お待たせしました。
内容について紹介したいと思う。
先に書いた通り、橋本敬三医師の「万病を治せる妙療法」をメインに翻訳されたものだと思われる。
写真が多く載っているが、レオタードを着た白人女性が
畳の上で基本運動(般若身経)を行っている。
ポジショニング(足は腰幅、つま先とかかとは平行、膝の力を
緩める、などの細かい指導は書かれていない)は立位、という
ことで。
操体法は、自力自療であるから、これがメインとなる。
(しつこく言うが、厳密には『一人操体』なるものは存在しないのだ。自力自療だから、一人でやろうが二人であろうが、三人であろうが、感覚を聞き分け、味わうのは本人だけなのだから。
『一人でやるからひとり操体じゃん』という意見もあるかもしれないが、それは甘い。)
次に、『誰かヘルパーがいる場合の操体』という章がある。
やはり、一人でやるからひとり操体で、二人でやるから二人操体というわけではないのだ。操者はあくまでHelperであり、黒子に徹するというのが、操体の基本概念なのだ。
それはさておいて、
この章では三角巾を被った女性(ヘルマン・アイハラ氏の夫人?来日され、橋本先生にもお会いしたと書いてある)が畳に正座して、何故か合掌している写真から始まる。
(申し訳ないが、笑ってしまった。やる前に合掌しません。
しても構いませんが。橋本先生もベッドで操法をしていらっしゃったが、やはり日本のイメージは畳なのか)
次に、何故か操体を始める前に、正座して、手を20回叩く、
clapと書いてある。そんなことは初めて知りました。
エクササイズという訳もいまいちしっくりしない。
他にもっとフィットする訳はないものだろうか。