操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

寝操体法

まあ、操体でとるポジションと言えば、仰向け(仰臥位)が一番かもしれない。

伝統的というか、橋本敬三先生がされていた「正姿勢」(仰臥位)でのとりかたは、まず、仰向けで肘を支えにして腰(お尻)を天井に向かってそっと持ち上げて、下ろす。腰が辛くて無理な場合もあるが、この時、膝を曲げさせて腰を上げて下ろさせても意味がない。



細かいことにうるさいかもしれないが、基本は基本である。

仰臥位での正姿勢をとらせる場合は、膝伸展位で、腰を天井に向けて上げていただき、そっと下ろす。

それが辛い場合は、腰ではなく、胸をそらすようにして、胸を天井にむけて上げてから下ろす。

その後、再度肘を支えにして腰を天井に向けて持ち上げてもらうと、先程よりは無理なく腰が天井に向けてあがるはずだ。



この状態から視診、触診にはいることが多いが、「寝操体法」というのは、たまたま愛読している内藤景代さん(NAYヨガスクール)のの新著の案内があり「寝ヨガ」という新しい(?)ジャンルの本を近々出されるという記事を読んだからである。

CD−Rつきで、寝ながらヨガにトライできるらしい。