操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

視覚

人間が得る外部情報の7割は目によるものらしい。

なので、目隠しなどをされて視界を遮断されると、皮膚感覚は情報収集のために、いつもの何倍も働き始めるらしい。



操法を行う時に、目をしっかり開けている人がいる。

半分は『操体はどんなことするのか』とか『操者の手元は』とか『どんなワザ(ほんとはワザではない)を使うのか』と、興味津々で目を開けている場合。もう半分は、緊張していて、やたらまばたきをくりかえしたり、何だか目を閉じているのはもったいない(?)という雰囲気の場合。



実際のところ、目を開けていられると、なかなか感覚のききわけがとおらない場合がある。



どうみても、目からくる外部情報に注意が行きすぎて、からだの感覚のききわけまでまわらないのだ。



そういう時には「目を閉じていても構いませんから」と、伝える。



それでもやっぱり目を開けている人がいる。



今度、実験的に目隠しをして、操法を試してみたいな、と思っている。



・目を自然に閉じた場合(自発的)

アイマスクなどで目を覆った場合(強制的)

・目を開けた場合