操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

動診について

動診というのは、操体独自の診断法(評価法)である。

勿論、視診、触診も入るのだが、この二つと決定的に違うのが:

視診、触診:構造力学的に診ているということだ。どういう事かというと、骨格が歪んでいるのを目で診る、皮膚の色、状態を診る。あるいは触れてみて硬結、骨格、例えば脊柱の配列異常を診る。それでは動診はどう違うのか。動診について、橋本敬三先生は「ボディの歪みは動かしてみればわかる」と書かれている。これが動診、運動力学的な診断法である。



そして、その「動診」という意味の中には『動かしてみて、快適感覚をききわける』という操体最大の特徴が含まれている。