面白い話を師匠から聞いた。
橋本先生は数多くの色紙を残されている。
多分師匠が一番色紙を書いていただいたのではないか。
月に一度、東京から仙台通っていた際に、何枚かまとめて書いて
いただいたらしい。
私が感動したのは「文献の重み」という色紙だが、それだけではなく、色紙の裏側に色々細かいことが書かれている。
『研究成果を文献にして残すのも義務である』とか、示唆に富んだ
名言が書かれている。
ちなみに、橋本先生は患者さんには、
『操体は簡単だ』と、おっしゃっていたらしい。
逆に、本当に真剣に学んでいる弟子達には
『えらいことに足をつっこんだな。でも、一生楽しめるぞ』と
と、言われていたそうだ。
これが何を意味しているかは、個人個人の受け取り方が違うかもしれないが、興味深い事実である。