操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

触診の訓練

触診、というのはとっても大切だ。特に「腕一本」の手技療法家にとっては。



触診の訓練をご紹介しようと思う。



高校生の時、自分の足の裏を色々触って、どこが痛いのか、気持ちよさがあるのか、とヒマさえあればやっていた。また、自分の身体をよく触ってみると、どこが痛くてどこが気持いいのか、よく分かってくる。手技療法をされている方で、たまに「自分は人に触るのはすきなのですが、触られるのは嫌いです」という方がいるが、まず自分のからだで試すことをお勧めする。自分が触れられるのが嫌いで、人に触れるのが好き、というのは何か問題があるのだろう。





エステに行って、皮膚感覚を養うのもいいだろうし(男性もしかり)、いつも床屋だったら、たまには美容院に行くとか(床屋と美容院は洗髪方法がちがう)、五感を磨くというのがいいかもしれない。

例えば、シルクのスカーフを巻いて寝てみるとか、いつもと全く違った格好をしてみるとか、猫好きだったら犬と遊んでみるとか、アウトドア派だったら、家にこもってみるとか。お香を焚いてみるとか、色々やってみるといいと思う。これは、実はからだを使っていることであって、机上のトレーニングではない。



あと、どこを触るかではなく、どこに手が行くか、それを試してみてもいいと思う。触診道(?)の道は長い