操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

坐禅・めい想

夏は、東京国際仏教塾のメンバーと、大雄山最乗寺の「夏期禅学会」に参加予定の畠山です。

 

真冬の永平寺坐禅を組む根性はありませんが、夏の小田原ならば!

 

https://www.daiyuuzan.or.jp/

 

天狗様で有名な、曹洞宗のお寺です。

 

ちなみに昨日NHKオンデマンドで「トリセツショーを見ていたら「めい想」についてやってました。

 

https://www.nhk.or.jp/program/torisetsu-show/2024_mindfulness.pdf

 

藤田一照さん(曹洞宗の禅僧「も出演していましたし、建長寺のお坊さんたちの脳波を調べたりしていましたが、禅僧も雑念はわくんです。お坊さんたちの話が面白い。

 

皆さん、安心しましょう。

雑念が湧いてきたら、すぐ集中に戻ればいいんです。

 

京都の建仁寺のお坊さんが、急須めい想、郵便物の封開けめい想、キャベツの千切りめい想などを紹介していました。

視聴者は

コーヒーめい想(ミルでコーヒー豆をひく」)、ヘアアイロンめい想、歯磨きめい想、電車に乗ったら電車の音めい想、わんこの散歩ついでに川の音聞くめい想

など、生活の中で「集中」することからできるんです。

なお、集中時と雑念の時を比べると、雑念モードの方が脳はエネルギーを使うらしいです。

 

なお、お寺に坐禅に行ってる方に聞いてみると、めんどくさいな、とか毎回思うんだそうですが、終わると頭がすっきりするので、気がついたら20年通ってた!ということもあるそうです。

 

私も年に半分くらいは月一で行きますが、すっきりします。

 

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遠近両用コンタクトの謎。

遠近両用コンタクト(2w)にしてますが、なんといってもスマホが見やすいですね。

 

一昨年、いろんなメーカーの遠近両用コンタクト(2w)を試しまくりましたが、当時はアキュビューの遠近両用の2wがまだ発売されてなかったんですよ。

 

ちなみに2wのコンタクトも最近素材が変わり、ハイドロゲルが増えました。

 

少し汚れやすいけど、目が乾いたりしなくなりました。というか、登場当初より汚れにくくなってるのでは?

 

昔からある素材は「コンタクトしてます」感があるんだけど、慣れれば平気。ただ、ドライアイには注意。汚れにくいと思う。

 

さて

先月、発熱後に遠近両用コンタクトレンズ(2w)をつけたら、どうも見えない。

遠近両用コンタクトの上に老眼鏡をかけるという間抜けなことに。眼科行こうか?と考えました。

 

ただ、コンタクトを新しいのに変えたら、ちゃんと見えるようになった。

 

コンタクトが不良だったんだな、と納得。

 

しかーし、昨日コンタクトを新しいのに変えたら、やっぱり見えにくい。

 

帰宅して、ストックしてあったボシュロムの遠近両用をつけたら、これまたいい視界。

 

今日装着したコンタクト不良品か?

 

と思って、ロット番号を調べようと、ゴミ箱を漁ったら、

 

なんと、出てきたのは、私が長年(おとなのお目目になるまで)世話になってきた、ふつーの近眼用の2wアキュビューだったのでした。

 

元々ド近眼なので、遠近両用と近視用を間違えてたらしい。

 

ということは、前回も間違えて近視用のアキュビュー付けてたということですね。

 

さあ、ここで「鬼灯の冷徹」に出てくる座敷童子の二人が「あはははは」と、笑うところを想像しましょう。

 

そして、不良品?なんて疑ったアキュビューさんすいません!

 

もう長年使ってるのでやっぱり目が慣れてるのと、UV機能付きでADD2.5(High)があるのはアキュビューさんだけです。

 

 

そしてお洒落な大人のために、遠近両用でADDがHighのカラコンを作ってください!

 

そして、ロートのモイストアイですが、着け心地がとってもいいので、どうかADDの2.5を作ってください。

 

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操体法最前線のお話し。

こんにちは。

TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

 

もし「万病を治せる妙療法」が操体法だ!と思っている方がいたら、おそらく我々操体法東京研究会のメンバーがやっている「操体」を受けてみたら、驚くかもしれません。

 

第一分析:対になった動きを、二者択一で楽な方に動かして、数秒たわめ、瞬間急速脱力する(比較対照します。運動分析、感覚も分析しますが、楽かスムースか、痛くないかというのがメインなので、運動分析がメインです)

D1'(畠山オリジナル) 限りなく第二分析に近く、筋肉の狙い撃ちを行うもの

(三浦先生の講習とは被りません)

 

★世の中で「第二分析」(D1'も含む)を学べるのは、操体法東京研究会のみです。

私もD1'を指導するのは、基礎が出来た操体法東京研究会の受講生が殆どです。

残念なことに、多くの方が「第一分析」と「第二分析」つまり、「楽(な動き)」と「快(適感覚)」を混同しており、

 

「快とかきもちいい」という第二分析の言葉を使っていながら、やっているのは第一分析、というケースが未だに多くみられます。

そのような「迷走分析(三浦先生命名)」を受けた方が「操体ってよくわかんない」ということになるわけですね。。。

 

第二分析:一つ一つの動きに「快適感覚の有無」を確認し、快適感覚がききわけられたら、その快適感覚を味わう(比較対照しません。感覚分析です。動かしてみて、快適感覚があるのかどうかを確認)

 

第三分析:刺激にならない皮膚へのアプローチ 渦状波®。

皮膚を引っ張ったり捻ったりというような、刺激は行いません。

無意識に関与し、からだが被験者の意思とは別に「治癒への動き」を発動したり、治癒に必要なイメージを見せてくれたりします。

これは、人によって感受性も変わってくるので、いちがいには言えませんが、

面白いのは「左脳優位(理論派)」の方などで「何も感じません」と言っているのに、からだは反応していることがあったりします。

 

ここからは、完全に感覚分析の世界に入ってきますので、操法の最中はかなり静かになります。

 

操者のアタマの中は、多分坐禅とか瞑想に近いのでは考えています。

(治れ!と集中しているわけでもなく、からだの治せる力や、内なるドクターにお任せしているという感じです)

 

施療中イビキをかいて寝ていたのに、起きてから

「全然きもちよくなかったし、寝てなかった」と言い張った柔道整復師鍼灸師の方がいらっしゃいましたが「寝てらっしゃいましたよ」言ったところ

「目をつぶっていただけで、目をあけちゃいけないと思ってつぶっていた」

ということもあります。

 

一方私の経験では、渦状波でいきなりブレイクダンス的に動く方とか、

「ええっ!なんかからだが勝手に動いて変!」という方や「宇宙を飛んでる気分です」という方や、「自分のイビキが聞こえた」という方など、色々あって興味深いです。

三浦先生の患者さんで、2時間くらい「法悦(宗教的エクスタシー)」みたいな感じになっていた方もいました。

カラヴァッジオの「法悦のマグダラのマリア」とか有名です。

 

私は左腕が勝手に肩からぐるぐる動いたりしたことがあります。

「うわ?何?」と驚きましたが「あ、これがからだが発している無意識の動きなんだな」と納得したのを覚えています。

 

これは、皮膚に触れることによって「からだの治す力」が、色々な形で発動するのだと考えます。

 

第四分析:これは呼吸を使った診断分析法と操法(治療)です。

書籍に少し載っていますが、伝授されている人間は限られています(あ、私は伝授されてますよ)

 

新重心理論:一番新しい(と言っても10年位前には登場しており、その後三浦先生の研究研鑽によって、すごいスピードで進化しており、弟子の我々もアップデートが大変です)

 

これは、一言で言えば、今までの操体の概念を壊すと言っても過言ではありません。

ただ、我々操体の操者の心持ちと技術なので、受ける方はなんの問題もありません。

また、概念を壊すといいつつも「温故知新」で、今までの操体法を全部カバーできるところもあります。

 

個人的な感想です。

わたくし、T4~T6(胸椎4番~6番)に疲労がたまるとすぐわかるんですが、多くの皆様も、手や目や首を使うと、このあたりに「疲れがたまる」のではないかと思います。

これを放置すると肩が凝るとか首が痛いとか、不調に繋がってくるのでは。

ところがT4~T6をピンポイントで調整できちゃうんです(私の場合です)。

これはとっても重宝しています。

★勿論ですが、これは公表されていないので、ググっても出てきません。

 

★PC作業とか多いと、肩や首よりもT4~6あたりに負荷がかかるんですが、ここの調整が自分でできるんです(まさにセルフケア)。

 

こちらの新しい理論、

最初は「ついていけない」という人もいました。

操体の常識は世間の非常識」に輪をかけた「非常識」ですから。

 

つまり「今までの操体の概念で考えると追いつかない」ということです。

 

ただ、我々東京操体フォーラム実行委員は「師匠についてこられた」という、筋金入りの操体マニアです。

 

師匠について行く(勿論効果は検証済)のです。

 

進化の過程でも、環境に適応してきたものが生き残ってきたわけです。

 

操体も21世紀や、今の時代にマッチした手法があるはずです。

 

願望達成には道がある。操体も同じ。

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

 

操体では「息食動想」という、人には代わってもらえない四つの営みと、環境のバランスによって健康が成り立つと考えています。

 

呼吸の専門家もいるし、食養の専門家もいるし、身体運動の専門家もいるし、心の問題の専門家もいます。

 

ただ、操体ではこの4つは繋がっていて、どれか一つが悪くなると他もつられて悪くなり、どれかが良くなると他もつられて良くなるという性質があると考えており(同時相関相補連動性)、切り離して考えるのではなく、四つまとめて面倒みましょう、と考えているのです。

なお、この4つのバランスが過度に崩れると、ボディに歪みが生じます。

 

ただ、その中で「動」からだの動きに特にアプローチすることによって、他のはたらきも改善し、バランスを整え、歪みを改善し、二次的に症状疾患を解消するというのが操体の考え方です。

 

その中でも大事だよね、と思うのが「想」(精神活動)です。

 

特に大事なのは「言葉」だと考えます。

 

橋本敬三先生は「言葉は運命のハンドル」とおっしゃっていたそうです。

 

治りにくい方特有の言葉づかいもあります。

 

最近読んだのはこの「妄想力」という本です。

仏教では「妄想苦(もうぞうく)」というのは、ないことをあると思ったり、あることをないと思って苦しむ、一番辛いことだと言われています。

 

例えば、彼が浮気をしていると勘ぐって苦しむとか、逆に愛されているのに、たまたま、彼が空腹時でお腹が空いて機嫌が悪かった(食べればすぐなおる)ので「自分はもう愛されてないんじゃないか、嫌われてるんじゃないか」と悩んだりすることです。

 

なお、この本でいう「妄想力」というのは、幸福な未来を想像(妄想)するということです。

 

私も操体の「想」を研究しているので、願望達成とかにはかなり興味があります。

実際、かなりの確率で願望達成が叶っているのですが、叶わない場合もあるわけです。

 

私が今までで「これは叶った」というのは、

操体の本を商業出版したことです。

その次は「三浦先生と共著で本を出したい」と思っていたところ、今先生も含めて

出すことができました。この辺りは「願望達成」が成就したケースです。

操体の海外セミナー、っていうのも叶いましたっけ。

 

 

 

世の中、色々な「願望達成」の本やサイトがありますが、この本が一番的を得ていると思ったので、こちらで紹介いたします。

 

著者は「願望達成」を実践しまくっているjegさんです。

 

ちなみに私のクセで「操体だったらどうよ」と考えるのですが、今回「なるほどね」と思ったことがあるので、書いておきましょう。

 

それは、願望実現の最短ルートということで

 

①考え方の土台

②テクニック

と、書いていらっしゃることなんです。

①は願望実現のために必要な前提知識のことです。

 

操体をセルフケアで行う場合(健康で元気でありたいという目標がある)大抵は、②にチャレンジします。

そして大抵は「よくわかんない」とおっしゃってやめる。そんな光景を数多く見てきました。

 

なお、我々のような操体のプロは、①をマスターしているので、

「最初はプロの手を借りて②をやろう」と言って頂ければ、①②と進むことができます。

 

操体で①を独学で身につけるには、かなりの勉強が必要ですし、カラダを使った実技ですから、間違えると効果半減になります。

 

また、残念ですが、世の中に出ている一般向けの操体の本はほぼ②です。

テクニックの説明です。

 

みなさん「めんどい理論はいいから、とにかく治るテクニックを知りたい」というのはヤマヤマなんですけどね。

センセーショナルなテク本は売れるかもしれません(ちなみに「操体法 生かされし救いの生命観」は、実技が載っているというよりも①をマニアックに書いている上に、値段が高いので、迂闊にヒトサマにお勧めできません汗)。

 

ただ、②だけだと目標には到達しにくいんです。

 

先年も、師匠に長年私淑しているという方が見え、実際に本をみてやっているという操体を見せていただきましたが、やはりかなり違っていました。

 

この場合、習ってから本を読む、という順番ならば良かったのかもしれません。

 

①(操体を実践するために)必要な前提知識を独学で学ぶのはなかなか難しい

理由 操体の常識は世間(体操やストレッチはいわゆる整体とは全く違う考え方をしている)の非常識なので、操体をストレッチや健康体操と捉えると、理論的に破綻する

② 理論なんていいから早くテクニックを覚えたい、という気持ちはわかるが、その場合は、①をプロに聞いて指導をうけるのが一番手っ取り早い

 

のですね。

 

 

つまり操体も自分でやるならば

①考え方の土台(大変なら、操体の場合ここはプロに任せてもOK)

②テクニック

と、①をマスターするとか、プロの助けを借りる必要があるってことです。

 

 

そして私が更にjegさんに共感するのは「継続」をあげていることです。

 

そういや私の望みが叶ったのって、やっぱ妄想と継続なんです。

 

ちなみに、jegさんは願望達成のためには普段からポジティブな下地を作ることが大事、と書いていますが、なるほどです。

 

密教のお坊さんのマンガ(永久保貴一先生のシリーズ)を読んでいると、お坊さんがお不動様とか仏様にご祈祷をする場面があります。

 

↓ 私が愛読している密教僧のお話。

 

 

その時は、僧侶のほうが上の立場になって、例えば天部の神様仏様達に祈願するわけです。

「○○さんの願い(恋愛成就とか)を叶えてください」とお願いしても、仏様が「無理無理無理!」と仰ることもあるそうです。

 

これは多分、ポジティブな下地が準備できていないのでしょう。

例:日頃から周囲に愚痴不平不満をまきちらし、対人関係はいつも攻撃的で、人を傷付けることなんてお構い無し。思考はネガティブ思考

 

という人が神様仏様に「○○さんが私に告ってくれるますように」と、お坊さんに頼んでご祈祷してお願いしても「無理~」と言われてしまうんです。

 

 

 

 

 

からだと心をひとつにする。

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山です。

 

先日「どうも体と気持ちが一つになっていない感じがします」という、膝が痛いという女性のクライアントがいらっしゃいました。

 

右膝の内側が痛むのですが、自分の体を自分で上手く運べないという焦りもあったのかもしれません。

 

私が感じたのは「確かに体と心が離れているのかも?」

ということで、体と心をちょっと繋げよう、重ねよう、ということを試みてみました。

 

どうやってやるのかは、詳しくは書きませんが(やり方は色々あります)、チューニングを試みました。

 

「気」が上に上がりすぎていて、本来は横隔膜あたりにあるものが、首あたりまで上がっていたんですね。

 

それを「あるべき位置」に戻してから、操法です。

 

こういう「下地」作りをやることもあります。

 

右足の内果を触診すると、細い針のような筋に触れます。

 

これだな。

 

と、左手の中指と薬指の指尖(しせん)を使って触れていると、変わってきます。

 

膝の痛みはおさまりました。

 

 

 

 

 

頂いた桃。美味しそうです。

 

 

 

 

 

 

 

在家得度式の準備

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

今月末、東京国際仏教塾の「35期曹洞宗」の受講生の方の「在家得度式」が行われるので、お手伝いをしています。

 

tibs.jp

在家得度というのは、私のお師僧様である中野東禅先生が「プチ出家」という言い方をしています。

今回中野先生に聞いてみたのですが(曹洞宗の場合)、

例えば永平寺で「受戒」というのを受けられます。今回受講生の中にも、昨年永平寺で受戒して戒名を頂いたという方がいました。

他の宗派では「僧名」とか「法名」と言う場合もありますが、曹洞宗は「戒名」と言います。

 

在家得度というのは、戒名を頂いて、絡子(らくす)をいただくことです。

小さいお袈裟です。本当に出家した人は黒ですが、在家得度者は、濃緑の絡子をいたあきます。

ちなみに絡子は「一肩」「二肩」と数えるのだそうです。

 

また戒名は四文字で頂きますが、上二文字は道号と言って、実字が入ると良いそうです。 下二文字が「戒名」です。

 

なお、数日前に中野先生を訪ねましたが、お戒名も全て考えられたとのこと。

私もこっそり?一覧を見せて頂きましたが、皆さん、本当に素敵な道号と戒名でした。

 

私も在家得度式の時、自分がどんな戒名を頂くのかドキドキしたものですが、頂いた時は本当に嬉しかったことを思い出します。

 

仏教塾の曹洞宗の仲間同士では、結構戒名で呼び合っていたりします。

 

あ、全然関係ないですが、知っている方で「宗純」さんという名前の方がいらっしゃいます。

臨済宗の方か、親御さんが一休さんの大ファンなのか?と思ったものです。

しかしかっこいい名前ですよね。

 

そして私の次男坊猫は「真魚(まお)」君と言いますが(私はまーちゃん、と呼んでます)、真魚というのは、恐れ多くも弘法大師空海さんの幼名です。

 

芋づる式ですが、先日会った方が「ケンシロウ」さんと言うお名前でした。

多分おそらく、ご両親が「アレ」のファンだったんだろうな、と思ったものです。

 

 

在家得度式では、カメラマンをやります。

 

 

 

読書とエンタメ日記

こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

 

そういえば「鬼滅」の「柱稽古編」が始まりましたね。

 

私は翌日アマプラとかネトフリで観るのですが、アニメはキレイですよね。

ちなみに私はカナヲちゃんと誕生日が同じ日です。

そして、炭治郎は明治33年(1899年)生まれなんだそうですが、橋本敬三先生は明治30年(1897年)生まれです。

同学年だとしたら、蟲柱、胡蝶しのぶか?

ちなみに毎回ですが、愈史郎君をみる度に「敬三先生もあんな格好(書生スタイル?)してたのかな」とか、たのしい?妄想に走っています。

 

そしてこれは私が今年の年初くらいからかなりハマっているマンガです。

最初はドラマを観たんです。

 

 

登場するのは、天狗の末裔の美形男子(ほぼ男子)たち。

14歳になると天狗の種族の子供は1年間山奥?で隠遁生活を送るという決まりがあります。

ちなみに主人公の名字「飯綱」は、飯綱権現のこと。カラス天狗です。私が以前修行で毎年通っていた曹洞宗のお寺は、飯綱さんがいらっしゃいましたっけ。

関東では高尾山にいらっしゃいますね。

 

※権現というのは、仏や菩薩が姿を変えて(権現)、日本の神様として現れることを言  います。「本地垂迹説」という神仏習合の考え方によるものです。

 

なお、今年の夏は天狗で有名なお寺の夏季禅学会(坐禅の研修)にも参加しようかなとか、考えています。

 

 

主人公飯綱オンは、NY生まれの14歳。
隠遁生活を送った後、そのまま隠遁の里にいる兄の飯綱基(もとい)と1年一緒に暮らすことになります。

この基兄さんが「無類の食いしん坊」なもので、次々と丁寧な暮らしをしながら美味しいモノを作るというのが大凡のお話です

・基兄さんは羽根が生えています(数百年ぶりの先祖返り)
・白いシャツに長靴というのが定番スタイル

・コミック版もドラマ版もかっこいい

・映像の中の田んぼや山の風景にひたすら癒される

・音楽も何だか癒される

・登場人物が美形男子ばかりで、女性は祖母とか母とか幼児とかが殆どで、唯一ドラマに登場する15歳の女子(天狗)も、オン君がドキドキするわけでもなく「基兄は私の推しなの」と、推し活をするだけ

・つまり、変な色恋とか無理矢理カップルとか、その手の面倒くさいことがない

・なので、ご家族で観ても全く問題なしです

・オン君の食べっぷりが可愛い

・大昔から天狗の子達を見守ってきた喋る白い犬「むぎ」という存在がとってもいい(ドラマでは声を角田晃広さんがやってます(またこれがいい)。

・天狗の仲間、愛宕家の次男、愛宕有意を塩野瑛久(一条天皇@光る君へ)がやっていてこれがまた当たり役なんじゃない?と思っております。

・お父さん(エリス・ウィルソン)は、原田泰造アメリカ人の役だけど、何だか妙にマッチしている。コミック版にも何だか通じるのは役者だからか?

 

というわけで「ああ、癒されよう」と思うと観ます。

なんだかわかりませんが、風になびく緑の田んぼや山の風景を見ると癒されます。

これはかなり癒し効果がある!と私は信じてます。

癒されたいとか、自分には丁寧な暮らしは無理だけど、丁寧な暮らしを観ることによって疑似体験!という場合にはいいのでは。

 

 

 

そして「待ってたぞ!」なのが「続テルマエ・ロマエ」。元々コミックがあまりに面白いので、映画化(映画もかなり面白いです)されたヤツですね。

 

今回は、ルシウスが60歳の頑固なオヤジになり(元から頑固だけど)、またお湯の中から「平たい顔族」のところへタイムスリップしてきます。

 

最初の箱蒸し風呂や、打たせ湯のシーンなどは、大爆笑でした。

なんでこんなに笑わせてくれるんだ〜。

特筆すべきは、現代にタイムスリップするのではなく、今回は伊豆の温泉で執筆中の川端康成に出会ったり、修善寺(私の大好きな修善寺です)で弘法大師の像に遭遇したり。。。次は平安時代にスリップして、お大師様と温泉でも掘って欲しいものです(そうなりそうな予感)。

表紙の絵は、箱蒸し風呂で蒸されて翔んでいるルシウス。

 

ああ、そういえば来週から「東京操体フォーラム実行委員ブログ」の担当でした。そっち書かなきゃ。