操体法関連以外

もう二度と嫉妬に苦しまないための81のレッスン―軽やかな人生を送るために、あなたができること
- 作者: マリボレル,Marie Borrel,浅岡夢二
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: 単行本
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「ゆるし」の次は嫉妬か(笑)
誰かに嫉妬したことがない、という人はいないだろう。
下に見える人(もの)を見て悦に入る
上に見える人(もの)を見て反感を抱く
上に見えるものへの反感が向上心と結びついた場合は
もはや嫉妬と呼ばれないことが多い
(以上wikipediaより)
この本によると、「嫉妬」という感情が起こる原因は幼い頃にあるという。その頃の古い傷が今、痛み出したのだ。
確かにこれは思い当たる。例えば、妹に対して『妹ばかり可愛がられる』とか『小さい妹だけ連れて
自分はおばあちゃんのところに置いて行かれた』とか、そういうことも原因の一つになるだろう。逆に妹は『姉ばかり、お金をかけて』とか思ったりする。また、子供の頃に受けた、大人の小さな裏切りもその種になったりするのだろう。
例えば『お姉ちゃんだから、我慢しなさい』というような言葉で、感情を抑えて我慢することを覚えるとする。その『我慢』というものが心の奥深くふつふつと生きていて、ある程度成長した時に痛み出すのが、嫉妬なのかもしれない。
しかし、ある程度大人になってから抱く嫉妬は、仕事上のライバルへの嫉妬もあれば、恋人やパートナーに対する嫉妬が一番多いに違いない(少なからず、この本はフランスの本なので、メインテーマはこれだと思う)
この本には具体的に、嫉妬に苦しまないための81のポイント(レッスン)が書かれているが『自分がするかもしれないという恐れを相手に投影している』とも書かれているし、『カラダを動かしてみる』など、具体的な方法も書かれている。『相手の手帖や携帯電話の着信をチェックするということは、相手をおとしめるだけではなくあなた自身をおとしめているのです』とも書かれている。
「誰かを所有することはできない』とも。
小さいサイズの薄い本だが、中身は濃く厚い。
「嫉妬」という感情を避けないで、立ち向かうことも必要なのかもしれない。
おまけ。
が、昔から、中国の後宮や、中国の金持ちの奥方達(金瓶梅とか)、日本だったら大奥。トルコだったらハーレムのように、女が集まると大抵「嫉妬合戦」が起こるのは何故か?
あと、誰かから聞いた話で、「その昔、中国のお金持ちの旦那に三人の妻がいましたが、いつも喧嘩ばかりしていました。その後、旦那様がもう第四夫人をめとったところ、4人の妻はその後、仲良く麻雀をしてくらしましたとさ」という話があるらしい。
また、どこの国でも共通らしいのが、女同士はお互い嫉妬の対象になるのだが、中国でも日本でも、男(の愛人)をご主人なり殿様がつくるのは割と平気らしい。
私の友人のあるいい男は「男の嫉妬のほうがすごいんだよ」と、教えてくれた。「嫉妬なんかするのは女々しい」とか行って育てられたからかどうか知らないが。