コミックの細分化が進んでいる。
何年か前は、「ビジネスマンが電車の中でマンガを読む姿は恥ずかしい」と言われたが、最近はそんなことを言う人は少なくなった。
というか、コミックを読む年代が大人になったからだと思う。
「漫画」と書いた頃にはマトモなものは「サザエさん」位だった。またはオバサンも読んでいたのは「小さな恋の物語」(漫画自体は嫌いではないが、漫画を異様に嫌っていた親が「これだけは好き」と言っているのと、「小恋」が好きという人に共通の妙な少女趣味が何だかずっと、そうだな、中学生の頃から現在に至るまで私にとっては脅威なのだ。トラウマかも)
というか、学生の頃もいたし、今もいるけど、いい年こいて自分のことを
「チッチ」
っていう方、結構いたりします。やめてほしいです。
小さくて非力でお茶目で恥ずかしがり屋のかわいい女の子を自分に模しているかその昔やっていた岡崎友紀主演のドラマの影響か知りませんが。。はい、すいません、中学時代からのトラウマかもしれません。
みつはしちかこさんには恨みも何もありません。はい。

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脱線しましたが
昔、「コミックの細分化が進んで、老人向けコミックなども出るであろう」という予測がありました。その通りになりつつあるのでは。コミックが一世風靡することもありました。
小林まこと氏の「What's Michel?」はアメショ(アメリカンショートヘア)ブームに。
「バガボンド」←「バカボン」だと思った人は多かったらしい。私は英語の意味知ってましたから、「バカボン」とは思いませんでした。
は、NHK大河ドラマで「宮本武蔵」をやるきっかけにもなった。
大作は
「課長 島耕作」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%B2%E9%95%B7%E5%B3%B6%E8%80%95%E4%BD%9C#.E5.B3.B6.E3.81.AE.E5.B0.86.E6.9D.A5
(ウィキペディアより。この解説、すごく面白い・・・)
多分
「社長 島耕作」になるんだろうが、
「経団連会長 島耕作」とか。
大人向けといえば
「黄昏流星群」(島耕作と同様弘兼憲史氏作)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E6%98%8F%E6%B5%81%E6%98%9F%E7%BE%A4
これはコドモが読むものではありませんねぇ・・
いえ。内容が18禁なのではなく、オトナの恋ですよ。人生に疲れた中年男女が主人公ですが、
大抵は最後救われます(よかった・・・・)
オトナといえば
「女帝」「女帝 花舞」
前者は熊本出身の女の子が銀座で「女帝」と呼ばれるまでのお話。私はこれで銀座のシステムを知りました(社会勉強です)。「花舞」は「女帝」彩香(あやか)さんの娘、明日香が母親に反発して、「ママがホステスなら、私は舞子だっ」と、祇園の舞妓さんから芸妓さんになる話です。いやあ、祇園のシステムってこうなってるんですか・・。勉強になりました。掲載誌が確か「漫画ゴラク」(だったか)なので、政界・極道界のキャラもたくさん出てきます。
で、先日ネットカフェで「花舞」の新刊が出ていたので読んだのですが、終わっちゃったんですよ。ええええ?こんな終わり方かいな。。。という感じでした。

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「レディコミ」も忘れてはいけません。
出た当初は男性のエロ漫画家がバイトで描いていたという話も聞きますが、女性が描いたのか男性が女性名で描いたのかは、絵柄構成を見ればわかります。ストーリーの進め方がやはり女性作家とは違うんですよ。
レディコミと言えば
「クレオパトラ 氷の微笑」
レディコミの女王と言われた森園みるく氏の長編。作者は男性らしいですが、第一話とその後のストーリーの展開の仕方が全く違って面白い。登場人物は殆ど美形。意味もなく毎回登場するSMスタイルの人とか、アクションシーンもたくさんあります。マリリン・マンソンみたいな悪役とかも出てきたり。要は財閥大道寺家の長の座を兄弟姉妹が争う話なのですが、最後のほうに出てくる、圭子様の妹、霊子様のキャラ設定がすごいです。ここでかくのはちょっとはばかっておこう。

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とか何とか言ってやはり面白いのは

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これはイブニングに連載中(?)確か「ヤング島耕作」も一緒でした。映画はまだ見てません。
これは外せません。かれこれ10年連載してるんじゃなかろうか・・・
でも面白い

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