とても驚いたことがある。
私の操体の師匠である三浦寛先生は「操体・臨床の要妙」という本を書かれている。「要妙」というのは、微妙な奥深いもの、隠れた真理をさす。その本が出て間もなくのことだ。
操体同様に文化的な面で影響を受けた方がいる。編集工学研究所の松岡正剛氏である。
何の因果かご縁を持つことになり、ある時いただいたのが「老子」だった。その時、本をめくってとまったところに、「要妙」という言葉があった。丁度同時期のことだったので驚いた。とにかく、驚いた。「要妙」(シークレット)という言葉がシンクロして私に向かってきたようだった。その時それを松岡氏に興奮して訴えたところ、
「何かあるのかもね」というお言葉をいただいた。