人がいますよね。操体は「細マッチョ」が多いんです。

 

何故かと言うとインナーを鍛えているので、体の外側に筋肉のヨロイを作る必要がないうえに、力勝負ではなく、しなやかさ勝負だからです。

 

力が強すぎて(力のコントロールができず)、被験者に「痛い」とか「強い」と言われるのは操体ではマイナスです。また、相手の手関節や足関節に入り込む場合は、しなやかで細いほうが入りやすく、小回りがきくほうがいいのです(上手い方は、からだが大きくても小回りがききます)。

 

また、私は手が小さいんですが、手の大きさや握力は、操体の動診には関係ありません。

 

イチローが、子供の時、バットを振る練習をしていると「プロ野球選手にでもなるのかよ」と、バカにされたという話、プロになってからも親戚のおばちゃんから「アンタには絶対無理」と言われた口惜しさをバネにしたという話をしていました。

 

そういえば、私自身も操体を勉強しようと心を決めた時、当時太極拳を習っていた会の会長(在家の入道。つまり、得度はしてるけど出家はしておらず、家で僧衣を着たり坊主アタマにしている人)、この方マッサージ師だったんですが、

この方に

 

操体は難しいから女には無理だ」と言われました(笑)

 

「あんたなんかせいぜい地方のホテルでマッサージでもするのが関の山だ」

と言われました。

 

結構ひどい言いようですよね。

 

なお、この方は、坐禅会とか秩父巡礼の会などもやっており「坐禅中に秩父で悟った」と公言していました。

 

「悟ったヤツがこんなこと言うかよ!」ですよね。

 

まあ、言った本人は忘れてると思いますが、当然ながら私は忘れてません(笑)。

 

この会のコンセプトは「おおらか」なんですが、

おおらかでもなんでもないじゃん(笑)。

 

操体は難しいから女には無理だ」

 

なんてよくも言ってくれたな(笑)。

これをバネにして勉強した(半分くらいホント)というわけです。

 

今でこそ「笑」とか書いてますけど、当時の私の口惜しさったら。

 

 

 

ちなみに、操体の世界ですが、体操教室やサークルは、当然ながら、女性が多いです。

しかし、指導者やプロの女性は少ないのが現状です。

 

操体法東京研究会の定例講習では、私が三浦先生にお願いして、女性の受講生がきもちよく講習を受けられるよう、その辺りも色々便宜をはかっていただいていますし、男性受講生には「女性のクライアントに嫌われないような触れ方、言葉のかけ方」も伝授しています。

 

なお、たまに「女性の被験者には女性の施術者」というようなことをやる療法の話も聞きますが、私も三浦先生も、操体は「性別関係なし」だと思っています。

勿論中には、男性の操者にイヤな目にあって、女性の先生がいいという方もいますので、それはそれでニーズはあります。

 

そうです。私は

「男性の操者にイヤな目にあって」というのもなくしたいのです。

「女性のクライアントに好かれる操体臨床」ができる男性操体指導者を育成したいのです。

www.sotai-miura.com

 

 

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力の加減について。

操体の講習をやっていると、必ずといっていいほど出るのが、

「操者の力が強すぎ」という被験者役からの指摘です。

 

力が強いと言われるのは、大抵は男性です。

もっと言うと「今まで人に触ったことのない職業」の人が多いかもしれません。

もっと言うと「定年退職後に手技療法の世界に入ろうとしている」人かもしれません。

 

なお、鍼灸師とか、指圧師とか、柔道整復師とか、人に触れるチャンスがある職業の人は「力加減がわからない」ということはあまりありません。
また、面白いのは「鮨」を握るとか、料理人も力加減は上手いような気がします。

 

私自身、こういうことが起きるのは「オジサンだから?」(失礼)と思うところもありましたが、実際「触れる事」に関する感覚は、男性のほうが早く衰えるそうです。

 

なお、逆に「丁寧すぎる」と、なんだかいやらしい感じにもなりかねないので(さじ加減が微妙)、そのあたりも考える必要があります。

 

「居つかない」(武術で使いますね。この言葉)のが大事かなとも思います。

 

 

なので

若い頃から人に触れているような職業の方は、触れる力を鍛えているし、衰えないのです。

 

つまり、自分が「これくらいの強さでいいだろう」という感覚は、相手(受け手)にとっては「強すぎる」ようになってしまうのです。

 

  • これくらいの強さでいいだろう
  • 被験者には「強すぎる」と言われる

 この二つの間で揺れるわけです。



さて、先日の定例講習である受講生が「どうすれば、介助補助の力の加減が上手くいきますか」という質問をしていました。

三浦先生は「こうやるんだよ」と、一例を示して下さっていましたが、

 

「どうすれば、介助補助の力の加減が上手くいきますか。上手く行くコツのようなものはありますか」(これは、操体施術者にとって、一番大切な問題かも)

 

というのは、言わば

「どうすれば女性にモテますか」と聞いているのと同じような気がします。

 

答え的には二つ。

 

一つは、女性に触れて、イヤな感じとか強いとか、不快感を与えないようにふれればいいんですよ、ということ。

もう一つは、「触れ方が上手くなる方法も、女性にモテる方法も、王道なし」(地道に勉強しろってことですね)。

 

しかし、物事には抜け道?というか、求める者のみに与えられることがあります。

 

手の感覚を鋭くする方法です。いわゆる、外気功(医療気功)です。

 

外気功を施術に用いているのではなく、手の力を鋭くし、最大限のパワーを得るために使うのです

 

私はこれを伝授しているのですが、面白いことに、

「絶対必要に見える人は何故かチャンスを逃し」

「上手い人はチャンスを得るので、更に上手くなる」ということが起こります。

 

つまり、ヘタな人はヘタなまま。上手い人は益々上手くというループです。

 

前も書いたと思いますが、ある人に「封印してきたけど、もうそろそろ伝授してもいいかな」と思ったら、その直前に、その人が講習参加をやめるということになりました。

 

あまりにも面白いタイミングだったので「へえー」という感じでした。

 

これは、カミサマが「教えなくてもいい」というお告げを下さったのかなと思っています。

 

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マーブル模様のバラ。

 

 

 

操体的に集中する。

操体の勉強をしていると、キョロキョロすることがなくなります。

つまり、キモがすわってくるのです。

★そういう方法を学ぶ事ができます。

 

視診触診の講義でも言っており、三浦先生の定例講習でもよく言うことなのですが、

「見方」というのは操体臨床において(いえ、他も同じだと思います)非常に大切です。

 

これは、視力には関係ありません。視覚に障がいのある方が、驚くような「診方」をするのはよくあることです。

 

「凝視するな」と言っても、凝視する人がいます。

凝視すれば、つまり頑張れば見えると思っているのです。

 

しかし、凝視しても見えません。

 

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豊川稲荷東京別院の八重桜。

 

昨日、赤坂の豊川稲荷東京別院の読誦会(どくじゅかい)に参加してきました。

何をするかというと、お経を読む勉強をする会です。

★毎月18日(7月8月は除く)。13時半から。会費1000円、初回は体験ということで無料で参加できます。経本がない場合は購入可能です。

 

昨年度はずっと日が合わなかったのですが、今年度は予定を合わせることができました。

 

講師は太田先生という若い(私より)、早稲田の大龍寺のご住職です。

https://hotokami.jp/articles/5/

私は幸いにも?東京国際仏教塾曹洞宗コースで、卒業試験に木魚を叩きながら大鏧(だいけい)と小鏧(しょうけい)、をならしながら「般若心経」を人前で読経するという修行をしていたので、焦らずに読むことができました。

むしろ、読誦会は一般の方も参加しているのでとても丁寧に細かく教えていただき、復習にもなりました。

 

さらに、いつもは1人でお経をあげているわけですが、大人数でよむ、ハーモニーというか調和を考えるというお話も新鮮でした。

 

体験すると納得すると思いますが、お経を読むのは、体力が必要です。
また、声を出すので、すっきりします。

 

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お経本。

 

そこで出てきたのが「集中」というお話です。

「集中には二種類あります」という出だしから

 

ファミコンに夢中になっていて、気がついたら日が暮れて周りが真っ暗になっていた」ような、「そこしか見ていない集中」、つまり「凝視」のような集中です。

 

もう一つは「お線香を立てるような集中」。

お線香を香炉に立てるには、まっすぐ立てるとか、香炉のどこに立てるかとかはもとより、作法(立ち居振る舞い)なども考えなければなりません。つまり「複数の集中」です。

 

私は「凝視」と「放散視」という言い方をしていましたが、
これは「一点集中」と「複数同時集中」とも言えるかな、と思いました。

 

操体の臨床を行う時ですが、操者は被験者のからだに触れながら、さらに言葉の誘導をし、被験者を誘導、導誘しながら自分のからだも操り、なおかつ被験者の様子や動き、その場の空気などにも集中しているのです(マルチタスクなのです)。

 

このような「職人技」っぽいことは、当然ながら、短期の講習では身につきません。

「こういうのがあるよ」というご紹介や提示はできます。

 

2019年GW操体プレミアムベーシック&アドバンス講習 - 操体法大辞典

 

こういうことは慣れと経験だなと思っていましたが、最近、作法とコツがあるのだということを学びました。

 

2019年 操体法講習のご案内 - 操体 三浦寛 人体構造運動力学研究所

 

www.sotai-miura.com