操体法大辞典

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許限度

この字が正しいのかよくわからないが「きょげんど」と言う言葉がある。

からだを不自然に使っていると、ある日限界が来てからだに不調が起きたり、痛みが出たりする。

心身のストレスも同様。

知人に聞いたところ、なるほど、と思ったことがある。例えば、好きな人がいれば、誠意を込めて接するわけだ。私は幸いにも、今まで殴られたのは亡き父位で(子供の頃)付き合っていた人にそんな目にあったことはない。しかし、言葉の暴力というものがある。

いくら好きでも、それが重なると、ある日許限度にも限界が来る。




言葉の暴力も、ある日許限度を越すと、修復不可能になる。

からだが限度を越すと、壊れてしまうように、どんなに好きだった人でも、受け入れられなくなる。

特に女性は我慢して尽くすタイプが潜在的に多い。我慢して、耐えているうちに、許限度を越えると、もう、戻れない。



からだも同じで、限界を越えると確実に壊れる。



と言う私も言葉の暴力系で、許限度に限界が来て、家を出た経験がある。



男性が怒って怒鳴るのはとてもこわい。下手したら怪我をするか、殴られて殺されるかもしれない。

その怖さをどうにかするために、降伏したり、機嫌をとるような

態度をとってしまうのが、喧嘩や争い事が嫌いな女性の傾向だ。



怒鳴って、八つ当たりして自分のストレスが解消されるのは

わからないでもないが、当たられたほうはどうすればいいのだろう。



しかし、この時わかったことは、我慢しなくていいんだ、という事だった。



まだ、耐えられる、我慢できる、まだ動ける、と思ってカラダを過信していると、絶対痛い目にあう。