年が明け、1月7日(土)に、操体法臨床講座(講師:三浦寛先生、サブ講師:畠山)、8日に操師養成特別講座(通称特講)の講習はじめが行われた。
臨床講座は毎週土曜連続9ヶ月というハードなスケジュールだが、今回は9ヶ月36回終了しても、まだ勉強したいということになり、今年3月まで延長することになった。
この講座は、「操体の最高学府」とでも言うべきもので、質の高い講義が行われているし、受講生も実際臨床に携わっている方が殆どである。私のところで「操体の門を叩き」「ある程度操体について理解を深め」てから、更なる操体の追求と学びのためにこの講座を受講する方も多い。
それはさておいて、
昨年の講習の中で何か気がついたことがあれば言って欲しいというリクエストが師匠からあり、2,3気がついたことを話した。
★言葉の誘導について
・講習中に、操法を行いながら言葉の誘導をしているのを聞いていると、一番大切な『からだにききわけて』という誘導語を忘れている場合が多い。
・「からだにききわけて」という言葉は、橋本敬三先生も使われていた言葉で、とても重要な言葉である。
★講習中に何か不明な点があったら、隣を見ないで(隣が間違ったことをやっている可能性もある)、挙手して先生に質問すること。
間違ったものを見て、それを覚えてしまうのはヘンな癖がつく原因となる
などをあげてみた
(一度クセがつくと、修正に苦労する)
自分も昔クセの修正で苦労した経験があるので、よくわかる。
○年明け一番の実技は、何度も練習してはいるが、今一度不安というか、消化できていない手関節への介助の与え方の復習をした。
背屈、掌屈、外旋、内旋、どれも実際の操体臨床でよく用いられるものだが、以前やった時から時間が少し経つと記憶が曖昧になるようなので、再度復習となったのだ。
練習、復習、ちょっと間をおいてまた復習、そのような講習の時間が今年も始まる。