操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

守・破・離(守 其の壱)

「守・破・離」というのは私の好きな言葉である。私の敬愛する殿方の一人である、松岡正剛さんから教えていただいた

世阿弥の言葉だ。これは、ある物事を学ぶ際に必要なステップを説明している。芸の道も武の道も手技の道も同じなのである。

守:師匠の型を真似する。ひたすらひたすら真似をする

破:師匠の型を真似ではなく、自分のものとして会得することができる

離:師匠の道・型を踏襲しながらも、自らの個性をその芸に出してゆく

(解釈は私。間違っていたり、こういう解釈もあるんじゃない?という意見があれば宜しくお願いいたします)



例えば、書道には「お手本」というものがあります。まずはお手本をなぞることから始めます。

武道武術にしても「型」というものがあります。まずは「先生の真似」をして、真似をする。そこから始まるわけです。バンドでいう「完コピ」というやつですね。何事も最初は真似からはじまるのです。

これが、「守」です。とにかく、真似る。これが大事です。